ペットが亡くなった直後は、悲しみの中で手続きや安置方法、火葬の選び方など決めることが多く、戸惑うご家族も少なくありません。
どのように進めれば安心できるのかを知っておくと、後悔を減らし落ち着いてお別れの準備ができます。 そこで今回の記事では、ペットが亡くなった直後の手続き・安置方法・火葬の選び方を紹介します。
自宅で最初に行ってあげたい「安置」の基本

ペットが息を引き取ったあと、お別れまでの時間をきれいな状態で過ごさせてあげるには「安置」の処置が必要です。
ここでは火葬までの時間に行っておきたい準備について解説しています。
きれいな姿で送り出すための準備
ペットが亡くなると、数時間ほどで硬直が始まります。その前に手足を優しくお腹の方へ曲げ、眠っているような自然な姿勢に整えてあげてください。すでに硬直が始まっている場合は、無理に動かす必要はありません。
次に湿らせた布やガーゼなどで、身体全体を拭き清めます。特に口元はフードや薬で汚れていることが多いので、丁寧に湿らせて拭き取っていきます。
最後にブラシ等で毛並みを整え、きれいな姿にしてあげましょう。
亡くなったペットの傷みを防ぐために保冷する
安置において最も重要なのが、亡くなったペットの保冷です。保冷剤や氷をタオルで包み、頭部と腹部を重点的に冷やします。
安置場所はエアコンの効いた涼しい部屋を選びます。リビングに安置する場合は夏はクーラー強め、冬は暖房控えめにすると良いでしょう。
火葬まで時間が空く場合は、数時間おきに保冷剤の溶け具合を確認して、こまめに取り替えます。
保冷剤の結露や氷が溶けた水滴で遺体が濡れてしまわないよう、厚手のタオルやペットシーツで巻くことをおすすめします。
必要な手続きや届け出を行う

ペットが亡くなると、事務的な手続が発生することがあります。
特に犬を飼っていた場合は、法律に基づいた届け出が必要です。手続漏れがないよう、ひとつずつ確認していきましょう。
犬の場合は「死亡届」の提出が義務
犬が亡くなった場合、狂犬病予防法に基づき死後30日以内に「死亡届」を提出することが義務付けられています。手続きは保健所で直接行う方法と、電子申請があります。
届出の際には、以下のものを用意しておきましょう。
- 注射済票番号
- 鑑札
- 犬の登録年度と登録番号
手続きが必要なものの一例
死亡届以外にも、状況に応じて必要となるものがいくつかあります。
こちらもできる限り早めに進めていきましょう。
- マイクロチップの登録抹消:指定登録機関への連絡、またはオンラインで手続
- 血統書団体への連絡:発行元の団体へ連絡する。
- ペット保険の解約:加入している場合は、速やかに保険会社へ連絡する。
- 定期購入サービスの停止:フードや消耗品のサブスクリプションを利用している場合は、停止の手続を行う。
また、厳密には必要な手続ではありませんが、これまでお世話になっていた動物病院にもお礼を兼ねて一報入れておくことをおすすめします。
ペット火葬の選び方

ペットの火葬には大きく分けて3つの形式があり、お別れの仕方や費用、お骨の扱いが異なります。ここではそれぞれの方法について解説しています。
他の子と一緒に見送る「合同火葬」
合同火葬は、他のペットたちと一緒に火葬を行う形式です。火葬後はそのまま提携している合同供養塔へ埋葬され、他のペット達と一緒に眠ることになります。
この形式は「一人ぼっちにさせるのは寂しいので、お友達と一緒にいさせてあげたい」という飼い主様におすすめです。
また、他の形式に比べて費用面でのご負担が比較的抑えられる点も、選択理由のひとつです。
ただし他のお骨と混ざることになるため、後からお骨を返してもらうことはできない点に注意が必要です。
返骨を希望するなら「一任個別火葬」
一任個別火葬は専門業者に火葬を任せ、お骨を受け取る形式です。火葬自体は個別に行われるため、お骨は返してもらえます。
仕事や家事などで火葬当日の立ち会いは難しいが、お骨を自宅に持ち帰って供養したい。落ち着いてから、ゆっくりとお骨を迎えたいという飼い主様に選ばれている方法です。
お骨上げまで立ち会う「立会火葬」
立会火葬はご家族が火葬場や移動火葬車まで同行し、火葬の前後からお骨上げまで行う形式です。
人間のお葬式と同じように、最後の一瞬まで寄り添って見届けることができます。
3つの形式の中では費用が最も高額になりますが、最期まで手厚く見送ってあげたいというご家族に最適なプランです。
また、火葬・葬儀ついて紹介している他記事についても(https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/11192)にてご紹介しています。
後悔しない火葬業者選びのポイント

後悔のないお別れにするためには、どの火葬業者を選ぶかも重要なポイントです。
まず、電話対応や相談時の受け答えをよくチェックしましょう。こちらの質問に対して誠実に答えてくれる業者は、当日の対応も丁寧である可能性が高いといえます。
追加料金の有無を明確に示してくれるかも重要なポイントです。
お骨壺代や覆袋、出張費用などを含んだ総額を提示してくれる業者を選びましょう。
不明瞭な点があれば、納得できるまで説明を求めることが大切です。
供養のスタイルに合わせて「斎場」か「移動火葬車」かを選ぶ
火葬の選択肢として「斎場」と「移動火葬車」の2つがあります。どちらを選ぶかは、その後の供養のイメージに合わせて選ぶと良いでしょう。
落ち着いた専用の施設内で葬儀や火葬を行いたい場合は、斎場が適しています。
納骨堂や供養塔が併設されていることも多いため、火葬後も定期的にお参りに通いたい飼い主様に選ばれています。
設備が充実している分、費用は移動火葬車よりも高額になる傾向があります。
住み慣れた自宅付近で静かに見送りたい場合や、高齢のご家族がいて外出が難しい場合は、移動火葬車を選ぶと良いでしょう。
どちらが良い・悪いではなく、ご家族のライフスタイルや「どのように見送りたいか」という希望に沿って選択することが大切です。
心穏やかなお別れを迎えましょう

ペットとの別れは、いつか必ず訪れるものです。いざその時を迎えると、深い悲しみから冷静な判断ができなくなってしまうことも少なくありません。
だからこそ、まだ心に少しでも余裕があるうちに「いつか来る日」のことをあらかじめ知っておくことが大切です。
愛ペットグループでは、飼い主様が後悔のないお別れを迎えられるよう、心を込めてお手伝いをさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。