
大切な家族であるペットを供養する際に欠かせないのがお供え物ですよね。
しかし、実際に用意しようと思っても「どんなものを供えていいの?」「これはマナー違反にならないかな?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、ペット供養でのお供え物の基本マナーについて解説します。
もちろん、ペットのためを思って用意したお供え物はどんなものでもペットも喜ぶことかと思いますが、ある程度の知識を持ったうえで選んであげるとなお良いですね。
お花
お供えして良いお花

お花の色味は基本的に濃くない淡い色味を選択すると良いでしょう。
副葬品としてのお供え物なら、なおさら淡い色でないとお骨に色が移ってしまい、きれいにお骨を残せない場合があるため注意が必要です。
また、ペットは嗅覚が優れているため、あまり香りが強すぎないお花を選ぶのも思いやりです。
季節に合わせて桜やひまわりなどをチョイスするもの良いですね。
寂しすぎず派手すぎない、ペットに似合うお花を用意してあげましょう。
控えた方が良いお花
お供えには、バラ・彼岸花などのトゲや毒のある花は避けるべきと言われています。
ただ、バラはトゲの処理をしてくれているお花屋さんも多く、トゲを抜いたバラであればお供えしても問題はないとされています。
また、香りが強すぎる花や花粉が飛び散るお花も不向きとされており、なるべく避けたお花で花束を作るのがベターですね。
安全性や清潔さを考慮し、長く飾れるお花を選ぶと安心ですね。
お花についてのマナーはコチラ(https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/10584)もご参照ください。
ご飯やおやつなどの食べ物
お供えして良い食べ物
食べ物のお供えは、ペット霊園やペット斎場によってルールがあるため、事前に確認しておくことが必要ですが、一般的には生前好きだったおやつやフード・ご家族様が食べるおやつやフルーツなどをお供えするのが多いですね。
また、生菓子などの冷蔵品は避け、腐りにくい日持ちするものを選ぶとよいでしょう。
夏場などは特に日持ちがするものでも、食品のお供えには注意が必要です。
供養後にご家族様がいただくことで、ペットと一緒に食べるという気持ちを持てるのではないでしょうか。
控えた方が良い食べ物
お供えに適していないとされる食べ物には傷みやすい生もの・においのきつすぎるものなどが代表的です。
また、ペット霊園やペット斎場では持ち込み禁止のものもあるため、お供えする施設のルールは確認しておきましょう。
さらに、屋内型納骨堂では「食べ物自体のお供えが禁止」のルールもある可能性があります。
そのため、必ず確認してから準備しましょう。
お供えものについてはコチラ(https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/7502)にも少々記載してありますので、ご確認くださいね。
おもちゃ
お供えして良いおもちゃ
おもちゃのお供えには、ペットが生前にお気に入りだったおもちゃや首輪・リードなどが一般的です。
馴染みのあるおもちゃなどをお供えしてもらうと、ペットも安心して天国でも退屈しないで楽しく過ごせることでしょう。
また、納骨堂では衛生面上清潔なものをお供えしましょう。
年季の入った汚れたものは、たとえ思い出の品でも控えるのが無難ですね。
控えた方が良いおもちゃ
おもちゃのお供えでは、納骨堂に入るベストな大きさのものを用意しましょう。
例えば、大きすぎるぬいぐるみやキャットタワーなどの大型おもちゃは、お供えが不可能となります。
また、湿気やカビの原因になる布製品も注意が必要です。
おもちゃのお供え物にもまた、ペット霊園やペット斎場のルールに従い、ペットが楽しめるものを準備すると良いですね。
ペット霊園のルールに従ってお供えしましょう
お供え物にはお花や食べ物・おもちゃなどが一般的ですよね。
中でもお花であれば淡い色味のお花・香りが強すぎないお花で寂しすぎず派手すぎないものを選ぶと良いでしょう。
食べ物であれば、傷みやすい生菓子は避け、日持ちのするものやペットが好きなおやつなどを用意しましょう。
おもちゃは大きすぎない適切なサイズのものを選び、衛生面上清潔なものを準備し、また湿気やカビの原因となる布製品のものは注意が必要です。
お供え物はペットのためを想って用意するものですが、ペット霊園やペット斎場による納骨堂のルールによってお供えできるものとできないものが存在します。
必ず、お供えする納骨堂や霊園のお供え物ルールを確認してから用意するようにしてくださいね。


