ペットの犬が急死した場合、まずやるべきことは?安置の仕方は?

ついさっきまで元気だったのに…。

前触れもなく訪れた愛犬の死。
一緒に暮らすご家族様にとって、変わり果てたペットちゃんの姿は受け入れ難いものでしょう。
大好きなペットちゃんとお別れをしなくてはならないと分かってはいても、一体これから何をどうしたら良いのか、戸惑ってしまいますよね。
予期せぬ出来事に不安が募っていらっしゃるのではないかと、胸が痛みます。

実は、急死してしまったワンちゃんには、今すぐにやらなければならないことがあります。

一般的に犬の体は、死後2時間ぐらいから硬直が始まり、時間の経過とともに腐敗が進んでしまいます。

つまり、亡くなった後に最も優先すべきことは、『ご遺体の処置と安置』。

ご家族へ連絡をして帰宅を待っている間にも時間は過ぎてしまうため、何よりもペットちゃんを安らかな永眠へと誘ってあげることが重要です。

とはいえ、具体的に何からどのように着手したら良いのか、ご遺体の取り扱い方は分からないものですよね。

そこで今回は、突然亡くなってしまった犬のお手入れと安置の仕方について、手順を詳しく説明いたします。

また、ご遺体の措置が終わってからの『火葬やご供養までの全体の流れ』についても解説します。

お忙しいご家族様にとっても負担とならぬよう、スムーズなペットのお葬式や火葬、必要な手続き方法の段取りを掲載していますので、どうぞご覧ください。
皆様の不安な気持ちを解消できれば幸いです。

ペットの犬が急死したらすぐにやること-1「ご遺体のお手入れ」

 

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亡くなったペットちゃんの体は、時間とともに変化します。
なるべく早く処置を行うことで、ご遺体は美しさを保つことができます。
ここでは、清拭の手順をご説明しますので、たくさんの愛情を込めて、体を清めてあげてください。
いつもと違うワンちゃんの姿に接するのは、とても辛い時間だと思いますが、「ありがとう」と声を掛けながら、感謝の気持ちを伝えてあげてください。

開いている目を閉じる

犬の目が開いている場合には、上まぶたを下側へ押し撫でたり、まぶたの上下を指で挟むようにつまんだりして目を閉じます。
複数回繰り返しても目が開いてしまう場合には、まぶたのサイズに小さく切って二、三重に折ったティッシュペーパーを左右の目の上に乗せておきます。
亡くなってから数日経過すると、自然と眼球がくぼむことがありますが、気になる場合にはハンカチやタオルを顔に掛けてあげてください。

舌を収めて口を閉じる

犬の舌が出ている場合には、指で口の中に押し戻してあげます。
口が開いている場合には口を閉じ、柔らかく伸縮性のあるハンカチなどを結んで固定します。
ご家庭に適度な物が見当たらない場合、布やハンカチを当てた上から輪ゴムや紐で固定すると、ワンちゃんの口元に跡が残りません。

体勢を整える

ご遺体はいつもご家庭で眠っているような状態にしてあげることが最良です。
納棺しやすくするためにも、背筋や手足は真っ直ぐに伸ばさず、手足は胸元に寄せ、背中は丸みを帯びさせた状態がベストな姿勢です。
もし体が硬直してしまっている場合にも焦らないでください。
死後から半日程度過ぎると硬直が解けるので、柔らかくなってから体勢を整えてあげましょう。

ペットシーツなどの上にご遺体を置く

犬の体は硬直が解けると柔らかくなります。
筋肉の緩和とともに、体液が口やお尻から流れ出る場合があるので、汚れても良いようにペットシーツの上にご遺体を寝かせます。
防水と吸水ができるように、ビニールの上にタオルなどを敷いても構いません。

清拭して体を清める

ぬるま湯を使用し、固く絞ったタオルで体全体を拭きます。
体が濡れていると腐敗の進行が早まってしまうため、タオルはしっかりと絞って水気を切ってください。
顔→頭→手→胸→腹→背中→足→陰部の順に体全体を拭いてあげましょう。
ブラッシングで毛並みを整え、耳の中や爪など、普段のお手入れ箇所もチェックします。

ペットの犬が急死したらすぐにやること-2「ご遺体の安置」

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ペットちゃんのご遺族の処置が終わったら、なるべく美しい状態で天国へと旅立てるよう、ご自宅の中で安置します。
ご遺体の安置が終わったら、一段落です。
ご家族の皆様へご連絡いただき、ご帰宅後、皆様でゆっくりとお別れを行ってあげてください。

安置する場所を決める

ご自宅の中で、日光の当たらない風通しの良い場所を選びます。
ご家族の集まるリビングはペットちゃんにとって喜ばしい場所ですが、ご遺体の腐敗を防ぐため、特に冬場はエアコンが直接当たらない位置を選び、室温を低めに設定します。
快適な環境と正しい措置を行えば、夏場なら4日程度、冬場なら5日程度、ご自宅で安置することが可能です。
ゆっくりとお別れをしてあげることができるため、できるだけ快適な環境づくりを心掛けてください。

