ペットが亡くなった…と思ったけど、本当に亡くなっている?
外傷がなく眠っているだけのように見えたり、発作などで突然倒れたりすると、ご家庭ではペットが死亡したかの判断が難しいケースがありますよね。
弊社でも、お問い合わせ時に「亡くなったかどうかわからない」というご不安や「亡くなったと思って火葬予約をしたけど、息を吹き返した」というお声を聞くことがあります。
そこで今回は、ペットが亡くなったかどうか、ご家庭で確認する方法をご紹介したいと思います。
亡くなっていると勘違いしやすい冬眠についても、詳しく解説しますので参考にしてくださいね。

ペットが亡くなった?まずは確認を

呼吸

まずは呼吸しているかどうか確認します。
犬や猫などの場合は、お腹や体全体が規則正しく動いているか観察しましょう。
呼吸の回数は、平常時では1分間あたり小型犬で25回程度、大型犬で15回程度と言われています。ただし、状態によっては数回程度しかないということもありますので、注意深く見ることが大切ですよ。焦らずによく確認するようにしましょう。

脈拍

心臓が動いていれば脈拍があります。
犬や猫の場合は、胸の下あたりに手のひらを押し付けると、ドクンドクンとした脈動を感じることができます。
犬では後ろ足の付け根(股関節)のあたりに大動脈があるので、ここを手のひらで感じとることも可能です。ただ、心臓機能が弱まっている場合には、血圧も低く脈動も小さくなっています。大動脈での確認はある程度の血圧が必要なので、感じ取れないときは、胸の下でも確認した方が良いでしょう。

体温

体温を測るときは、一般家庭向けのペット用温度計を使用しましょう。
動物病院ではお尻の穴(直腸)から測定していますが、訓練していないと腸を傷つけてしまうことがあります。ご家庭では、耳や脇の下などで測定できるタイプのものを使用するようにしましょう。
犬や猫は、平常時の体温(お尻の穴から測定した場合)は38から39℃くらいです。耳や
脇の下で図る場合はこの通りではありません。
体温計を購入したら、普段の平熱を測っておくのがおすすめです。耳なら耳、脇の下なら脇の下と、毎回同じ場所で測るようにしてくださいね。

仮死状態・失神することも

呼吸・脈拍があり、体温も高いときには、仮死状態や失神が考えられます。
てんかんの発作、突然の心臓のトラブルなどで起こることがありますので、まずは強く呼びかけたり、体を叩いたりして応答があるか確認してみてくださいね。
もしこのような事態になってしまったら、ご家族様自身でペットの蘇生を試みるのは危険です。すぐに動物病院に連絡して、対処について相談するのが良いでしょう。
かかりつけ医のほかに、救急外来も調べておくと安心ですよ。

もしかして冬眠かも!?

冬眠ってどんな状態?

冬眠は呼吸数や心拍数を出来るだけ減らして、基礎代謝を平常時の1から25%程度に抑えることで、冬などの食べ物が無い時期を乗り越えるために行います。
排せつのためときどき目覚める動物もいますが、まったく目覚めない動物もいます。
具体的にはどんな状態になっているかというと、例えば冬眠中のシマリスは、平常時では1分間に95回程度の呼吸数が、冬眠中は数分に1回程度、体温は4℃前後まで下がります。
一見するだけでは、亡くなっているのと区別ができないかもしれませんね。
ちなみに、体温、呼吸、心拍が低下するため、冬眠中に亡くなってしまう動物も少なくありません。

冬眠する動物の種類


ペットで冬眠する動物としては、ハムスター、シマリス、プレーリードッグなどの哺乳類、
カメやヘビ、カエルなどの爬虫類や両生類が該当します。
ただ、冬が無い国の在来種の爬虫類や両生類は冬眠しないようです。

冬眠しない動物


ご存じの通り、犬や猫、鳥は冬眠しません。
じつは、最近人気のヨツユビハリネズミも冬眠しない動物です。
冬眠した、という声をお聞きすることがありますが、低体温で動けなくなっているということも考えられますので注意して観察しましょう。
冬眠しない動物が、冬に冬眠したように動かない状態は非常に危険です。安易に温めたりせず、すぐに動物病院に連絡してくださいね。

冬眠させない方が安全

野生状態では、気温が下がってくるとたくさん食べて、冬眠に入るためのエネルギーを蓄えます。
ですが、家庭で飼われていると、急激な朝晩の冷え込みなどで急に冬眠してしまうことがあります。何の準備もしていないので、冬眠中に飢餓状態になって、亡くなってしまうというケースも少なくありません。
また、準備して冬眠に入ったとしても、残念ながら冬眠中に亡くなってしまうリスクは避けられません。
悲しい事故を起こさないためにも、冬眠する可能性がある動物には、1年中快適な温度の環境で冬眠せずに過ごさせてあげるのが良いですね。

