「ペット火葬」と聞くと、犬や猫やペットが亡くなった際に、昔は自宅に埋葬、もしくは自治体にお願いするなどのイメージが強い方も多いのではないでしょうか。以前はそういった方法が主流でしたが、現在はペットが亡くなってしまった際に、ペット火葬専門の会社が火葬を行うことを主に「ペット火葬」と言います。
自分が愛したペットは出来ることならば、そのままの姿で置いておきたいという気持ちになるかもしれませんが、ペットも亡くなった後は適切な処理(供養)が必要です。

その供養方法の一つとして、「火葬」という方法が現在の日本では多く選択されている方法です。
昨今、ペットショップも増えましたし、住環境も変化してきて、犬や猫だけではなく、ハムスターやフェレットなど様々な動物をペットして、家族として向かい入れることが出来る環境になってきました。
また、犬や猫やペットの飼育数の増加とともに、犬や猫やペットを火葬する施設、いわゆるペット専門の斎場も各都市に出来てきました。
しかし、「火葬」という言葉自体、普段の生活で使うことが無いでしょうから、ましてや人の葬儀も経験したことが無い方は火葬のイメージが全くつかないと思いますので、火葬とはどのようなものか?どこで?なぜ火葬を?様々な疑問が分かって頂けるように説明していきたいと思います。


犬や猫のペットの葬儀の手順(流れ)について

ペット火葬を一言で言うと何?

ペット火葬を一言で表現するならば、「現代における亡くなったペットの供養法」です。
以前は、ペットが亡くなると山に埋めるなど、本来は誤った処理法が適切な供養法として広まっていましたが、土葬であれば専用の霊園、つまり土葬専用の土地にて行わなければなりません。しかし、日本国内では都心部であってもその様な土地を確保することは困難です。そこで、ペットは火葬を行って正しく供養(処理)されることが通例となってきました。

ペットの葬儀での住職の手配は自分でする?

ただ、我々が言う「ペットの火葬」とは、ペット=家族ですから、単に焼却するのではなく、「遺骨を残す・供養(くよう)する存在に変える」、という意味合いがあります。そのため、(ただ焼却するのであっても困難とは思いますが)一般の方々が、自分で火葬を行うことや、自治体運営のクリーンセンターで一般廃棄物と一緒に焼却することは、ここでいうペット火葬とは意味合いが異なります。

ペットの葬儀後には、法要や忌日の初七日、四十九日、百か日、一周忌などはあるの?

ペット火葬=しっかりとお別れの儀式を行って、ペットを火葬に送り出すということになります。また、火葬の後は、ご自身の手で遺骨を拾うことも出来ます。つまり、犬や猫やペットの火葬は、ペットを送り出すお葬式の方法の一つと考えて頂くとご理解いただけると思います。

ペット火葬を行っている場所

犬や猫やペットの火葬は、自治体でも個別で火葬を受け付けているところがありますが、それは極めてまれで、概ね、民間のペット霊園やペット火葬専門の会社に依頼することになります。民間のペット霊園やペットや火葬専門の会社であれば、犬や猫やペットを個別に火葬できますし、遺骨も自分の手で拾うことが出来ます。どのような火葬のプランがあるのか?ほかの記事で紹介していますのでご覧ください。

詳しい火葬方法はこちら➡︎「ペット火葬で知っておくべき3つの火葬方法

ペット火葬の仕組み

犬や猫やペットの火葬は、専用の火葬設備によって行われます。
いわゆる、ペット火葬炉と呼ばれるもので、その構造は人間の斎場のものとほぼ同じように出来ています。

灯油や都市ガスを燃料として、 

ハムスターや小鳥等の小動物は、約30分
小型犬、約40分~1時間
中型犬、約50分~1時間30分
大型犬、約1時間~2時間


の所要時間で火葬は終了します。


昨今の火葬炉は、臭気も抑えるように出来ていて、また、小型のものも開発されており、車に火葬炉を積載した訪問火葬車というものもあります。火葬後は、ペットの種類によって個体差もありますが、尻尾、爪、指や歯といった小さな遺骨もきれいに残りますので、一つ一つ確認しながらお骨拾いを行うことが出来ます。

ペット火葬は何故行うのか?

先にも書きましたが、飼い主様はペットが亡くなってもなかなか気持ちの整理がつかず、どうすれば分からなくなる方も多いでしょう。中には、土に埋めれば自然にかえってくれるかな、との思いでお庭に埋められた方もおられます。しかし、衛生面等の問題があることが分かり、数日後、遺体を掘り起こし改めて火葬を依頼されるケースもあります。


つまり、日本の風土を鑑みると決して土にかえすのは良い供養方法とは言えず、やはり火葬をして遺骨にされることをお勧めします。

参考記事:「ペットは火葬するべき?」

ペット火葬は最善の供養法

ペットを火葬して遺骨になれば、お墓や納骨堂に納骨できます。納骨することで周忌法要を行ったり法要に参加したり、いつまでも良い環境でご供養をすることが可能です。中には、遺骨でアクセサリーを作っていつまでも身に付けたり、分骨して家族でご遺骨を共有するという、現代ならではの供養方法も増えてまいりました。

我々は、ペットが亡くなってもそれで終わりではなく、亡くなった後の向き合い方を考えることも飼い主として大切なことと考えます。ですから、もしペットが亡くなれば、動揺する気持ちを少し落ち着かせて、先ずは火葬を行う予定を立ててみてください。ペット火葬の専門会社のスタッフは、どの様にすれば良いか丁寧にアドバイスをしてくれますので、一度電話で問い合わせをしてみてください。
ペットは火葬する、また、お骨拾いをすることで、飼い主様の気持ちにも区切りが出来たり安心することも出来ます。つまり、ペット火葬は飼い主様の感情もケアできる現代におけるペットの最善の供養方法です。

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2003年からペットセレモニーに携わっています。小さなハムスターから、ゴールデンレトリバーまで、今までお見送りのお手伝いをさせて頂いたご家族様は、数千件になります。 日々、ペットの葬儀、セレモニーの現場で経験することをもとに、皆様のお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 有資格:1級 動物葬祭ディレクター