ペット用ベッドやダンボールなどへご遺体を納める

ペット用ベッドや、適度なサイズのダンボールや箱の底へ厚手のタオルを敷きます。
ドライアイスをタオルに包んで並べた上に、ペットシーツを敷いて、ペットちゃんを納めます。
応急措置として保冷剤を使用しても構いませんが、ペットの遺体に付着すると低温火傷や、水滴による腐敗の原因となるため、保冷剤やドライアイスは直接ご遺体に触れないよう、ご注意ください。

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アイスノンをご利用の際もタオルで包みましょう。

腐敗を防ぐ処置を行う

ご遺体を置くお部屋の室温にはくれぐれもご注意ください。
理想は18度以下ですが、難しい場合はしっかりとご遺体の冷却を行います。
愛犬の首回りとお腹周りを冷却することで、ご遺体の腐敗進行を遅らせることができます。
そのため、ご自宅で数日間安置したい場合は、火傷に気を付けてドライアイス等の交換を行ってあげましょう。

なお、ドライアイスはペット火葬業者に依頼かAmazonなどの通販でもお求めいただけます。
お届け日時に注意してお求めください。

ベッドや枕、ドライアイスまで必需品がすべてセットになった商品「パーフェクト」もありますよ。

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 ペットの犬が急死した場合、まずやるべきことは?安置の仕方は?

ご家族様でお別れを行う

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火葬やご葬儀を行うまでの間、ご自宅で枕飾りやお通夜を行ってあげることをお勧めいたします。
お花や写真、好きだったおやつやフードをお供えして、ご家族の皆様で思い出を語らいながら、ペットちゃんのご冥福をお祈りください。

愛ペットグループでは、後々までご利用いただけるペット用の供養グッズをお求めいただけます。
仏具や数珠、お線香などの消耗品まで販売していますので、よろしければご覧ください。

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ペットの愛犬が亡くなってからご供養までの全体の流れ

上記にて解説したとおり、愛犬の死後、最初にやらなくてはいけないのは、ご遺体のお手入れと安置です。
その後、ご家族の皆様へご連絡し、帰宅後にゆっくりとお別れを行います。
一般的な全体の流れは次のとおりです。

愛犬の死後からお葬式や手続きまでの6つの手順

1.ご遺体をお手入れする
2.ご遺体を安置する
3.ご家族へ連絡して皆様でお別れする
4.火葬(葬儀)を依頼してお骨を安置する
5.保険加入や会員になっているサービスの解約手続と犬の登録した市区町村の役場へ30日以内に死亡届を提出する
6.お骨の埋葬や納骨方法を検討して供養する

困ったことやお悩みは早めにペット火葬業者へご連絡を

事故や病気など、ペットちゃんの状況によっては処置にお困りの方もいらっしゃるでしょう。
対処に困ったら早めに火葬業者へ連絡をして、ご相談されることをお勧めします。

愛ペットグループでは、無料通話のフリーダイヤルにてご相談を承っています。
訪問火葬費用は安心価格の4,000円~。
どうぞお気軽にご連絡ください。

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愛犬が急死した場合に注意したい3つのこと

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ペットの急死を経て、心構えができていない状態でお別れをすると、パニックに陥ってやるべきことに集中できない方もいらっしゃれば、後々になってまで無念の想いや底知れぬ哀しみが込み上げてしまう方もいらっしゃいます。
そこで、突然のワンちゃんのご不幸に伴って、気を付けたい3つの注意事項について、アドバイスを添えてご紹介します。
あらかじめ知識を踏まえていただくことはとても重要です。
どうぞお役立てください。

気になる愛犬の急死の原因と死因の解明方法

ペットの犬が急死する主な原因

犬で一番多い死因は心疾患と言われています。
心臓の病気以外にも、ストレスや驚きなどの心理的要因で心臓が止まってしまう場合があります。
また、心臓に関わらず急死は多くのケースで原因が特定しにくい傾向にあると言われていますが、主な原因は次のとおりです。

・心臓病
・低血糖症
・脳梗塞
・胃捻転
・急性中毒
・フィラリア症
・外傷

急死した犬の死因を調べる方法

「さっきまで元気だった愛犬がなぜ?」
ご家族様にとって、ペットちゃんの死因は気になりますよね。
しかしながら、一般的に動物病院は診察や治療を専門に行い、亡くなった動物の死因の特定は行っていません。
獣医師によっては、CTや血液検査など、できる限りの手段を用いて協力してくださる先生もいらっしゃいますが、急死の場合の死因の特定は非常に難しいようです。
死因を解明するには、獣医師の紹介によって、大学の付属病院などで病理解剖を行う必要があります。
しかし、死因が100%特定できるとは限らないうえ、費用も高額となり、何より大切なペットちゃんの解剖に対して抵抗があるのが多くの飼い主様です。
そのため、多くの方は気になりながらも、愛犬の死因の特定を断念しているのが現状だといいます。
どうしても気になる場合には、お世話になっている動物病院へご相談なさってみてください。
食欲や排泄、息苦しさなどのいつもと違う気になる点を振り返り、往診歴などから少しでも手掛かりになる要因が分かれば、心が救われますね。
しかし、原因が不明であっても落胆なさらずにいてください。
ペットちゃんは、困ったり悩んだりする飼い主さんより、優しく寄り添ったり、語りかけてくれる飼い主さんの存在を望んでいると思います。
どうぞ穏やかに、ご遺族の皆様で天国へと誘ってあげてください。

