皆さんは映画『南極物語』のタロとジロをご存知ですか?
南極探検隊と同行し、南極に取り残されながらも生存し、救出された
二匹の樺太犬の兄弟犬、タロとジロ。
今回は『南極物語』のお話や、活躍したタロとジロが亡くなったあとについてお話しします。

タロとジロの犬種・樺太犬とは?


樺太および千島列島で作り出された犬種で、体重が22~45㎏と中型〜大型の犬種になります。
アイヌ・ニヴフなどの北方の地で犬ぞり・猟犬として古くから活躍していました。耐寒性、方位感覚にも優れており、従順で融和性をもち、忍耐強くて勇敢な性格です 。
このような特徴から、南極という厳しい環境下で、最も適任な犬種だったといえるでしょう。

タロとジロの活躍


1956年、南極探検隊に樺太犬による犬ぞりの使用が決定されました。当時の北海道には約1,000頭の樺太犬がいましたが、このうち犬ぞりに適した犬は40から50頭程度に過ぎませんでした。この中から3頭の兄弟と父親を含む23頭が集められ、訓練が行われました。
訓練を受け南極犬として旅立った22頭の樺太犬。そのうちの2頭がタロとジロでした。
1958年第1次越冬隊と第2次越冬隊は交代する予定でしたが、激しい悪天候により交代は断念せざるを得なくなりました。そのため第1次越冬隊は小型飛行機で撤退。しかし重量制限の関係上、小型飛行機に犬たちを乗せることはできなかったことから、犬たちは鎖に繋がれたまま取り残されました。 天候が回復次第、犬たちが繋がれている昭和基地に向かうはずだったのですが、天候はますます悪化し、南極観測船が遭難する恐れもあったことから撤退の命令が下されました。これにより第2次越冬隊はやむなく帰国し、犬たちはそのまま南極に置き去りにされてしまったのです。

タロとジロのその後


1959年、越冬隊のヘリコプターにより、上空から昭和基地に2頭の犬が生存していることが確認されました。
犬達は警戒していましたが、2頭の中の1頭の前足の先が白いのを認め、「ジロ」ではないかと考え名前を呼んだところ尻尾を振って反応がありました。もう1頭も「タロ」との発声に反応したことから、タロとジロが生存していたことが確認されました。
タロは第4次越冬隊と共に、1961年日本に帰国。1961年から1970年まで札幌市の北海道大学植物園で飼育され、1970年に老衰のため14歳7か月で亡くなりました。
ジロは第4次越冬中の1960年、昭和基地で病死。5歳でした。1962年 深大寺動物霊園で、文部省(現在の文部科学省)が中心となって、南極観測に貢 献・活躍した樺太犬の慰霊祭と納骨が行われました。第 1 次隊で活躍した 22 頭の功績をたたえる 供養で、文部省が保管していた樺太犬ジロの遺骨の一部が万霊塔の中におさめ られたのです。 深大寺動物霊園では万霊塔におさめられてから現在まで、大切に保管、供養されています。
人の決定で多くの小さな命が犠牲になったこと…忘れてはなりません。

愛ペットグループができること


私たちの生活の中で人を支えてくれる動物たち。
タロとジロのように私たち人に寄り添ってくれた動物やペットをしっかりと愛せてあげれてますか?
いつか訪れるお別れの時。悔いのないようにしっかりとご供養をしてあげたいですね。

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生田 真希
生田 真希
介護職を退社後、愛ペットグループに入社。主にセレモニーの受付、事務仕事、動画編集をしています。皆様に力添え出来るようにお伝えしていきます。