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大切な家族だったからこそ、最後のお別れも心残りの無いよう見送ってあげたいという気持ちも当然なことです。ただお見送りに関して色々な不安や疑問がある方も多いでしょう。ここでは、小さな小鳥やインコの安置方法・お見送り・ご火葬などについてご説明させていただきます。
小鳥や小動物の火葬は誰にお願いすればいいの?
小鳥やインコ、小動物はその体の小ささ、繊細さから体調不良を早期に発見することが難しく、健康状態が急変することも珍しくありません。その上、小動物や小鳥の診察や治療を専門とする獣医師の数も限られていて、小動物や小鳥、インコとの別れが家族にとって突然の出来事となることも少なくありません。
別れを予感していた場合でも突然の出来事であった場合でも家族が直面する悲しみの大きさは想像以上です。
ただ心残りなくお見送りをしてあげることも家族だからこそ大切なことです。
悲しみに暮れる中、お見送りをどう執り行えばよいのか?誰に依頼すればよいのか?迷ってしまうのも当然です。
小動物や小鳥、インコの火葬の可否の確認を
小鳥やインコが亡くなってしまった時は、ペットの火葬、葬儀を執り行う専門業者への相談をしましょう。
ペットの葬儀を執り行う業者は全国に多々あるものの、すべての業者のサービス内容や設備、料金は一律ではありません。
大切な家族とのお別れだからこそ、火葬業者を選ぶ時もネットなどで十分に情報を収集をして納得、安心することが必要です。
火葬の依頼先を選ぶ時の確認ポイントは?
大切な家族として過ごしてきた小動物や小鳥、インコが亡くなってしまった直後に冷静に情報収集するのはとても難しいことではありますが、後悔をしたり、悲しみを増大させないために火葬を依頼する業者を選ぶ時は下記の点を事前に確認しておきましょう。
・小動物や小鳥、インコの火葬を引き受けているかどうか?
・火葬後お骨を引き取ること(返骨)ができるのか?
・火葬後、収骨が出来る施設をもっているか?
・火葬にかかる費用
・火葬ができる日程
・火葬を依頼する際の家族の立ち合いの可否
・火葬を依頼した時、斎場まで送迎付きか?ご家族様が斎場まで連れていくのか
以上のことを事前に電話で問い合わせて確認する事をお勧めします。
以上のことを事前に電話で問い合わせて確認する事をお勧めします。
実はペットの火葬を引き受ける業者の多くは犬猫などある程度の体の大きさを有するペットを前提とした施設のみを有する場合が少なくありません。
つまり体重が1㎏にも満たない繊細な小動物や小鳥、インコの火葬には設備が大きすぎて、お骨が残らないというケースもあります。
火葬後のお骨を自宅で供養してあげたい、火葬に立ち会い家族がお骨を拾ってあげたいというご希望がある場合は事前に火葬の依頼先へ家族の希望を伝えることが大切です。
火葬の依頼方法と家族がすべき準備は?
ご火葬の日取りと時間が決まりましたら、ご家族がすべきことは、お見送りの準備です。
火葬業者が(セレモニースタッフ)ご自宅へお迎えに上がる場合もあります。ご家族様が斎場に連れて来られるも場合も、お体(ご遺体)を綺麗に整えてあげましょう。
お見送り前に準備しておきたい物
体を収めるの箱(紙製や木製が理想的です)
・保冷剤(体が小さな小鳥やインコ亡くなってから時間が経っている場合はハンカチやガーゼなどで体をくるんで箱の一番下に保冷剤を、そっと添えておきましょう)
・お花・手紙など
最後の、お別れですから家族の想いを添えてお見送りをしてあげましょう。
希望する骨壺がある場合は事前に預けましょう
併せて、火葬後にお骨を自宅で供養する場合の骨壺の準備も必要です。
骨壺は火葬業者で販売している場合もありますが、ネット通販サイトには色々なデザイン、形状の骨壺も販売されています。
自宅のリビングにそっと置くことのできるインテリアに調和するさりげないデザインの骨壺も注文後すぐに到着する販売店もあるので、骨壺についても事前に考えてみてください。
希望する骨壺がある場合は火葬前に依頼先業者にその旨を伝え、骨壺も併せて預けておきましょう。
火葬後にお骨を引き取ることはできる?
小動物や小鳥、インコを火葬後、自宅で供養してあげたい、「人と一緒に入れる霊園に入れてあげたい」お骨を引き取りたいという方がいる一方で、お骨を引き取ることを希望されない方がいるのも事実です。
色々な気持ちの置き方はあるものの、マンションで埋葬場所がないというケースや自宅に仏壇や骨壺を置けるスペースがないという方もいます。
火葬を執り行う業者にとっても必ずしもすべてのお客様がお骨の引き取りを希望しているという認識があるわけではありません
火葬後お骨を骨壺に入れて欲しい、ご家族様で収骨したいなど希望がある場合は必ず火葬を依頼する前にしっかりと希望を伝えましょう。
希望を伝えてもお骨が残らない場合もあります
家族にとって辛い現実ではありますが、小動物や小鳥、インコの火葬の場合、それまでの健康状態や年齢、持病によって骨が脆く(もろく)なり空洞化している場合があります。火葬後しっかりとお骨が残らず細かな灰になってしまう事があります。
残念ながら大変繊細な動物だからこそ、事前に火葬後お骨が残るか確約はできないことは了承しておくことが必要です。
ただこのような場合(灰になっても)骨壺に収め自宅に連れて帰って、ご供養することができます。火葬前に、もしも希望通りにならなかったら、どうするのかもしっかりと相談をしておくと安心です。
火葬後のお骨の供養方法は?
ペットを火葬した後ご自宅でしばらくの間ご供養される方が多いです。気持ちの整理がつき、お別れの決心が着くまでにかかる期間は人より様々です。何日以内に霊園へ納骨しなければならないという決まりはありません。
ご自宅で供養する際にメモリアルグッズも増えています。仏壇(メモリアルBOX)・写真立て(遺影)・仏具セット・お供え物を添えて、家族の皆が集まる場所に御骨壺を安置してあげるのも供養の方法の1つですよね。
ペット霊園への相談は焦らずゆっくりで大丈夫
ペット霊園や供養塔など自宅以外での供養を考える場合、その依頼先選びも簡単ではありません。後悔をしない、家族が安心できる方法や場所を選ぶためにはゆっくり時間をかけることも必要です。
小動物や小鳥、インコが亡くなった後、火葬の目安は数日以内です。火葬までは慌ただしく時間が過ぎてゆきますが、火葬を終えてあればその後はゆっくりと時間をかけて供養について考えることができるでしょう。火葬を済ませることは必ずしも必要なことではありませんが、火葬を行うことの意義はこのような時に感じていただけるのではないでしょうか。
安心してお願い出来る葬儀社を探すためには?
大切な家族でもある小動物や小鳥、インコとのお別れに直面している家族にとって、その悲しみをより増大させるような火葬や葬儀にまつわるトラブルも実は多々あります。
ネット上やSNSにはそのような飼い主の悲痛な書き込みがたくさんあり、自身も同じ様な体験をしてしまうのではと不安に感じてしまうこともあるでしょう。
ペットへの愛情やそのお別れの方法、供養に対する思いは人それぞれです。大切なペットを火葬する際、依頼できる火葬業者選びネットや動物病院などの口コミを参考し情報を集め信頼を抱ける火葬業者に最期のお別れの手伝いを依頼してください。
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