最期にできる愛犬の思い出づくりと今後のご供養の選択肢

本来ならば、火葬や葬儀、お墓やご供養方法については、ゆっくりと比較検討して最善な選択を行うことが理想ですが、突然の出来事となるとなかなか難しいでしょう。
そこで、知っておくと良い情報をまとめてご紹介します。
気になる事項があればチェックしておき、あらかじめペット火葬業者へご相談し、今後の検討課題として取り組みましょう。

・手元供養や最期の思い出づくりとして、愛犬の毛やお骨でアクセサリーなどを作ることができます。
・ペットのお墓をゆっくり検討するためには、お骨を納骨堂に預けるほか、ご自宅で供養することがお勧めです。
・お骨は分骨や粉骨によってご自宅でコンパクトにしてご供養することも可能です。

愛犬を失ったことによって起こるペットロス症候群への注意

ペットちゃん失うと、後々になって寂しさを感じる方が多く、突然涙が込み上げる方もいらっしゃいます。
これを「ペットロス」と呼びます。
最近の調査によると、ペットを亡くしたことで不調を感じた人のうち、53.3%もの方がペットロスの症状と自覚していなかったそうです。
また、ペットロスの解消には3ヶ月を要する方が多いそうです。

ペットロスに関する調査(アイペット損害保険株式会社 対象者:894名)

ペットロスに関する調査

約6割の方々がペットを亡くした悲しみを癒すきっかけについて「時間の経過を待つ以外ない」と回答しているように、克服するには時間が必要です。
家族としてペットちゃんと暮らす方の多くが経験することですので、もしペットロスを自覚されたとしても心配なさらずにいてください。
言い換えると、時が必ず解決してくれます。
ワンちゃんと過ごした日々をゆっくりと思い出に変えてゆきましょう。

ペットの犬が急死した場合、まずやるべきことは?安置の仕方は?【まとめ】

4ab096d074c35f99ad05687eccf70c28 ペットの犬が急死した場合、まずやるべきことは?安置の仕方は?

ペットちゃんとの出会いは、一期一会。
最期のお別れは、先々まで皆様の心に刻まれる貴重なひとときとなります。愛犬のためにも、安心して天国へと旅立てるよう、たくさんの愛情を込めて最期のお別れを行ってあげてください。
最後に、スムーズな措置が行えるように、手順やポイントをまとめてご紹介します。

ペットの犬が急死したらすぐにやること

① ご遺体のお手入れ

1.開いている目を閉じる
2.舌を収めて口を閉じる
3.体勢を整える
4.ペットシーツなどの上にご遺体を置く
5.清拭して体を清める
② ご遺体の安置
1.安置する場所を決める
2.ペット用ベッドやダンボールなどへご遺体を納める
3.腐敗を防ぐ処置を行う
4.ご家族様でお別れを行う

ペットの愛犬が亡くなってからご供養までの全体の流れ

① 愛犬の死後からお葬式や手続きまでの6つの手順

1.ご遺体をお手入れする
2.ご遺体を安置する
3.ご家族へ連絡して皆様でお別れする
4.火葬(葬儀)を依頼してお骨を安置する
5.保険加入や会員になっているサービスの解約手続と犬の登録した市区町村の役場へ30日以内に死亡届を提出する
6.お骨の埋葬や納骨方法を検討して供養する
② 困ったことやお悩みは早めにペット火葬業者へ連絡する

愛犬が急死した場合に注意したい3つのこと

① 気になる愛犬の急死の原因と死因の解明方法
1.ペットの犬が急死する主な原因

・心臓病
・低血糖症
・脳梗塞
・胃捻転
・急性中毒
・フィラリア症
・外傷

2.急死した犬の死因を調べる方法
獣医師の紹介により大学の付属病院などで病理解剖を行ってもらってもらいます。
しかし、死因は100%特定できるとは限らず、費用も高額となる可能性があるため、お世話になっている動物病院へ相談することがお勧めです。
② 最期にできる愛犬の思い出づくりと今後のご供養の選択肢

・手元供養や最期の思い出づくりとして、愛犬の毛やお骨でアクセサリーなどを作ることができます。
・ペットのお墓をゆっくり検討するためには、お骨を納骨堂に預けるほか、ご自宅で供養することがお勧めです。
・お骨は分骨や粉骨によってご自宅でコンパクトにしてご供養することも可能です。

③ 愛犬を失ったことによって起こるペットロス症候群への注意
愛犬を亡くすとペットロスになる可能性があり、克服するには時間が必要です。
しかし、ペットを飼育している方にとっては、ごく自然な症状のため、無理をせずにゆっくりと思い出にしてゆきましょう。

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