家にあるペットの遺骨、どうすればいい?自宅安置以外の供養方法を紹介

「たくさんの愛情を注ぎ、一緒に過ごしてきたペットちゃんが天国に旅立ってしまった…」この悲しい現実をすぐには受け止められませんよね。火葬されたあとペットちゃんのお骨を自宅に持ち帰り、「ずっとそばにいてね」そう願うお気持ちも当然のことだと思います。しかし時間が少し経った頃、あらためて「ペットちゃんのお骨はずっとこのままでいいのかしら」「ちゃんと供養してあげたほうがいいのでは」とご心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は自宅にあるペットちゃんのお骨はどうしたらいいのか供養をするならどんな方法があるのかをお話していきます。ぜひ最後までご覧くださいね。

自宅にあるペットちゃんのお骨、このままでいいの?

 家にあるペットの遺骨、どうすればいい?自宅安置以外の供養方法を紹介

ペットちゃんのお骨はずっと自宅に安置して大丈夫?

ペットちゃんのお骨をずっと自宅に安置していても問題はありません。ペット用の仏具や仏壇をそろえて、ペットちゃんの骨壺をそのままご自宅で安置することを「手元供養」といい自宅での供養方法になります。ペットちゃんのお骨は扱い方や供養方法に決まりはありません。ペットちゃんが寂しがらないようにずっとそばにいてあげたいというご家族様に選ばれている供養になります。

しばらく手元供養をされて、その後お墓に納骨するという方もいらっしゃいます。ご家族様全員が集まる日や四十九日、月命日、百日忌、一周忌、三周忌などを機に手元供養から合同供養へ変更される方も多いようです。

お骨の置き場所はどこにするか

ペットちゃんのお骨を自宅で安置する場合はペット用の仏具や仏壇を用意される方が多いです。ペットちゃんの仏壇や供養棚をリビングやお気に入りだった場所、人用の仏壇の横などに用意し供養している方もいらっしゃいます。ペットちゃんの骨壺は置き場所や方角に決まりはございません。

ペットちゃんの骨壺はできるだけ湿気の少ない風通しの良い場所に保管するようにしましょう。小さいお子様がいらっしゃる場合は手の届かない場所に置くようにします。また、猫ちゃんなどほかのペットちゃんがいるお宅では、ジャンプし骨壺を落として割らないような場所に安置することも大切です。ペットちゃんが安らかに眠れるように気を付けてあげてくださいね。

自宅での安置は湿気に注意

手元供養の場合、ペットちゃんの骨壺は湿気に注意が必要です。骨壺は陶磁器や金属性のものが多く、安置する場所の湿度が高いとカビが発生してしまう恐れがあります。できるかぎり直射日光の当たらない風通しの良い場所や結露の影響を受けにくい寒暖差の少ない場所に置いてあげましょう。シリカゲルなどの乾燥剤や除湿剤(珪藻土)を骨壺の中に入れて湿気を防ぐ方法もおすすめですよ。

ご家族で相談すること

ペットちゃんの手元供養についてはご家族様のお気持ちや将来、環境の変化を考えてよく相談しましょう。ご家族様の中には自宅でペットちゃんを供養することに理解を示されない方もいると思います。ペットロスが長引く可能性も否定できません。また、ご病気などで長期間入院してしまったり、ご家族様が亡くなってしまった場合はお骨の管理をどうするのかなど将来のさまざまな環境の変化にも対応する必要があります。ご家族様皆様が納得のいくようにペットちゃんの供養方法は慎重に決めましょう。

ほかの供養方法①ペット霊園へ納骨する

 家にあるペットの遺骨、どうすればいい?自宅安置以外の供養方法を紹介

個別の墓

手元供養以外でペットちゃんを供養するにはペット霊園のお墓に納骨する方法があります。ご自身のペットちゃんだけのために個別に設けるお墓が「個別のお墓」です。ペットちゃんに特別なお墓でゆったりと眠って欲しいという方にはおすすめです。墓石にメッセージやペットちゃんのお名前を刻むこともできますしデザインを選ぶこともでき特別なお墓を建てられるのが特徴です。供養についてもご住職をお招きして個別に法要も行えます。私たち人と同様に手厚く供養をしてあげられます。その分費用が高額になり別途年間の管理費もかかるため、ご予算などを含めご家族様でしっかりと相談しましょう。

合同の墓

ペット霊園のお墓には複数のペットちゃんと一緒に入る「合同のお墓」もあります。ペットちゃんが寂しくならないように、ほかのペットちゃんと一緒に眠って欲しいという方に選ばれています。合同のお墓でも定期的に法要があり慰霊祭も開催され、ご家族様が参列できます。ご住職をお招きして読経してもらい、ほかのペットちゃんと一緒に供養をしてくれます。費用は個別の墓より安価になります。ただし、合同の墓に納骨するとペットちゃんのお骨は取り出せなくなる点に注意しましょう。

