ペットは家族の一員として、日々の生活を共にしてきた大切な存在。
そんな家族とのお別れは、想像以上に心が落ち込むものです。
特に、初めてペットを見送る若い世代にとっては、悲しみと同時に「どうすればいいの？」「何から始めたらいいの？」という不安もあるのではないでしょうか。
そこで今回は、ペット火葬を初めて経験するご家族様のためにペット火葬の流れやマナーなどをご紹介します。
ペットが亡くなったらまずやること
ペットちゃんが旅立ったことを確かめる
ペットちゃんが亡くなったことを確認する・・辛い事です。
専門の動物病院（かかりつけの病院）などで確認をしてはいかがでしょう。
特にハムスターなどの小動物では、冬眠状態が亡くなっていると勘違いしてしまうケースもあります。
小動物は冬眠状態か亡くなっているのか判断が難しいこともありますので、獣医師にみてもらうなどして判断をしてもらいましょう。
ご遺体を安置する
やるべきこととしてまず大事なことは、ご遺体を適切に安置することです。
小さな小動物やハムスターはお体が小さいこともありますことことから、霊安室の代わりとして冷蔵庫で安置する。なども一つの方法としていいと思います。
箱を準備して保冷剤をタオル等で包んでペットを上に寝かしてあげ、体やお腹を冷やしてあげましょう。
適切に安置をしておくことで、ご遺体を綺麗なままお見送りすることに繋がるため、しっかりと行いましょう。
安置に関しての詳しくはコチラ（https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/10141）をご参考にしてくださいね。
火葬当日の流れ
納棺
納棺、棺に納めて人と同じようにお体を安置するものとして、おくるみなどがあります。
副葬品やごはん、おやつ、お花などをお棺に入れて寂しくないようにしてあげましょう。
副葬品には一緒に入れられるものと入れられないのがあります。
詳しくはコチラ（https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/9743）をご確認ください。
セレモニー お葬式
ペットのセレモニーでは、人と同じように火葬の前にお葬式（葬儀式）をされる方もおられます。
その場合僧侶へのお布施が必要ではありますが、お見送りの方法としてお式をされるのも良いと思います。
ペットの冥福を祈る時間でもあるため、ゆっくりとペットを想い偲びましょう。
この際、祭壇に遺影として写真を持参するように案内があると思いますので、忘れずに準備しておくとよいですね。
当日の持ち物についてはコチラ（https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/8918）でご確認ください。
最期のお別れ
火葬前に、最後の「ありがとう」を伝える時間があります。
ここでは時間をかけて最期のお別れを十分に行えます。
その子のお姿に触れることができる最期の時となります。撫でたり、お声をかけてお名前をたくさん呼んであげてください。このお時間は大事な時間です。
ご火葬
出荷の後、火葬（荼毘にふす）が執り行われます。
火葬の時間はペットの種類や大きさによって異なります、
おおよそですが、約1時間～1時間半程です。
霊園での火葬ですと、待合室があってご家族でその子の思い出を語ったり、自宅に来てもらう訪問火葬などでも、自宅で待つ間は、写真などを見ながら偲ぶ時間となります。
ペットへの感謝の気持ちを祈るのも良いですね。
納骨または、返骨
火葬の後、お骨披露ですね。
基本、個別火葬の場合はご家族でお骨拾いができるプランです。
勿論悲しみで辛いお気持ちの方も多いですから、セレモニー担当にお骨拾いをお任せされる方もおられますので、そこは相談されると良いと思います。
その後、自宅にお骨を持って帰る、または、納骨をする。ご選択できます。
火葬プランの中の一つ、合同火葬プランをご選択された場合ペットのお骨は返骨できなくなります。
火葬自体が、色々な種類のペットとの合同の火葬方法の為、個別でお骨を返骨できないのです。
お骨は共同墓地への合同納骨となります。
個別火葬の場合、合同納骨・個別納骨どちらも選択できます。
49日の節目の供養まで自宅で供養したいと思われているご家族様は返骨をご選択ください。
また、最近では一部手元に残して、残りのお骨は合同に納骨される方も多いのです。地域によりその考えは様々ですが、そうされますとお手元供養がしやすい小さい骨壺で遺骨を供養できます事から、希望される方は増えております。
お別れのマナーと心得
服装について
服装は基本的に喪服である必要はありません。
セレモニーの時間のときあまりお疲れの出ない服装が良いと思います。
しかし、ある程度のマナーは守って来園しましょう。
基本的に派手すぎる色味類は控えましょう。
また、香水などの匂いのするものは避けて、アクセサリーなども控えめなものを着用しましょう。
服装マナーについて詳しくはコチラ（https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/10403）をご参考にしてくださいね。
お花について
ペットへ手向けるお花。
最近ではお花屋さんも対応が良く、ペットのお別れ用のお花を買いに行かれる方が増えていることもそうなのでしょうか。きれいな季節に合わせたアレンジをされていて、用意されるお花も華やかなものが多いと聞きます。決して決まりはありません。飼い主様のお好きなお花をご準備されてはどうでしょう。
ペット火葬への知識を持ち後悔のないお別れにしましょう
ペット火葬、ペットを亡くされて悲しい気持ちになるのは、世代は関係ないと思います。
小さなお子様もお別れをとても悲しまれます、ご家族皆様で、お別れをしっかりしていただければと思います。
ペット火葬入門を解説致しました。
はじめて経験される方へ少しでもお役立てば幸いです。
お花や副葬品、ペット火葬時の服装マナーなど、ある程度知っておかなくてはならないことがあります。
また、流れとして知識を得ておくことで、実際の火葬時に慌てず後悔のないお別れになることでしょう。
一緒に暮らした大事な家族の最期ですので、しっかりと準備をしてちゃんとお別れができるように参考にしてください。
