はじめに人の葬儀に参加した経験がある方は多いと思いますが、ペットの葬儀に参列する機会はあまり多くないのではないでしょうか。
ペットの葬儀は人の葬儀と異なる点が多く、実際細かいマナーは知らないという方もおられると思います。
そこで今回の記事では、ペット葬儀に参列する際の服装を中心としたマナーをご紹介していきます。
しっかりとマナーを守ってお別れの場に参列しましょう。
ペット火葬時は喪服を着用する?
喪服でなくても良い
人の葬儀では喪服の着用がマナーとなっていますよね。
しかし、ペット火葬では喪服の着用は必ずしも必要ではありません。
もちろん、フォーマルなお洋服でも構いませんが、ある程度のマナーをわきまえていれば普段の私服で参列が可能です。
コチラ(https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/913)ではペット火葬時の服装マナーについて大まかに触れています。
さらに詳しい服装マナーは以下で解説します。
ペット火葬時のNG服装マナー
明るすぎない色
喪服でなくても良いと前述しましたが、実際に明るすぎる色味はNGです。
例えば、真っ赤なお洋服やショッキングピンク・蛍光なオレンジなどの衣類は避けるようにしましょう。
また、スウェットやジーンズなどのラフな普段着もなるべく避け、シャツやワンピースなどの服装を選択すると良いですね。
実際、タブーなどはありませんが、大事な家族であるペットをなくした飼い主さんに寄り添うように最低限の常識を把握したうえで参列してくださいね。
動物の毛皮を使っているもの
冬はコートなどを着用すると思いますが、動物の毛皮で作られたアウターやマフラーは避けましょう。
クロコダイルやウサギ・羊の毛皮などで作られたtバッグなども要注意です。
動物の毛皮でできたものは、動物の殺傷をイメージしてしまうため、ペットの葬儀ではNGとされています。
動物の毛皮で作られたものでなくても、ファーの付いたのもやレザーなどは、毛皮と勘違いされてしまう恐れもあるため、避けておくとマナーとしては無難ですね。
派手なアクセサリー
人の葬儀では真珠のネックレスなどのアクセサリーをつけるか、何もつけないのがマナーですよね。
動物の葬儀では、必ずしも外しておく必要はありませんが、ギラギラした派手なアクセサリーは控えるようにしましょう。
結婚式などで使用するような、スワロフスキーやダイヤモンドなどの主張の激しいものは、ご家族様があまり良い気持ちがしないこともあります。
気にしないと持っていても、マナの一環としてその日だけは外しておくのが無難ですね。
香水や強いニオイのものは避ける
服装だけでなく香水や香りの強いものは控えましょう。
ペット葬儀では、旅立ちの際に安心して眠れるように、ご家族様のニオイを付けたニオイ札をお棺に入れることが多く、香水の匂いがきついとご家族様の安心するニオイが薄れてしまい、安心して旅立てないという事態になりかねません。
ペットは私たち人間よりもはるかに嗅覚が優れている動物が多いため、少量の香水でも強く感じてしまいます。
お別れを台無しにしないように、ここでもきちんと配慮をして参列してくださいね。
火葬参列時に持参する持ち物
お花や副葬品などの贈り物
人の葬儀に参列する際は香典を用意したりするのがマナーですよね。
しかし、ペットの葬儀では香典の用意は主流でなく、気持ちとしてお花や副葬品などの贈り物を用意すると良いでしょう。
贈り物のお花にもマナーがあるためコチラ(https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/10337)もご参考に選んで持参してくださいね。
数珠
ペット葬儀でも、人の葬儀と同じように読経の時間やお焼香の時間があります。
そのため、手を合わせる時のために数珠は持参すると良いでしょう。
短いセレモニーにはなりますが、しっかりとペットちゃんが迷わずにたどり着くようにお経を読んでもらっている間にお焼香をしてあげてくださいね。
ハンカチ
ペット葬儀は人の葬儀と違ってご家族様のみで行う場合が多く、身内以外の方が参列をする時点でペットちゃんとの関係は相当深いものだと思います。
そんな方であれば、ペットちゃんとのお別れはきっと涙なしでは終われないと思います。
ハンカチを持参しておくことをおすすめします。
マナーを守りペット葬儀に参列しましょう
ペット葬儀に参列する際は、きちんとマナーを守りましょう。
服装は喪服でなくても構いませんが、明るすぎる色味や派手なアクセサリーなどは避けるようにしましょう。
また、動物の毛皮を使用した服やバッグ、香水などの強いニオイの出るものはNGです。
参列をする時は、お花や副葬品などのお気持ちとしての贈り物も持参すると良いでしょう。
ご家族様に寄り添い、ペットちゃんの冥福を祈って後悔のないお別れになるようにしてくださいね。