ペット火葬後の手元供養をしているお骨はどうしたら良い?

長年一緒に過ごした大切なペットちゃん最後はしっかりと見送ってあげたいと思いますよね。お葬式をして火葬を行いペットの遺骨は自宅に引き取って供養している方も多くいらっしゃるかと思います。
ただ、四十九日、一周忌、三回忌と時が過ぎてもペットの遺骨が自宅に、そのままになっているという方もおられるでしょう。
「遺骨を今後、どの様に供養したら良いのか分からない」「すぐに納骨をした方が良いのかも分からない。」と悩まれていませんか。
その様な方に手元にあるペットの遺骨について幾つかの供養方法を、ここではご案内いたします。

納骨

 ペット火葬後の手元供養をしているお骨はどうしたら良い?
「納骨といっても聞きなれない言葉で、いったいどの様なことを納骨というのか分からない」という方もいらっしゃるかと思います。
納骨とは、言葉の通り霊園などに、お墓に納めることを言いますがお墓といっても様々ですし霊園の種類も多くあります。

霊園で一般的なのは【ペット霊園】ペットの火葬や納骨するためのお墓を備えたペット供養の総合施設です。
そこでは、合同墓といった永代供養や個別で骨壺の状態で区画に納めるタイプのお墓もあります。合同墓、永代供養に納めた場合は費用の面でも初回に支払えば後から管理費用など発生することはありませんし、そのお墓でずっと供養してもらえますので安心です。

個別のお墓の場合はペットの遺骨が入った骨壺や桐箱などを区画に納めるタイプになりますので、お参りに行った際には自分のペットだけのお墓としてお参りできるメリットがある反面、費用面では管理費や継続費といった継続した場合は料金が発生する可能性があります。

ペット霊園だけではなく私たち人の霊園ご先祖様のお墓など一般的な霊園に納めることも出来ます。しかし、霊園といっても必ずペットのお墓があるわけではなくペットの納骨は禁止としている霊園は今でも多くあります。
時代の変化とともにペット用区画が増設されて納骨環境が整った霊園も多くなりましたが、まだまだペットは「受け付けません」という霊園も多いのでペットの納骨を希望であれば事前に問い合わせることをお勧めします。

散骨

 ペット火葬後の手元供養をしているお骨はどうしたら良い?
散骨と聞くとドラマや映画の中で遺骨を海に散骨していることを観られた方もおられますよね。自然に還すという意味ではそれも良い供養方法かもしれません。
しかし、散骨といっても注意が必要で皆様が自宅で供養しているお骨を公共の場所へ散骨することは【廃棄として法律では違法】となります。ペットの遺骨も同じです「よくお散歩していた公園に埋めたい」ということを聞くことがありますが、本来は禁止されている行為となります。ただ、散骨が完全にダメということではなく、方法を考慮することで散骨も可能になります。
まず、火葬後の遺骨はその姿から頭蓋骨や手足など、その形状から明らかに「骨」だと分かりますので、その状態で散骨することは【衛生上】よくないと言われます。
そこで、当社ではペットの火葬後の遺骨をパウダー加工するサービスがあります。
パウダー加工をすると綺麗な粒子状になりますので、山や海など綺麗な自然に適量を散骨することが可能となります。
それでは、「自宅に庭があってそこに散骨することはどうなのか?」というと、それは全く問題ありません。ワンちゃんなど過ごしていた思い出の庭であれば、お墓として相応しい場所となるでしょう。しかし、遺骨をそのまま埋葬、散骨した場合、何年も経過した後も骨の形がそのまま残ることもありますから、やはり遺骨はパウダー加工を施して綺麗にしてあげて散骨されることをお勧めします。

樹木葬

 ペット火葬後の手元供養をしているお骨はどうしたら良い?
最近では、樹木葬というお墓が多く受け入れられています。
人のお墓の新しいスタイルで「夫婦専用」「子供や孫に、お墓の手間や後継をさせたくない」と、ご自身の世代で完結するタイプのお墓として全国的に広まってきています。
一般的な聖地タイプの代々引き継いでいくお墓は定期的な掃除や管理費の支払いなど手間がかかることから、樹木葬は現代社会にマッチした新しいお墓として認知されています。
ただ、樹木葬といってもそのスタイルは様々でペットも一緒に納骨が出来る霊園もあります。当社が運営する「愛ふれあいガーデン奈良」では、樹木葬区画の同じ納骨空間に大切なペットも一緒に埋葬が可能となっています。

https://kamo-reien.com/

まとめ

 ペット火葬後の手元供養をしているお骨はどうしたら良い?
自宅で供養していてもいつかは供養できることに限界がきます。
一緒に過ごした大切なペットの遺骨ですから、ずっと大切に供養してあげたいですよね。皆様のお住まいの環境などを考慮し、その子の遺骨を最後はどこで供養するのか考えてあげることもその子への愛情だと思います。

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2003年からペットセレモニーに携わっています。小さなハムスターから、ゴールデンレトリバーまで、今までお見送りのお手伝いをさせて頂いたご家族様は、数千件になります。 日々、ペットの葬儀、セレモニーの現場で経験することをもとに、皆様のお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 有資格:1級 動物葬祭ディレクター
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