大切な家族の一員であるペットちゃんにも寿命があります。長生きして生涯を終えることができる場合もあれば、病気や事故で突然亡くなってしまうこともあります。突然の事態が起こった時、ペットちゃんが亡くなる場合に備えて準備ができていれば良いですが、なかなかそうはいかないかもしれません。
特に昨日や今日まで元気に過ごしていたペットちゃんだったのであれば、突然のことで慌ててしまうのも無理のないことでしょう。

今回は、動物病院やペット火葬業者などの施設に連絡が取りにくい、早朝や深夜に亡くなってしまった場合の対処法についてご紹介します。

深夜や早朝にペットちゃんが亡くなってしまったとき、まず最初に行うこと

死亡確認をしましょう

ペットちゃんが動物病院で亡くなった場合は、病院の先生が死亡確認を行いますが、必ずしもペットちゃんが病院で亡くなるわけではありません。また深夜や早朝という時間帯では病院がやっていない、という場合もあります。
そのような場合には、ご家族様でペットちゃんの死亡確認を行いましょう。

ペットちゃんが亡くなってしまったとき、3つの確認をしましょう。

①呼吸停止の確認・・・おなかの動きなどを見て呼吸があるかを確認します。
②心肺や脈の停止の確認・・・ペットちゃんの胸のあたりに手を当てて、鼓動があるかを確認します。
③対光反射の消失・・・ペットちゃんの目に光を当てて、瞳の反応があるかを確認します。

しかし突然の事態では、上記の確認が冷静にできないこともありますよね。

死亡確認後は、自然な体勢へ整えてあげましょう

病院以外の場所、例えばご自宅などでペットちゃんが亡くなった場合、安置の処置を行います。ペットちゃんも人間と同じように、亡くなった後は身体がだんだんと硬くなっていきます。固まって動かなくなる前に、棺などに納めるとき自然な体勢になるように身体を整えてあげましょう。

【手・足】
脚や腕の関節は固まってしまうと特に動かしにくくなる部分です。死後2時間後には硬直が始まりますから、早めに整えてあげましょう。脚や腕が伸びた状態では棺などに納めるのが難しくなってしまうので、身体の内側に折りたたむようにします。
もし時間が経っていて、動かしにくくなっている場合は無理に動かさず、そのままにしましょう。

【目】
もし目が開いている場合にはそっと閉じてあげましょう。閉じにくい場合はティッシュなどを目の大きさに折り、まぶたと目の間に入れると開きにくくなります。目を閉じられないときは、無理せずハンカチなどで目を覆うなどしてあげましょう。

【口】
タオルなどで巻き付けると閉じやすくなります。もし舌が出ている場合はそっと中に入れてあげましょう。

葬儀を執り行うまで、正しく安置をしてあげましょう

自然な姿勢へ整えてあげたら、葬儀のときまで安置をします。できるだけ綺麗な状態を保ったまま葬儀を執り行えるよう、丁寧に行うようにしましょう。

【鼻や肛門をふさぐ】
鼻や肛門から体液や排泄物が出てくることがあります。脱脂綿やティッシュを詰めておくと身体を汚さずに安置できます。

【身体を綺麗にする】
ブラシで毛並みを整え、お湯で湿らせて固く絞った布などで身体を綺麗に拭いてあげましょう。身体に傷がある場合は、ガーゼなどで傷を覆ってあげましょう。

【木箱や段ボールを用意する】
身体に合ったサイズの木箱や段ボールに寝かせて安置をします。段ボールや木箱を用意したら、まず体液や排せつ物で箱が汚れたときに取り替えられるようにタオルや新聞を敷きます。できるだけ涼しい状態で安置するのが良いので、敷いた新聞やタオルの上にドライアイスや保冷材を入れます。そして身体を濡らさないようにペットちゃんの愛用シーツなどを置いてあげてから、ご遺体を寝かせてあげましょう。腐敗を防ぐために、おなかや頭にも保冷材やドライアイスを置いてあげましょう。

【安置場所は涼しい場所を選ぶ】
暑い場所では綺麗な状態に保つのが難しくなるため、家の中でもできるだけ涼しい場所を選びましょう。夏場では1-2日、冬場は3-4日を目安に安置が出来ます。保冷材やドライアイスを交換すれば一週間程度持ちますが、できるだけ早く葬儀日程を決めるようにしましょう。

安置方法について、より詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
犬や猫のペットは亡くなったら(死んだら)いつまでに火葬しなければいけない?安置方法はどうすれば良い?

