私たち人の供養では、お供えにもマナーがありますよね。
ペットの葬儀や供養では、お供えにマナーはあるのでしょうか。
今回は、そんなお花やお手紙などのお供えマナーについて詳しくお話ししたいと思います。
マナーを知って、ペットに寄り添ったお供えをしてあげましょう。
お供えに適したお花の選び方
自宅供養の場合
自宅供養 の場合は、マナーにとらわれずペットのためを想った色味や種類のお花を用意すると良いですね。
一般的に、火葬時のお花には種類や色などを気にして用意する必要がありますが、お供えのお花では気にせずに一番贈りたいものを選ぶと良いですね。
しかし、自宅供養の場合注意したいのが、他のペットが自宅にいるケースです。
ユリ科の植物などは、動物にとって有毒になるため、誤飲の事故が起きてしまう危険性があります。
特に猫を飼っている家庭では、注意してお花の種類を選びましょう。
生花でなく造花やブリザードフラワーでお供えを贈るには、気にすることなくペットに似合う色や思い入れのあるお花などを選択すると良いですね。
納骨堂の場合
納骨堂にお供えする際のお花の選び方は、自宅供養よりも少し気を配る必要があります。
というのも、納骨堂は個人での納骨ではありますが、他のペットも周りに眠っています。
お供えをあまりに豪華で派手なお花にしたりすると、他のご家族様への配慮として欠けている部分も感じてしまいます。
もちろん、亡くなったペットを想ってのお供えなのでタブーというわけではありませんが、他のご家族様の目にもつくということは頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
また、共同墓地で眠っているペットへのお供えも同様です。
お花に関する詳しい解説はコチラ(https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/10337)もご参照くださいね。
手紙やメッセージを書くときの注意点
人の目にも触れることを意識する
自宅供養や納骨堂へのお供えにしても、お手紙を渡すとペットへ想いはさらに届くことでしょう。
ただ、亡くなったペットへ向けたお手紙であっても、目を通すのは飼い主様であるご家族様です。
たとえご家族様間の間柄だとしても、失礼な言葉やマイナスになるような言葉を避けて、ありのままの想いをペットへ綴りましょう。
お焚き上げするのであれば燃える素材を使用する
お手紙も供養の一環として周忌などでお焚き上げしようと考えているご家族様は、紙製の便箋を使用するようにしましょう。
ガラスや金属に掘るメッセージなどは、燃えない素材のためお焚き上げが不可能になってしまいます。
ガラス製のアクリルや彫り物でメッセージを贈りたいご家族様は、永久にお供えしておくものとして考えておくと良いかもしれませんね。
当日の服装やふるまいについて
喪服での必要性
ペットの火葬や供養時は喪服である必要はありません。
しかし、禁止はありませんがご家族様に配慮するためにも、ある程度のマナーは知っておく必要があります。
例えば、派手すぎる服装や動物の皮を使用したアウターやバッグなどはNGとされています。
自宅供養の場合にご自宅に伺う際にも同様に、普段着でも構いませんが追悼の意識を持って服装を選択することも大切ですね。
供養時のふるまい
供養時のふるまいは、とくに正解といった行動はありません。
ペットへの思いやりやご家族様への配慮、最低限のマナーを守って寄り添うことができていればタブーはないと言えますね。
火葬時や供養時は「気持ち」が一番大切となりますので、そういった行動を心がけましょう。
ご家族に失礼のない配慮とは?
ペットのためを想って行動する
亡くなったペットを偲んでの火葬や供養ですので、そのペットのことを一番に想って行動しましょう。
その気持ちがご家族様にとっても何より嬉しいことだと思います。
もちろん、お悔やみの言葉をかけたり贈り物をしたりと、ご家族様への配慮も必要ですが、念頭には「ペットのために」を忘れないようにしておけば、失礼に値はしないのではないでしょうか。
マナーをわきまえる
ある程度のマナーは知っておく必要がありますね。
先程ご説明したお花のマナーや服装もですが、他にも細かくみていくとNGな言葉や贈り物なども存在します。
副葬品を贈るには、入れられるものと入れられないものがあることや火葬時のペット同伴のマナーなど、一通りのマナーを確認しておくことは重要だと言えますね。
お供えのマナーを知ってペットの供養に参加しましょう
火葬時やお供え時に大切なものは「気持ち」です。
しかし、ある程度のマナーを知っておくことは重要です。
お花やメッセージなどの贈り物はペットのためを想って用意し、またご家族様への配慮もしっかりと行いましょう。
正解といった行動はありませんが、ご家族様やペットに寄り添った行動を取ることが何よりも大切です。
人の為を想った気持ちは、ペットにもご家族様にもきっと伝わることだと思いますので、しっかりと供養をしてあげたいですね。