「ペット霊園に入れてあげたいけど、どうやって納骨するの?」と悩まれている方は、ペットちゃんのお骨を送って納骨をしてもらえる「愛ペットの送骨納骨サービス」をご検討ください。京都にある「愛ペットメモリアルパーク加茂」では、送っていただいたペットちゃんのお骨を合同納骨しています。ご住職に読経していただく定期的な月例法要も開催されるなどしっかりと供養も行なっています。全国から承りますので気になった方は下記のページをご覧ください。

愛ペットの送骨納骨サービス
https://xn--t8jud8lua2gs461a.net/

納骨堂

ペットちゃんのお骨を納骨堂に納める方法もあります。納骨堂とはペットちゃんのお骨を納める場所のことです。複数のペットちゃんと一緒に納骨されるお墓「合祀萬霊塔」や個別で管理する「個別棚」があります。それぞれ料金に違いがあり、年間の管理費用も別に掛かります。しっかりと供養もしてもらえますし、なかには永代供養をしてくれる施設もあります。個別納骨を利用するとペットちゃんのお骨は、そのまま残るのが特徴です。天候に左右されず気軽にお参りに行けるため多くのご家族様が利用しています。

ほかの供養方法②散骨する

 家にあるペットの遺骨、どうすればいい?自宅安置以外の供養方法を紹介

海や山などへ散骨

ペットちゃんのお骨を散骨して供養する方もいます。お骨をパウダー状に粉骨してから海や山などへお骨を撒きます。ペットちゃんのお骨を自然に還すという考えから選択する方も増えています。海や山を見るたびにペットちゃんのことを思い出せますし、お骨を管理する必要がなくなります。しかし散骨をするとペットちゃんのお骨を戻すことはできなくなるため、散骨をする前に一部のお骨を分骨して手元に残すと良いでしょう。また、散骨はどこにしてもいいわけではありません。自治体によっては散骨が禁止されているエリアもあるため、粉骨を依頼した業者に確認しておくと安心です。

ご自宅の庭へ埋葬

ペットちゃんの骨壺をご自宅の庭へ埋葬したり、粉骨してお庭に散骨するという供養もできます。ペットちゃんをいつでも身近に感じられますし毎日手を合わせることもできます。費用も掛かりません。しかし、お庭に埋葬する場合は動物に掘りかえされる可能性もあり近隣住民とのトラブルにもなりかねないため配慮が必要です。将来的に土地を売却する場合もお庭への埋葬は避けなければなりません。

ほかの供養方法③新しい供養「樹木葬」

 家にあるペットの遺骨、どうすればいい?自宅安置以外の供養方法を紹介

樹木葬とは

近年、自然葬の一種である「樹木葬」を供養方法として選択される方が増えてきています。樹木葬とは、墓石に代わり樹木や草花などを墓標としたお墓のことを指します。シンボルツリーの根元や周辺にペットちゃんのお骨を納めて供養します。樹木葬にも墓石のお墓同様に「個別の墓」と「合同の墓」があり料金も異なります。個別のお墓ではシンボルツリーを個別に植えることができたり、1本の大樹を墓標とし埋葬を個別にできたりします。合同のお墓では、1本の大樹を墓標としほかのペットちゃん達と一緒に埋葬されます。樹木のお世話や管理もしてくれるので安心です。霊園によってはガーデン風であったりと形式もさまざまです。明るい自然の中でお参りができる点と自然の中で土に還るという観点から、供養の選択肢に検討されてはいかかでしょうか。

人と一緒に入れるお墓も

私たち人の霊園の中には、ペットちゃんと一緒に入ることができる樹木葬やお墓があります。ペットちゃんと一緒にお墓に入れるなんて幸せですよね。最近人気のため全国的に増加傾向にありますが、まだまだ少ないのが現状です。ペットちゃんと一緒に入れる樹木葬に興味を持たれた方は、ぜひ下のページをご覧ください。

「愛ふれあいガーデン奈良」https://kamo-reien.com/

最後に

 家にあるペットの遺骨、どうすればいい?自宅安置以外の供養方法を紹介
ご家族様の気持ちとライフスタイルに合わせた供養を
いかかでしたか。今回はお家に安置しているペットちゃんのお骨はこのままでいいのかと、供養をするならどんな方法があるのかをお話してきました。手元供養にされていた方が、後からペット霊園などへ納骨されるご家族様も多いようです。ご家族様のタイミングで悔いのないよう、ライフスタイルに合った供養をしましょう。ご家族様とペットちゃんにとって最善の供養方法を選択されるよう願っています。

読者になる

The following two tabs change content below.
23195961-150x150 家にあるペットの遺骨、どうすればいい?自宅安置以外の供養方法を紹介
げんばみ
はじめまして!ライターのげんばみと申します。私自身、2年前に愛犬を見送りました。 なかなか心が癒えなかったのですが、最近新しい仔を迎えたい気持ちが生まれ、現在わんちゃん 探しの日々を送っています。
PAGE TOP