深夜や早朝にペットちゃんが亡くなってしまったとき、次に行うこと

葬儀の手配をしましょう

これまで一緒に過ごしてきた愛しい時間への気持ちを込めて、心を込めたお別れの準備をしてあげましょう。

葬儀の方法は3つあります。
・ペット火葬業者に依頼をして、火葬する
・自治体に連絡をして火葬を行ってもらう
・ご自宅に埋葬する

ただし、ご自宅への埋葬は私有地管理などの面からオススメできません。場合によっては引っ越しなどに伴って、掘り起こした後に火葬を依頼されるご家族様もいらっしゃいます。将来的な部分まで踏まえると、施設へ火葬依頼するのが良いでしょう。
もしご自宅で供養をしていきたいという場合には、お骨を持ち帰られて自宅で手元供養する方法があります。

ペット火葬業者は深夜や早朝でも対応してくれる?

ペットちゃんの葬儀方法として、ペット火葬業者にお願いしようと考えている方も多いかと思います。依頼する際には、「個別火葬」か「合同火葬」のどちらを選ぶのかによって変わります

合同火葬・・・ご家族のペットちゃんだけを火葬します。費用は安価ですが、お骨を拾うことができません。また立ち合いもできない場合が多いです。
個別火葬・・・ご家族のペットちゃんをお見送りするために執り行うものです。個別火葬には3種類の火葬方法があります。

【一任火葬】ペット火葬業者に火葬する方法です。立ち会う時間が取れない、悲しくて立ち会うのが難しいなどの場合に選ぶと良いでしょう。
【立ち合い火葬・施設】ペット火葬業者の施設での火葬をする場合です。予約を入れ、ご家族様で伺う、もしくは車を呼んで施設にて火葬します。
【立ち合い火葬・訪問】ペット火葬業者が移動式火葬車を用意している場合、ご自宅で火葬をすることもできます。この場合時間や場所に融通がきくので、深夜や早朝時などでも火葬できることが多いです。立ち合いたいけれど時間がない、長い期間安置することができないなどの時に依頼すると良いでしょう。

ペット火葬業者によっては、受付が24時間可能など、深夜や早朝でも連絡することができる業者もあります。事前にメモしておけば、いざというときも安心ですね。

愛ペットグループでは、24時間受付対応をしています。また深夜や早朝の時間でも火葬を行うことが可能です。移動式火葬車も用意していますので、訪問火葬のご依頼も対応できます。
https://www.abircome.com/pet/price_kasou.htm

自治体に火葬をお願いする

市区町村によって、自治体での火葬を行っている場合があります。連絡先や時間帯などは場所によって異なるので、もし依頼したい場合にはご自身の住んでいる自治体への問い合わせをしましょう。
費用は安価ですが、合同火葬になるためお骨が戻ってきません。その辺りも踏まえて、ご家族様と話し合って決めると良いでしょう。

緊急時の連絡先の情報収集を

深夜、早朝でも対応できる救急病院を調べておきましょう

通常の動物病院と夜間対応できる救急病院の違いは何でしょうか。
通常の動物病院は、病気や身体の相談事、予防接種など日常の健康管理において助けてくれる場所です。救急病院は通常の動物病院が閉まっている深夜や早朝でも、事故や病気などに緊急対応をしてくれる病院です。代わりに、緊急対応が必要な事故や病気などのとき頼れる場所になっています。
あらかじめ救急病院の連絡先を控えておけば、いざというときも落ち着いて対応できますね。もし病院に向かう際に慌ててしまっていたらタクシーを呼ぶなどの対応も考えましょう。

ペット火葬業者の連絡先も調べておくと安心です

ペットちゃんが亡くなったときのことなんて、なんだか考えたくないという気持ちになるかもしれません。ですが、どんな時にも準備をしておくと結果的にいい方向につながります。
長生きしたときも葬儀は必要になりますから、どんな葬儀するかということも含めて調べておくと良いでしょう。
早めに葬儀や供養について意識することで、満足できるお別れができますし、ご家族様のペットロス軽減にもつながります。

深夜や早朝にペットちゃんが亡くなってしまったら、慌てずに安置して葬儀を手配しましょう

本記事では深夜や早朝にペットちゃんが亡くなってしまった場合の対処法について書いてきました。このような状況は、どんなペットちゃんにも起こりうることです。本当に起きてしまったとき、突然の出来事に慌ててしまうのも当然だと思います。またどうしていいかわからないと狼狽してしまうかもしれませんよね。しかし今回記事にした通り、ご家族様で死亡確認をしたり、救急病院に連絡をしたりなど対処する方法はあります。
できるだけ冷静に対応できるように事前に情報収集が要です。早いかも?と思わずに気軽にメモとして控えておくのが良いですね。
今回の記事がきっかけになれば幸いです。

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新行内里咲
新行内里咲
1990年生まれ、千葉県出身。昔から生き物は全般好きで、友達やご近所のペットちゃんと遊ぶことが多かったです。自身ではメダカを育てていました。将来的は犬を飼うことが夢の一つです。