大事なペットが亡くなり、どうしてよいのかわからず不安なご家族様も多いと思います。
しかし悲しみに暮れてばかりはいられず、亡くなったあとにやらなければならないことがいくつかあります。
今回は亡くなった直後に行うことや火葬までの流れ、準備するものをご紹介します。
亡くなった直後にやるべきこと7選
死後硬直が始まる前に眠りやすい姿勢に整える
まず、亡くなったことが確認できたら、姿勢を整えてあげましょう。
私たち人と同じく、動物も亡くなると死後硬直が始まってしまいます。
硬直が始まると柔らかく戻すのは難しいので、ペットが眠りやすくおくるみやお棺に入りやすい体勢に四肢を整えてあげると良いですね。
体を綺麗にする
姿勢を整えたらお身体を綺麗にしてあげましょう。
シャンプーで洗ったり、汚れているところは綺麗に拭き取ったりと、お身体を綺麗な状態に清拭します。
そして、可能であればお口やお尻に詰め物をしてあげましょう。
動物の死後はどうしても、分泌物などの液体が出てきてしまいます。
綺麗な状態で旅立ってもらうためにも、詰め物はしておくと安全ですね。
自身での処置が怖い場合は、動物病院でもしてくれますので、相談してくださいね。
ご遺体を安置する
お身体を綺麗にしたら、次は最も大事な安置の工程です。
適切に安置をしていないと、綺麗な状態でお見送りできないことに繋がってしまう恐れもあります。
保冷剤やドライアイス、小さな小動物であれば冷蔵庫を使用して体をしっかりと冷やして、火葬ま綺麗に寝かせてあげてくださいね。
安置の方法はコチラ(https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/10141)もご参考ください。
火葬の依頼をする
安置ができたら、心を落ち着けて火葬の依頼をしましょう。
火葬の選択肢としてはペット霊園・ペット斎場・訪問ペット火葬・自治体での火葬などがありますが、自治体での火葬はおすすめしません。
また、後悔が残らないように信頼できるペット火葬業者を選択することも重要です。
ペット火葬業者の選び方はコチラ(https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/7847)にも記載があります。
親しい友人や身内・お世話になった動物病院に報告する
次は、親しく親交のあった友人や身内、お世話になった動物病院に亡くなった旨を連絡しましょう。
火葬に参列してほしい方がいればその打診をし、火葬前にペットに会ってほしい方がいればお招きしたり、最期の時間をお別れの時間に充てると良いですね。
動物病院への報告は、菓子折りなどを持って直接行うご家族様も多いため、急がなくても大丈夫ですよ。
マイクロチップの登録を消去する
マイクロチップが入っているペットを亡くした場合は、マイクロチップの登録を解除する必要があります。
犬や猫ではマイクロチップの装着が義務化され、多くのペットがマイクロチップ登録を行っているかと思います。
ご家族のペットが入っているかわからない場合も、日本獣医師会のマイクロチップ協会に問い合わせてみましょう。
自治体に死亡届を出す
犬と暮らしている場合は、お住いの自治体に登録が義務化されていますよね。
そのため、亡くなったのが犬であれば、登録している自治体に死亡届を提出する必要があります。
死亡届は動物病院が代わりに提出してくれるケースもあれば、自分でお住いの管轄の動物管理センターに連絡するケースもあります。
死後直後でなくても良いですが、早めに届け出は提出しておきましょう。
火葬までに準備するもの
形見をとっておく
そのため、爪やヒゲ、毛髪などの形見をとっておきたいご家族様は火葬までにしておきましょう。
当日でも、ペット霊園やペット斎場ではバリカンやハサミを貸してくれるところもありますので、当日思い立ったらスタッフさんに声掛けしてみてくださいね。
お気に入りの写真を用意する
遺影として使用するお気に入りの写真を1枚用意しておきましょう。
ペット霊園などでは、持参物として案内があると思いますが、セレモニーでは祭壇に飾ってお経を唱えてもらったりと、お写真が必要な場面があります。
もちろん、忘れたからといって火葬できないわけではないのでご安心くださいね。
副葬品を準備する
お棺に入れる副葬品を用意しておきましょう。
ペットが生前好きだった食べ物やおもちゃ、ご家族様の匂いのするハンカチなどが良いでしょう。
お空での生活も退屈したりお腹が空かないように、入れられるものは入れてあげると良いですね。
やるべきことを行い、後悔のないお別れにしましょう
悲しみで何も考えられないことかと思いますが、ご家族様の責任として、ペットが亡くなったらやるべきことをしっかりと行いましょう。
まずは、硬直が始まる前に姿勢を整え体を清拭、適切な安置を行ってから火葬の依頼をします。
そして身内や友人などに連絡し、報告をすると良いですね。
落ち着いたらマイクロチップが入っているペットは登録解除、犬であればお住いの市町村に死亡届を提出する必要があります。
また、火葬までの準備リストも把握しておき、後悔のないお別れにしてくださいね。