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骨壷に納められたペットの遺骨。どのように取り扱えば良いのか、戸惑う方はたいへん多くいらっしゃいます。
犬・猫・うさぎ・ハムスター・インコなど、永年愛情を注いだペットちゃん達は大切な家族の一員です。
火葬後もずっと自宅で一緒に暮らしてゆきたいと願う方もいらっしゃることでしょう。
一方で、「そもそも遺骨は自宅に置いておいても良いの?」「自宅での供養ってどうやるの?」と、火葬後のペットの遺骨の取り扱いに悩んでいる方も多く見受けられます。
ここでは『火葬後のペットちゃんの遺骨について』や『自宅での安置方法や供養の仕方など』などの問題や疑問について説明します。
現在お手元にペットの遺骨がある方や、これから火葬や供養を検討される方はどうぞ参考になさってください。
火葬したペットの遺骨は自宅でどうやって保管・安置するの?
ペットの遺骨は自宅で保管・安置しても良い?
ペットの遺骨は自宅に置いて手元供養されていても問題なく、法律に抵触することはありません。
しかしながら、一般的なご家庭では、ペットの遺骨を次の3つの方法で埋葬・保管しています。
① ペットを埋葬できるお墓や納骨施設に埋葬・納骨する。
② ご自宅で安置する。※
③ 遺骨の一部を分骨してご自宅で安置、もしくは手元供養として利用し、残りの遺骨を埋葬・納骨する。※
※ご自宅では、全ての遺骨もしくは一部の遺骨を安置します。
ペットの遺骨を自宅で安置するうえでの注意点は?
ペットを自宅で安置する場合は、快適なご供養の環境づくりが大切です。
毎日手を合わせられる身近な場所に遺骨・仏具を設置し、お線香をあげたり、話しかけたりしてあげましょう。
なお、骨壷や遺骨は破損や損傷の可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
トラブルを回避するためには、次のような事項に配慮しましょう。
① 地震などによる落下や衝撃による破損を防ぐため、高い場所や奥行きの薄い家具の上など、不安定な場所を避けて安置します。
② 万が一の事故や破損を回避できるよう、小さなお子様や他のペットが骨壷に触れにくい場所に安置します。
③ 遺骨を所持しておくことを不謹慎と捉える方もいるため、トラブルを回避する目的で、庭先や玄関先など第三者の目に触れやすい場所への安置を避けます。
④ ご自宅での保管において遺骨にカビが生える可能性はほとんどありませんが、遺骨は骨壷の蓋をしっかりと閉め、高温多湿の場所を避けて安置することが最良です。
ペットの遺骨は骨壷のまま自宅で保管するの?
葬儀社や火葬業者で火葬を終えると、遺骨は骨壷に収納されていることが一般的で、更にその骨壷は専用の覆い袋に納められている場合もあります。
遺骨の大きさや量によって骨壷の大きさは様々で、業者によっては色柄の選択も可能なため、骨壷の種類は様々ですが、材質は陶磁器が主流です。
ご自宅では、受け取った骨壷をそのまま安置する方もいれば、お部屋のインテリアやペットのイメージに合った骨壷を別途用意し、遺骨を入れ替えて安置される方も多くいらっしゃいます。
市販されている骨壷は陶磁器が多く、中国製のリーズナブルのタイプのものから、伝統工芸で知られる有田焼・九谷焼・萩焼・美濃焼などの日本製のほか、ステンレスやガラスなどに至るまで、産地や材質は様々ですので、お好みに合わせて選びます。
なお、遺骨に対して有害性を心配される方もいらっしゃいますが、ペット火葬の業者へ委託され、通常の家庭環境で安置される場合には心配は無用です。
火葬時の燃焼残滓には有害物が含まれている場合がありますが、これらは業者によって処理されますのでご安心ください。
ペットに位牌や仏壇は必要?どんな風に使うの?
亡くなったペットに仏壇・位牌は必要?
人間の仏壇や仏具・位牌などの供養用品は仏教や神道など、宗教による考え方に基づいて誕生しました。
また、正式には宗旨・宗派によって必要な仏具が異なり、形状や名称も異なる繊細さを持ち合わせています。
かたや、生活習慣や価値観から、仏壇や位牌はデザインともども存在意義が大きく変化しつつあり、自由度が高まると共に商品の選択肢はたいへん増えています。
本来、仏教による教えでは動物の供養において、仏壇や位牌は必要ありません。
しかしながら、『ペットは家族同然』と考えるご家庭が増えてきています。
そのため、ペット専用の仏壇や位牌が市販されるようになり、お求めになる方もたいへん増えています。
また、寺院においても同様、ペット供養への理解は深まりつつあり、埋葬場所を提供するお寺や、人間同様の供養をしてくださるもご住職も増えています。
ペット向けの仏壇・仏具や位牌って、どんなの?
