ペットちゃんのお供え物はどんなものがいい?お供えしてはいけないものはあるの?

初めての供養する際にペットちゃんに、どんなお供え物をすればいいのか悩まれていませんか?
ペットちゃんは大切な家族の一員だからこそ、思いのこもったお供え物をしたいと思いますよね。
私たち人と同じような食べ物は、お供え物としてふさわしくないのか・・・ペット用のオヤツやフードじゃなきゃいけない?など悩まれていませんか。
ここではペットちゃんのお供え物にどんな物が適しているか、お供えしてダメな物があるのかをお話ししていきます。

お供え物について

 ペットちゃんのお供え物はどんなものがいい?お供えしてはいけないものはあるの?
お供えは「供物(くもつ)」や「お供えもの(おそなえもの)」とも呼ばれ霊を慰めたり感謝の気持ちを示したりする意味が込められています。
1.敬意と尊敬: 故人や神聖な存在に対する敬意や尊敬の気持ちを表現します。
2.感謝と奉仕: 恩恵に感謝し、恩返しや奉仕の意思を示します。
3.絆とつながり: 故人や神聖な存在との絆を深めるための手段です。
4.心の浄化と祈り: 自身の心を浄化し、祈りやご冥福を願う。
この4つの意味を持ってお供え物が行われることがありますが、シーンによってのペットちゃんのお供え物の注意すべき点などをお話ししていきます。

葬儀式(火葬)でのお供え物について

 ペットちゃんのお供え物はどんなものがいい?お供えしてはいけないものはあるの?
葬儀式や火葬の時に棺の中は綺麗なお花でいっぱいに飾り、好きだったオヤツやフードを沢山入れてあげたいと思われるご家族様も多いかと思います。
棺の中に入れるお供え物は一緒に火葬できるものが限られてきます。
大好きだったぬいぐるみや服・毛布なども入れてあげたい気持ちもありますが、繊維類などは火葬するとペットのお骨に付着して黒く色がついてしまう事がありますので、お供えすることはできません。
その代わりに葬儀式の際にペットちゃんが大好きだったぬいぐるみや服・毛布などを祭壇にお供え物としてお飾りすることができることもあります。

詳しくは【紙の棺、ベッドやタオルがペットの火葬で一緒に火葬出来ない理由は?火葬出来るものは何?】をご参照ください。

霊園でのお供え物について

お供え物というと食べ物を一番にイメージするのではないでしょうか。
お菓子やフードが代表例で特にNGなものは無いのですが、納骨堂は共同スペースでもあるためニオイがきついものは避ける事をお勧めします。
また、腐敗を防止するために封を開けずにお供えをしましょう。
季節によりケーキ屋や果物をお供えしたいところですがこれについても同じです。
「どうしてもお供えしてあげたい」という時はお供えをして手を合わせた後に持ち帰る形が良いでしょう。
お水に関しても同様です。
NGなものは無いと思って良いです。
お供えしたお水がこぼれたりしないようにペットボトルに入ったお水をお勧めします。
お花も供え物の代表例ではないでしょうか。
個別棚に納骨する際にはプリザーブドフラワーや造花を供えてあげるのが一番です。
線香もローソクもとても大切なものですが注意点があります。
それは実際の火を使うものはNGだということです。
万が一の火事の恐れもあるため火の扱いには十分気をつけなければなりません。
施設によっては萬霊塔にだけ線香とローソクが使えるようになっていますので個別棚に納骨されている場合は電子線香や電子ローソクをお勧めします。

詳しくは【ペットのお墓参りには何を持って行けばいい?納骨堂やペット霊園には仏具やお線香はある?】をご参照ください。

手元供養のお供え物について

 ペットちゃんのお供え物はどんなものがいい?お供えしてはいけないものはあるの?
故人の好きだった食べ物や飲み物をお供えするのは人間だけではなくペットちゃんたちも同じです。
ご自宅での供養の場合、お供え物として供えてはいけない物はございません。
生前使っていたオモチャや服や大好きだったフードとオヤツに、いつも欲しがっていたお菓子・私たち人が食べる物でも大丈夫です。
天国に行っても大好きな物をお供えしてあげたいですよね。

仏花の由来

 ペットちゃんのお供え物はどんなものがいい?お供えしてはいけないものはあるの?
お花を供えるようになった由来はお釈迦様に関係しているとされています。
お釈迦様が前世で修業している最中に仏様に会い、お花を供えたという説があります。
この出来事がきっかけで、お墓や仏壇などに眠る仏様にお花を供える習慣ができたと伝えられています。

お花の選び方に注意

 ペットちゃんのお供え物はどんなものがいい?お供えしてはいけないものはあるの?
お供えする花を選ぶときは最低限のマナーを守る必要があります。
日持ち・色・トゲや毒の有無・香りの強さなど、注意する必要があります。
長持ちする花を選び、すぐに枯れてしまう花はお供えの仏花には、ふさわしくありません。
仏花の代表的な花として有名な菊の花は、長持ちする上に季節に関係なく購入でき安さからよく選ばれています。
花が枯れていて死を連想させるドライフラワーは仏花に適しませんので気を付けましょう。

四十九日まで

四十九日までは白や淡い色の花をお供えしてあげましょう。
己の心を明るくする忌明け(きあけ)から明るい色のお花を、お供えしていきましょう。
お供え物として飾る花に適さないのは、トゲや毒・香りが強い・枯れるのが早い花です。
トゲのある花として有名なバラやアザミなどは、トゲが殺生を連想させるため仏花には適していません。
彼岸花やチューリップなどの毒がある花は毒を供えることになるのでNGです。

トゲのあるお花は工夫次第で

バラやアザミはトゲがあるため仏花に向かないのですが、多くの人から愛されている花ですよね。
トゲのある花はトゲをすべて取り除いてから、お供え用として飾る事をお勧めします。
造花やプリザーブドフラワーでも大丈夫です。
枯れる心配がない、費用を抑えられる、水の入れ替えが不要、誤ってペットちゃんの骨壺などを濡らすことがない、などです。
命日や法要・特別な日には豪華に花をお供えしてみてはいかがでしょうか。
ペットちゃんも喜んでくれるはずです。

お供え物はペットちゃんたちへの贈り物

 ペットちゃんのお供え物はどんなものがいい?お供えしてはいけないものはあるの?
ペットちゃんは私たちにとって大切な存在です。
絆を深めるためには心からの思いを伝えることが大切です。
「どんな物が喜んでくれるかな」と思いながらペットちゃんとの思い出や一緒に暮らした時間を思い出して特別な贈り物を選ぶことが大切です。
お供え物を選ぶ時には、ご家族様の思いや愛情を一番に大切にしてください。
心からの思いを込めたお供え物は、きっとペットちゃんに届き喜んでくれることでしょう。

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沼波恵美
自分自身も大好きなペットに囲まれて過ごしていますが、その気持ち、愛情をもって葬儀、お見送りのお手伝いをさせて頂きます。
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