ペットの火葬のために家族でお見送りするには?

大事なペットが亡くなってしまったら、葬儀には家族全員で見送りたいですよね。
しかし、どうしても都合がつかなかったりと難しいこともあるかと思います。
そこで今回は、家族全員でお見送りするためにできることや方法などをご紹介していきます。
ご参考にしてみてくださいね。

希望日に火葬するためには

2希望日に火葬するためには ペットの火葬のために家族でお見送りするには?

休暇を取る

まず、希望の日に家族でお見送りするためには、仕事の休みを確定する必要があります。
ご家族様間で平日休みや土日休みなど、バラバラでなかなか合わせるのが難しいご家庭もあるかと思います。
そうなると、お休みを取り調整しなくてはいけません。
ペットにも忌引き休暇が適応できる?休みがとれるのかと不安なご家族様には、このあと少し休暇について触れているので目を通してみてくさだいね。

火葬の依頼をする

火葬の希望日が決まったら、まずはペット火葬業者に連絡をし、火葬の依頼をしましょう。
基本的に当日でも受け入れてもらえるペット火葬施設も多く存在しますが、予約制となるため、空きがないとご希望の日にちや時間で取れない可能性も十分にあります。
希望の日があれば先に連絡を入れておきましょう。

家族の意見をあらかじめ相談しておく

火葬の予定が決まったら、ご家族様間でのちの供養方法などをご相談しておきましょう。
供養方法によっては火葬のプランを決めなくてはなりません。
例えば、納骨や自宅供養をしたいのであれば、合同火葬ではなく個別火葬を選択する必要があったりと、のちにできることが変わります。
決めきれないご家族様は、とりあえず個別火葬を選択しておくとその後の変更が効きやすいためおすすめです。

安置をする

火葬の時間が死後すぐではない場合は、安置が必ず必要です。
どうしても、動物が亡くなってしまうと腐敗が始まってしまうことは避けられません。
そのため、綺麗な状態で旅立たせるためにも安置はきっちりとしておきましょう。
まずはご遺体を綺麗に洗体し、可能であればお尻や口に詰め物をしましょう。
怖かったら動物病院でしてもらうといいですよ。

そしてそのあとは保冷をしっかりと施し、体を常に冷やしておくように心がけてください。
小さな小動物であれば冷蔵庫で眠らせてあげるのも効果的です。
室内で寝かせる場合には冷房の効いた室内で、保冷剤をこまめに取り換え溶けることのないよう十分に気にしておきましょう。

準備をする

安置も火葬の依頼も家族間での意見のすり合わせも終わったら、火葬の準備をしましょう。
基本的に火葬の依頼時に持ち物や流れなどを案内してくれるかと思いますのでその指示に従いましょう。
火葬の当日までに用意しておきたいものとしては「遺影にするお気に入りの写真」「ペットが生前好きだったごはんやおやつ・おもちゃなど」はあらかじめ用意しておきましょう。
お花やお棺などは当日でのご購入も可能なペット火葬会社が多いですが、事前に確認しておくといいですね。

休暇の取得方法

3休暇の取得方法 ペットの火葬のために家族でお見送りするには?

忌引き休暇

私たち人間の葬儀に参列する際は「忌引き休暇」が取れますよね。
しかし、残念ながら今の社会では、ペットが亡くなった際の忌引き休暇が取れる会社はごくわずかなのが現実です。
お勤めの会社がペットの忌引き休暇申請に対応している会社であれば忌引き休暇で心置きなく葬儀に行くことができますね。

有給休暇

忌引き休暇が認められていない会社が圧倒的に多いため、希望の火葬日にお休みを取る場合は有給休暇を申請するほかありません。
有給の申請は1か月前だとか、会社で休暇申請の制度は大きく異なると思いますが、できる限り休めるよう上司に相談してみましょう。

どうしても休暇が取れない場合

有給の申請が間に合わない・入社したてで有給が発生していないなど、急にお休みを摂るのは難しいご家庭も多いかと思います。
そんな時は訪問ペット火葬を検討してみるのはいかがでしょうか。
霊園や斎場に赴く時間はなくても自宅に来てくれる火葬車であれば、ご自宅にご家族様みなさんが集合できる時間に調整することもできます。
なるべくは希望に沿ったご提案ができることもあるかと思いますので、気になるご家族様は一度ご相談くださいね。

安置の方法

4安置の方法 ペットの火葬のために家族でお見送りするには?

冷蔵庫安置

先ほどもチラッと触れましたが、小さな小動物は冷蔵庫で眠らせてあげるといいでしょう。
その際は、ペットが入るサイズのタッパーなどを用意し、ふかふかの敷物を詰めて寝かせてるといいですね。
タッパーの中に好きなご飯やおやつを一緒に入れておくとニオイにも包まれ安心して眠れるのではないでしょうか。

室内安置

室内で安置する際は、保冷をしっかりすることを心がけましょう。
冬場で暖房を使用しているのであれば、安置する部屋は暖房を切り、冷たいお部屋で寝かせましょう。
夏場であれば冷房の効いた涼しい部屋で寝かせ、こまめに保冷剤を入れ替えるのも忘れずに。
安置が適切にできていれば、死後も数日は一緒に過ごすことができるので、しっかりと施しましょう。

家族みんなでお見送りできるように準備をしましょう

5家族みんなでお見送りできるように準備をしましょう ペットの火葬のために家族でお見送りするには?
ご家族様みなさんでお見送りしたいという思いは当然ですよね。
希望の日を決め、休暇をとったり火葬の依頼を終えたら、きちんとした安置を施し火葬の準備をしましょう。

また、事前にご家族様間で供養の方法を話し合っておくことも大切です。
それによって火葬のプランも選択する必要があるため、相談しておきましょう。
そして万全な状態で、後悔のないお別れになるようご家族様みなさんでお見送りしてあげてくださいね。

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中村 千尋
「すべての動物たちが幸せに過ごせること」を願い、愛玩動物看護師として動物病院で勤務しています。 2020年・2021年と猫と犬を1頭ずつ見送り、現在は犬2頭と生活中です。
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