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大切なペットが亡くなってしまった時、いまの社会では火葬を選択するご家族様が圧倒的に多く、その割合は9割近いといわれています。
しかし、火葬にもプランの違いがあり、返骨ができるプランや返骨ができないプラン・費用など、差があるので一概に火葬といっても選択肢が多く存在します。
火葬後の供養の方法によっては返骨が必要だったりするので、しっかりと火葬後の希望は事前に家族全員で話し合っておきましょう。
今回は、お骨を手元においておきたい場合の火葬のプランをいくつかご紹介します。
お骨を手元に置いておきたい時のプラン
個別火葬
まず、お骨を手元に残したいという希望がある場合は「個別火葬」を選択する必要があります。
個別火葬とはその名の通りご家族様のペット1頭で火葬することです。
お骨を手元に残すには「返骨」をしてもらわないといけません。
そのためにはきちんとうちの子の骨だとわかる必要があるので、個別での火葬が必須です。
その個別火葬にも2種類のプランがあるので、次でご紹介しますね。
一任個別火葬
ひとつめは「一任個別火葬プラン」です。
一任個別火葬は、ご家族のペット1人で火葬されますが、収骨はセレモニースタッフさんが行ってくれるお任せプランです。
お骨姿になってしまったペットを見ることができないというご家族様や、個別火葬はしたいけどなるべく費用を抑えたいというご家族様に向いています。
ペット火葬会社によりますが、そのまま納骨まで一任するので返骨が出来ない場合もありますので、一度ご確認くださいませ。
立合個別火葬
ふたつめは「立合個別火葬」です。
個別火葬なのでもちろんご家族のペット1人で火葬されます。
その上収骨を含め、全ての工程で立ち合いが可能なプランになっています。
収骨の際は、セレモニースタッフさんがひとつひとつ丁寧にお骨の説明をしてくれ、この骨がどこの骨で綺麗に残っているなど、理解しながらより一層大事にお骨を納めることができます。
最期まで責任をもって看取りたいご家族様や複数の骨壺に分骨したりといった収骨の希望があるご家族様はこのプランを選択しましょう。
お骨が手元に残らないプラン
合同火葬
合同火葬は、個別火葬と違い複数のペットを同時に火葬するプランです。
複数のペットを一緒に火葬するため、残ったお骨がご家族のペットのものなのか、火葬後では判別できないため、返骨は難しいです。
そのため、ペットのお骨を手元に残したいご家族様はこのプランは選択しないようにしましょう。
個別火葬のメリットデメリット
自宅供養や納骨など選択肢が増える
返骨されたお骨は、自宅供養にも納骨堂に納骨するでも如何様にもできるので、火葬後の供養方法の選択肢は広がります。
逆に、合同火葬は自宅に連れ帰ることが不可能なので、ペットは共同墓地で眠ることになります。
ほかのペット達も大勢眠っているので寂しくはないかもしれませんが、ご家族様に合うためには来園を待つしかないですよね。
料金が比較的高い
個別火葬は合同火葬に比べて料金は高くなってしまいます。
骨壺代や覆いが含まれているため、コストはどうしても上がってしまいます。
しかし、大事なペットのお骨を持ち帰りたいというご希望であれば個別火葬を選択する必要があるので、費用面も大切ですが、後悔しないためにも、削る部分とそうでない部分はある程度決めておくとよいかと個人的には思っています。
合同火葬のメリットデメリット
料金が比較的安い
合同火葬は、コストが個別火葬よりも抑えられるというメリットがあります。
初めから共同墓地で眠らせようという希望のご家族様は、大勢のペット達とともに火葬される合同火葬を選択するといいですね。
どこのペット火葬業者も合同火葬・一任個別火葬・立ち合い個別火葬の順に料金は高くなる傾向にあります。
火葬は本当に最期のお別れなので、金銭的に諦めてしまって後悔してしまうことは避けてほしいと私個人の意見としては思っています。
ここは節約ポイントととしては考えなくて良いのではないかと思いますが、やはり金銭的負担も大事なことですので、無理のない範囲でやってあげたいことはできるプランを選択できるといいですね。
自宅供養ができない
合同火葬は、返骨ができないプランとなるので自宅に連れ帰ることが不可能になります。
自宅で仏壇やプランター葬を希望されているご家族様は、個別火葬を選択しましょう。
個別火葬後の共同墓地への変更は効きますが、合同火葬後の返骨へと変更は承りかねますので、迷っているご家族様はとりあえず個別火葬の選択をおすすめしています。
最後に
手元に残すなら個別火葬を選択しましょう
お骨を手元に残しておきたい場合は、個別火葬の選択が必須です。
火葬のプランは3種類ほどあり、うちひとつのプラン「合同火葬」は返骨ができないプランになるので注意が必要です。
自宅供養や納骨などお骨が手元にあると、今後のお骨の管理にも柔軟に対応できます。
例えば引っ越しなどで霊園から遠く離れてしまう・自身で管理できなくなったお骨を移動するなど、生活環境の変化により納骨に変えることや共同墓地に変更することも可能になりますので、火葬の段階でまだ迷いのあるご家族様はとりあえず個別火葬を選択することをおすすめしています。
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