***「成仏」という概念は、それぞれ考え方や捉え方があるかと思いますが、ここではあくまでもペットの飼い主様への目線で書いております。***

ペットが亡くなってしまい、どうしてもお骨の傍から離れたくないと思いながらも、「納骨をしなければ成仏できないのでは?」と悩まれる方がいらっしゃるのではないでしょうか。


ペットの成仏とは、亡くなったペットが、「仏に成る」という言葉のままに、死後に煩悩がなくなり、悟りを開くことを成仏したと言われます。しかし、ペット(動物)には煩悩が無いという方もおられますし、ペットを納骨しなければ絶対に成仏ができないということは無いと思われます。ただ、お葬式や納骨をすることで、亡くなったペット自身の居場所を作ってあげる。帰ってくるところを作ってあげる。そうすることで成仏が出来るのではないか、と私たちは考えています。それでは、ペットの納骨をすることで実際に成仏が出来るのかどうかについてお話ししていきます。

ペットの成仏とはどんな感じなのだろうか?

成仏はどんな感じなのだろう、と考えられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。何か気持ちに神秘的なことが起こるのか、ペットを供養した際に、何か感じることがあるのか、そんなことを考えられる方もいらっしゃるかもしれません。


ただ、成仏というのは仏教が由来する概念で、実際に「この様なものです」という決まりはありませんが、例えば、ペットと数十年も暮らしたのに、ペットが亡くなった際、いたことを忘れてしまう感覚や、いないことが自然になった時には、ペットは成仏、昇華していると言えるかもしれません。

犬や猫のペットの納骨の必要性と成仏の関係

あくまでも独自の考え方ですが、飼い主様とペットがしっかりとお別れをすることで成仏されます。そのためには、納骨をすることが、ペットの旅立ちでもあり、帰ってくるところを決める事と言えます。


ペットが旅立てないのは、飼い主様の執着(悲しみや一緒に亡くなってもいたいという気持ち)であり、その執着が、ペットを解放できず、極楽浄土まで行けない原因にもなります。そう言った意味で、納骨することが、成仏と大きな関係を持つことはお分かりいただけるかと思います。

納骨はすぐにはできないという方へ

納骨は大切であるということはご理解いただけたかと思いますが、やはり、大切な子が亡くなった悲しみの中で、そう簡単に納骨をする気持ちに変わらないということもあるかと思います。そんな時は、四十九日などの忌日を目処に、納骨を検討いただくことをお勧めしています。成仏如何に関わらず心の整理がついてからでも、ペットの居所、安眠する場所を作ってあげることが大切なことと考えます。

ペットの納骨の多様化

最近ではペットの納骨も多様化してきており、納骨堂、霊園、寺院、樹木葬、海への散骨など、様々な方法で納骨がされています。どの方法だから成仏ができないということではなく、飼い主様がどういったお別れをしたいか、納骨の重要性、供養の意味合いを理解しているかということが一番大切だと私共は信じています。

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2003年からペットセレモニーに携わっています。小さなハムスターから、ゴールデンレトリバーまで、今までお見送りのお手伝いをさせて頂いたご家族様は、数千件になります。 日々、ペットの葬儀、セレモニーの現場で経験することをもとに、皆様のお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 有資格:1級 動物葬祭ディレクター