冬眠が疑われたら

急激な冷え込みが続き、ペットのハムスターが急に動かなくなった!なんてことが起こるかもしれません。
最近寒かったし・・・と、ご家族様は冬眠を疑いますよね。
でももしかすると、冬眠ではなく、他の病気などで具合が悪くて動けないのかもしれません。
冬眠したかもしれないと慌てて自己判断せずに、すぐに動物病院に相談することが大切ですよ。

確実な判断は動物病院で

獣医師による判断

動物病院では、呼吸、脈拍、体温に加え、瞳孔の収縮、死後硬直が始まっているか、なども確認します。
病気などで自宅療養していたようなケースでは、ご家族様にも判断できるかもしれませんが、突発的な失神や意識不明の状態などでは、ご家庭で判断するのは難しく、間違った判断をすることにも繋がります。
仮死状態なら蘇生が必要になりますので、まずは動物病院に連絡するのが良いでしょう。

死亡診断書が必要なことも

ペット保険に加入されている場合、保険の申し込みや解約に動物病院が発行した死亡診断書が必要なケースもあるようです。
死亡診断書のほかに、ペット火葬業者が発行する火葬証明書や、納骨・埋葬の証明書などで代用できることもあります。
愛ペットグループでも対応していますので、ご入用の際はお問い合わせくださいね。

愛ペットグループ お問い合わせはこちらから
https://aipet-group.com/contact/

ペット保険の解約については、弊社の動物供養.netをご覧ください。

ペット保険の解約のために、火葬証明書は必要?

ペット火葬は焦らずに

ご自宅で安置する

残念ながら亡くなっていることが分かったら、なるべく早くペットのご遺体を安置してあげましょう。
ペットがゆったりと寝られるサイズの箱などを用意し、ペットのサイズに応じて、ペットシーツやタオル、ハンカチなどの敷物を敷いてからペットを寝かせます。
汚れがあれば拭き取り、目や口は閉じるようにしてくださいね。
タオルなどで保冷剤を包んで、お腹を中心に冷やしておきます。ご遺体は、日光や風が当たらない涼しい場所で安置しましょう。部屋の気温を低めに設定して、ご遺体をなるべく冷やせるようにしておくと安心ですよ。
動物別の安置方法は、弊社の動物供養.netでご紹介していますのでご覧くださいね。
https://xn--vsq81f633bhk6a.net/

ペットにもお通夜をしてあげたい

お通夜は、亡くなった人と最後に一緒に過ごす夜で、亡くなった人が寂しくないように夜通し見守るという意味があると言われています。
これは、ペットでも同じですよね。
ペットが亡くなったらご家族様の喪失感や悲しみは計り知れません。すぐに火葬してしまっては、お気持ちを整理する時間もないでしょう。
せめて一晩ご自宅で一緒に過ごし、ペットとのお別れを受け入れる準備をすることが大切だと思います。
最後に一晩一緒に過ごすことで、ご家族様のお気持ちも少しは落ち着きますし、ペットの死が間違いないものだという覚悟もできますよ。

愛ペットグループに相談を

ご自宅で安置されたあとは、愛ペットグループなどのペット火葬業者に火葬や供養について相談してみましょう。
最近は、火葬中もお立合いいただけたり、お骨上げができたりするプランもありますし、
納骨やお墓を建てたりする以外にも、ご自宅での供養や樹木葬など、ご供養の方法もたくさんあります。
ご家族様のご希望に沿って、丁寧にご提案させていただきますのでご安心くださいね。

愛ペットグループ ホームページ
https://aipet-group.com/

いざというときのために出来る備え


愛するペットについて、冬眠する可能性がある動物か知っておくこと、平常時から呼吸、脈拍、体温の確認ができるようになっておくことが大切ですね。
とくに、ペットが元気な時の、呼吸、脈拍、体温がどの程度なのかを知っておくことが重要です。
これを読み終わったら、ぜひペットちゃんで測ってみて、どこかに記録しておきましょう。
何かあった時、もしかすると救える命かもしれません。
大切な家族を守るために、出来る備えをしておきたいですね。

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岩下ちくわ
岩下ちくわ
大学の農学部で人と動物の関わりについて学び、現在は2匹の元保護犬と暮らす、動物が大好きなライターです。 犬や猫を初め、動物との暮らしに役立つ情報を、分かりやすくお伝えしていきます。