ペットが初めて火葬を行うとき、葬儀や段取り・供養など人の葬儀と同じなのかなど、気になることもあるのではないでしょうか。
人の葬儀もペットの葬儀も、実は大差はないのですが、細かくお話しすると人と異なる点は多く存在します。
ペットも人のように手厚い供養ができますし、きちんと葬儀を執り行うことも可能です。
そこで今回の記事では、ペットの火葬と人の火葬との違いをご説明します。
ペットの葬儀と人の葬儀の違い①
金額
ペットの葬儀と人の葬儀との違いで大きいのは「金額」の違いです。
人の葬儀では、小さな家族葬でも40~60万円程度はかかりますよね。
ペットの葬儀では、火葬や収骨・返骨などを含めても平均すると50,000円程度が相場となっています。
料金はペットの種類や大きさにより異なりますが、50万円かかるケースはほとんどありません。
しかし、金額が安いからといって手厚くしてもらえないわけではないので、安心してくださいね。
日程や流れ
人の葬儀の流れは、お通夜・告別式となるケースが多いですよね。
しかし、ペット葬儀はお通夜を執り行わずセレモニーのあと火葬を行い、終了となります。
人でもお通夜をなしにするご家庭もありますが、告別式では読経、供花、お別れ、火葬、収骨という運びになりますよね。
ペットの葬儀でも、実は大まかには流れが一緒で、読経、副葬品やお花をお棺に入れる、お別れ、火葬となっています。
火葬までの期間
人は法律で死後24時間以内の火葬が禁止されています。
しかし、ペットの火葬では禁止の決まりはなく、死後すぐでも火葬を執り行うことができます。
また、人ではおおまかに亡くなった翌々日にお通夜その次に告別式となるケースが多いですが、ペットでは適切な安置を施しておけば数日延長することも可能です。
ご家族様のご都合に合わせてみなさんで見送れる日を選択すると良いですね。
スタッフの多さや参列者の多さ
やはり、スタッフさんの多さなどの規模は人の葬儀との大きな違いになるでしょう。
スタッフの数もですが、人の葬儀には参列者も多くいらっしゃいます。
ペットの葬儀でも参列者の制限はありませんが、基本的にご家族様や親しかった人たちだけで執り行うことが多いです。
また、スタッフさんももちろん立ち会ってくれますが、人と比べてしまうと規模は小さくなってしまいます。
火葬時の服装
人の告別式に参列する際は喪服に身を包むのは常識ですよね。
ペット火葬の葬儀では、そういった取り決めはなく、服装の指定はございません。
ただ、他のご家族様や亡くなったペット達を偲ぶ場であるため、派手すぎる服装はあまり良く思われないのは事実です。
特にマナーはありませんが、明るすぎる服装は避け、落ち着いた服装で火葬場に向かうほうか好ましいですね。
ペットの葬儀と人の葬儀の違い②
忌引き制度
身内がなくなってしまった際に、会社では忌引き制度が適応され休暇が取れますよね。
しかし、ペット業界では残念ながら現在のところ忌引き制度が確立されている会社はごくわずかとなるため、一般的に忌引き休暇が取得できないということになります。
そのため、ペットが亡くなってしまった際には有給休暇を取るか休みまで適正な安置をして日程を伸ばすかなど、検討する必要がありますね。
喪主
人の葬儀では喪主を決めて執り行います。
しかし、ペットの葬儀では喪主という概念はありません。
もちろん、ペットが一番大好きだった人の近くで見送ってもらいたいという気持ちはあると思いますので、代表という位置づけはしても良いのではないでしょうか。
香典
最近では香典や香典返しなどのしきたりは少なくなってきたかのように感じますね。
それでも、人の葬儀では参列する際に香典を持参することがマナーとなっています。
ペットの業界では、香典などの風習はあまりなく、ただペットのお別れに参列してあげてほしいという思いで執り行います。
そのため、香典返しなども発生しないのが人との違いともいえますね。
人とペットの葬儀には細かい違いがたくさんある
読経しお棺にお花を入れたり供花、お別れをして火葬、収骨といったおおまかな流れは人とペットでさほど異なることはありません。
しかし、ペットと人の葬儀での違いを挙げるとすると、金額の違いや火葬までの期間、規模や服装、忌引きや喪主・香典などの風習や制度など、細かくたくさんあることがわかります。
ただし、人もペットも、安らかに眠ってきちんとした道へ導いてもらえるように、手厚く供養してもらえる点は変わりありません。
ペット葬儀業者も人の葬儀業者も、どちらも信頼のおける火葬業者と出会うことができれば、自ずと後悔のないお別れができるのではないでしょうか。
お悩みのご家族様は、ぜひ愛ペットグループへご相談くださいね。
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