ペットを火葬したときのお骨は崩れやすい?残る?どんな時にお骨は崩れる?色が付いているのはなぜ?

ペットのお骨を見たことがあるでしょうか?
ペットを亡くしたことがあっても、お骨を見たことがないご家族様は多いかもしれませんね。
実は、火葬後に残るペットのお骨は、崩れてしまったり色が付いていたりすることがあります。
今回は、あまり知られていないペットのお骨について、崩れたり色が付いていたりする原因についてご紹介します。まだはっきりとはわからないことも多いですが、お骨を綺麗に残すコツもあわせて記載していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ペットの火葬後にお骨は残る?

火葬する施設や方法によって異なる

ペットのお骨を残すためには、亡くなった後、火葬する必要があります。ペットを火葬するときは、市町村にある火葬施設か民間のペット火葬業者に依頼します。
火葬と一言で言っても、施設の設備・機能やペットのご遺体をどのように扱うかによって、お骨を残せる場合と残せない場合があります。ここでは、市町村の施設と民間のペット火葬業者の違いや、火葬方法についてご紹介します。

市町村の施設で火葬する場合

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現在の日本では、ペットは公的には飼い主の「所有物」として考えられています。
そのため市町村の施設に火葬を依頼すると、他のペットや動物と一緒に火葬されたり、一般廃棄物として燃やされたりしますので、お骨を回収できないことが多いようです。
施設の中には、ペット福祉の精神が発達しているところもあり、ご遺体ごとに火葬してお骨を返骨してくれるケースもありますが、まだまだ少ないのが現状です。お骨を残したいなら、あらかじめお住まいの市町村に問い合わせて確認しておくことが大切です。

民間のペット火葬業者で火葬する場合

ほとんどの民間のペット火葬業者では、希望すればお骨を残すことが出来ます。注意しないといけないのは、ハムスターや小鳥などの極小動物の場合です。
火葬の技術が乏しいと、お骨がばらばらに崩れてしまうことがあります。場合によっては極小動物のご遺体は、そもそもお骨を残さないとしている業者もあるようです。
お骨の取り扱いについては、業者のホームページなどをよく確認するようにしてくださいね。
愛ペットグループでは、極小動物でもお骨をきれいに残すことができます。ぜひお気軽にご相談ください。

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火葬方法の違い

民間のペット火葬業者で火葬を依頼するとき、お骨を残すためには「個別火葬」を選択する必要があります。
多くのペット火葬業者において火葬方法は2種類あり、ご自分のペットちゃんだけを火葬する「個別火葬」、他のご家庭のペットちゃんも一緒に火葬する「合同火葬」です。
合同火葬では他のペットちゃんとお骨が混ざってしまうので、お骨を残したいときには選ばないほうが良いでしょう。
依頼時に、お骨を残したい旨を伝えるようにしましょう。

火葬後のお骨が崩れる原因

高温・短時間で火葬する

愛ペットグループでは、火葬の所要時間は、

・ハムスターなど小動物で30分前後
・3キロ前後の犬や猫で50分前後
・7キロから15キロくらいのペットで1時間から1時間15分
・15キロから25キロくらいのペットで1時間半強
・25キロ以上のペットなら2時間から3時間前後というのが目安です。

これは、ご遺体の状態と火葬の進み具合を確認しながら、きれいにお骨を残して火葬を行うために必要な時間です。
火力をもっと強くすれば、より短い時間で火葬できるというメリットがあります。
ですが、高温で火葬すると内部に空気の対流が発生し、強い気流でお骨がばらばらになってしまったり、崩れやすくなったりすることがあります。

設備・技術が不足している

お骨をきれいに残すには、高機能の火葬炉と業者スタッフの経験と技術が必要です。
とくに小さなご遺体の場合は火加減がとても難しく、高い技術力が求められます。火葬炉が適していない、あるいは火葬担当者の経験や技術が不足していると、お骨がきれいに残らないことも少なくありません。
愛ペットグループでは厳しい社内資格制度を採用し、火葬は「火葬炉取扱者」が行います。確かな技術を持つ担当者だけが、責任をもって大切なご遺体を火葬しますので、安心してお任せいただけますよ。

愛ペットグループ 社内資格制度の紹介
https://aipet-group.com/statussystem/

病気が影響した可能性

お骨が崩れる原因として、お子様の生前の病気が影響していることも考えられます。例えば、進行した癌だと、癌が骨まで蝕んでいるということもあります。また、歯槽膿漏がひどいケースでは頭蓋骨に影響がでることもあるようです。
ですが、病気の影響は個体差が大きいですし、この病気の場合はこの部分のお骨が崩れるというようなデータは今のところなく、断定することはできません。一つの情報としてご理解ください。

火葬後のお骨に色が付く原因

お供えした花茎の色が付着した可能性

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ご家族様は驚かれることが多いですが、お骨に色が付いていることがよくあります。
薄い緑色が付いている場合は、もしかすると棺に入れたお花の茎の色かもしれません。
花びらは薄いため、火葬後ご遺体よりも先に燃えますが、茎はお骨に付着して色移りすることがあると考えられています。
とくにご遺体が小さいハムスターや小鳥の場合は起こりやすいようです。異常ではありませんので安心してくださいね。