ペットの供養に用いられる位牌や仏具・仏壇には、一般的に次のような用途があります。
① 位牌:ペットの名前や命日(亡くなられた日)・年齢を刻み、手を合わせる対象となります。
② 仏具:三具足(香炉・ローソク立て・花瓶)、または五具足(三具足と供物皿・水入れ)が一般的です。
③ 仏壇:位牌や仏具をお祀りします。
位牌は、『ペットがこちらの世界を訪れた際のお家』となるものです。
ご自宅で安らげる場所となるよう位牌を用意し、迎え入れてあげることをお勧めします。
仏壇は、ご自宅のリビングや洋室・和室、あらゆるお部屋に最適のため、置き場所を選ばない小さなタイプが人気で、遺骨を収納できる仏壇などもあります。
人間用の位牌や仏壇をお求めになる方もいらっしゃいますが、特に決まりごとはないため、インテリアやお好みに合わせて用意されると良いでしょう。
現在自宅にある仏壇にペットの位牌をお祀りしてもいい?
既にお寺様とのお付き合いがあり、ご自宅へ僧侶を招いて読経いただくようなご家庭で既存の仏壇へペットの位牌をお祀りしたい場合には、あらかじめ寺院へ確認してください。
宗旨・宗派によって、更に地域性やご住職によっても考え方やマナーが異なりますが、本来、在来仏教においては動物の供養は行いません。
そのため、不明の場合には安易に故人の仏壇へペットの位牌をお祀りせず、人間とペットの供養は別々として切り放して考えていただくことが好ましいです。
一方で、近年は寛容的なお寺も増えているため、ペットの供養についてはお寺へご相談されることをお勧めします。
▼Yahoo!ショッピング
https://store.shopping.yahoo.co.jp/petmemorial/
ペットの仏壇への仏具・位牌の並べ方は?
“位牌をご用意される場合、仏壇の中で主体となるのは位牌です。段差のある仏壇では、上段にお祀りします。
遺骨がある場合にはその奥や左右いずれかに供え、手前に以下の仏具を配置します。
▼三具足(香炉・ローソク立て・花瓶)
中央:香炉
向かって右側:ローソク立て
向かって左側:花瓶
▼五具足(香炉・ローソク立て・花瓶・供物皿・水入れ)
中央:香炉
向かって右側:ローソク立て
向かって左側:花瓶
向かって手前の右側:水入れ
向かって手前の左側:供物皿
なお、フォトフレームをご用意し、ペットの写真を飾る方はたいへん多いです。
周囲にはペットの好きだったおやつやおもちゃ、首輪、思い出の品、ペットが天国で淋しくないようにと、ぬいぐるみなどを飾る方も多いです。
自宅でのペットの供養方法って?
ペットはどうやって供養するの?
大切にしていただきたいのは、弔いの気持ちです。
ペットが喜ぶフードはご主人様こそがご存知の深い絆を表す最良のお供え物といえるでしょう。
普段は季節の花々で華やかにお祀りし、できれば毎日、供物とお水を入れ替えて手を合わせるお勤めを行います。
また、命日には好物のおやつなどをお供えする方も多くいらっしゃいます。
最近はお供え向けの様々な形状のローソクなども市販されているほか、お線香の代わりにお香を焚く方もいます。
香りには癒し効果も期待できるため、お気に入りの香りを探してみてはいかがでしょう?
ペットの手元供養って?
遺骨を身に付けるペンダントやネックレス、ブレスレット、指輪などのアクセサリーにしたり、携帯できるキーホルダーやストラップなどにするほか、体毛から作ることができるストラップやチャームなどもあります。
このように、小さな骨壷へ分骨したり、身近な物品にしてペットの存在を感じながら供養を行うことを手元供養といいます。
市販の装飾品はロケットタイプやボトル型の容器に小さなお骨やパウダー状に加工した遺骨を少量入れられるようになっているほか、ぺトラップのように世界に一つだけのオリジナル品を創ることも可能なため、愛犬家・愛猫家などペット好きの方からは手元供養がたいへん注目されています。
手元供養は、人間の遺骨においても行われている現代ならではの供養方法。
故人や最愛のペットの象徴や形見としての役割を果たします。
ペットロスの解消と供養
死後、ペットロスに悩む方は少なくありません。
多くの方が行き場のない愛情に哀しみや苦しみを覚え、在りし日の姿や思い出を振り返りながら、自然と時が解消してくれるのを待っています。
人は亡くなると、家族や親族が遺品整理を行います。
ペットにおいても同じように、写真を印刷・整理して専用のアルバムを作ったり、写真を元に肖像画を描いてもらうなど、想いを形にする方が多いです。
想いを形にしたり、思い出を振り返ることで、再びペットから癒しを得ることができるためです。
供養とは、冥福を祈り、感謝の気持ちを伝えること。
安らかな眠りを祈り、たくさんの「ありがとう」を伝えていただければと思います。
ご自宅のペットの遺骨の保管に困ったら?
ご自宅でペットの遺骨を保管できなくなったり、遺骨の安置に不安のある方は、遺骨を埋葬・納骨できる墓地や施設に委ねることが一般的です。
ペットの遺骨はすべての霊園や墓地に埋葬できるとは限りません。
家族や親戚がお墓を所持していても、ペットの遺骨を埋葬できるかどうかはお墓の利用規約によって定められているため、あらかじめ確認することが必要です。ご注意ください。
【参考】
▼弊社運営の納骨施設・ペット霊園
愛ペットグループ https://aipet-group.com/
▼郵送による弊社の遺骨納骨サービス
ペットのお墓.net https://xn--t8jud8lua2gs461a.net/”
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