太り気味・高齢・病気などが影響した可能性

お骨に色が付いている原因として、年齢や体質、体調などが影響している可能性もあります。とくに、癌などのお薬を服用していたときには、お骨の一部分が緑色になることがよく見られます。ただ、こちらも証拠となるようなデータがあるわけではありません。お体は食べたもの、過ごした環境の影響を大きく受けています。生前の状態が、お骨の色に影響するのは自然なことかもしれませんね。

体内に残る金属成分の可能性

生前のフードやおやつに含まれていた金属成分が体内に蓄積し、火葬時の炎色反応により、お骨に色が付くと言われることもあります。ペットの食生活や生活環境、種類や大きさによって体内に残る金属の量にも違いがありますので、必ず起こるとは限りませんが、可能性の一つと考えられています。

安置時の冷却が影響した可能性

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安置のときにドライアイスでしっかりとお体を冷やされたとき、お骨に色が出ることがあります。お骨が広範囲に渡って、薄い緑色に染まったような感じです。安定的に安置するためには、しっかり冷やすことが大切です。お骨に色が付くことは自然なことですので、あまり気にしすぎないようにしてくださいね。

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髄液の色の可能性

じつは髄液も色が残ります。薄い緑や水色、鮮やかな緑など、ペットちゃんによってそれぞれ違った色味になります。髄液が残してくれた美しい色は、その子だけの特別な色です。お骨の色が気になってしまうのは当然のことですが、色そのものにとらわれることなく、ペットちゃんらしさを感じ、愛でてあげられると素敵ですね。

火葬後のお骨をきれいに残すために

火葬に適した棺を使用する

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お骨をきれいに残すために一番大切なことは、すすや灰、燃え残りが出るものを、ご遺体と一緒に燃やさないということです。
ご遺体を入れる棺も例外ではありません。
現在、棺はたくさんの製品が販売されていますが、火葬に適していない素材のもあるので注意が必要です。
愛ペットグループでは燃え残りが少ない「天使のおくるみ」という棺を採用しています。
ご家族様が持ち込まれることが多い、紙(段ボールなど)、木、プラスチック、布の棺や毛布などは、お骨に影響を及ぼすことがあるため、一緒に火葬することができません。

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ペット供養大百科でもこのまま購入が可能です。


SS(40×26cm)
モルモット、フェレット、ウサギ、子猫、子犬、などの1kg前後の小さなペットちゃん用


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S(55×34cm)
猫、チワワ、ヨークシャテリアなどの3kg前後ぐらいの小型のペットちゃん用


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M(78×45cm)
ミニチュアダックス・柴犬・ビーグル・コーギー・ブルドッグなどの15kgぐらいまでの中型のわんちゃん大きな猫ちゃんに適しています。


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発送は愛ペットメモリアルSHOPがご対応させていただきます。

 

生花以外のお供えは最小限に

愛ペットグループでは、火葬するときに棺に入れられるのは、生花と少量のごはん(ラップにくるんでお口元に)になります。首輪や毛布などの遺品を、ご遺体と一緒に火葬したいとご希望をいただくことがありますが、これらは燃え残りやすす、多量の灰が出てお骨に影響するためお受けしていません。きれいなお骨を残すために、遺品は納骨後にお供えしていただくか、ご遺体とは別のご供養をお願いしています。

ペット火葬業者をしっかりと選ぶ

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ペット火葬業者の中には、犬や猫などある程度大きなご遺体のお骨は残せても、小鳥やハムスターなどの極小動物では対応していない場合や、火葬のみでお骨上げは行っていない場合もあります。依頼する前に、お骨を残したい旨を伝えて、対応してもらえるのか確認するようにしましょう。
火葬や納骨について、詳しいことはホームページにも掲載されていますし、メールや電話で問い合わせることも出来ます。記載内容だけでは心配な場合は、インターネット上の口コミなどを参考にしても良いでしょう。

愛ペットグループのペット供養サービス一覧
https://aipet-group.com/service/

お骨の色や形はお子様が生きた証

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丁寧に火葬してもらったにもかかわらず、お骨に色がついていたり、形が崩れていたりしたら、ご家族様は動揺してしまいますよね。
病気のせいとお考えになれば、こんなになるまで、と悲しみに打ちひしがれるかもしれません。
ですが、お骨の色に影響する原因はどれも不確かなことが多いため、深く考えたり、悲しんだりする必要はありません。
むしろ、骨というのはお子様が生きた証。ご家族様とともに過ごしてきた、たくさんの時間と思い出が刻まれています。
お骨の色や形は、お子様唯一のものです。一生懸命、最後まで生きてくれたことに感謝し、労ってあげたいですね。

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岩下ちくわ
大学の農学部で人と動物の関わりについて学び、現在は2匹の元保護犬と暮らす、動物が大好きなライター・ペット栄養管理士です。 犬や猫を初め、動物との暮らしに役立つ情報を、分かりやすくお伝えしていきます。
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