大切なペットが病気になったり、ケガをしたり、年齢とともに不安になることも多いですよね。しかし、いつも可愛く楽しい思い出をくれるペットですから、いつまでもに伴侶としてそばにいて欲しい気持ちになりますよね。
今までに残念ながら大切なペットが亡くなり、火葬や葬儀を経験された方もおられるかと思いますが、その亡くなられた時期や命日は覚えているでしょうか?
よくペットが亡くなる時期や季節があれば、事前に知っていればそれを対策として、ペットの命を守ることが出来るかもしれないので教えて欲しいですよね。
私共の様なペット火葬会社への飼い主様からの質問としては、「ペットのお葬式、多いですか?」というものがあります。
ペットを飼われる人が多くなったので「需要」として多いですか?と聞かれることがほとんどだとは思います。
「時期」によるペットのお亡くなり、お葬式が増加する傾向があることも確かですので、そちらを少しお話してみたいと思います。
季節による傾向
ご想像される方も多いかもしれませんが、暑さや寒さのピークとなる夏場や冬場は確かにペットのお葬式のご要望は多くなる傾向にあります。
その中でも7月8月は「中型犬」以上の大きな身体、長毛種のペットが亡くなる傾向が強くあります。
その逆に冬場は、うさぎや猫のお葬式が多くなります。
近年の夏の暑さでは、動物も人と同じで熱中症になりやすく、中には夏の昼の時間帯に無理に散歩に連れて行ったり、エアコンのタイマーの設定で室内が暑くなり熱中症で亡くなるケースもあるようです。
そのあたりは、飼主様が気を付けていくことで事故は防げると思いますが、私共の経験上
で言うと、実は6月くらいから8月にかけて犬が亡くなる傾向が強くなります。
恐らく、6月というと「梅雨」、雨が多くなる時期になり日本特有の高湿度の時期が犬の過ごしやすさを妨げて、ストレスにも繋がっているのかもしれません。
特に老齢期や病気があるペットはいつも以上に気候変化には気を付けてあげてください。
また、梅雨時期は、飼主様が、梅雨時期ということで「まだ暑さを感じない」ためにペットの暑さ対策やケアを怠ってしまう傾向もその原因の一つかと考えられます。
昨今、犬はお庭といった外で飼われることが少なく室内で共に過ごされることが多くなり、暑さへの耐性も以前より弱くなったせいか、より湿度が高い暑い夏の時期はお身体へのケアが必要になってきますね。
熱中症
熱中症の初期症状としては、
「呼吸が荒い」「食欲がない」「ぐったりしていている」「心拍数がいつもよりも高い」といった症状が見られるようです。
その様な時は、動物病院に連れていくか、連絡をして指示を仰ぐことが最適ですが、動物病院からのお話として以下の様な応急処置があるようですのでご紹介させて頂きます。
(1) 冷房の効いた涼しい部屋に移動、風を送る
フローリングなどの床が冷たくなりやすい場所で、うちわや扇風機などで涼しい風を送ってあげましょう。
床がフローリングなどであれば濡らしたタオルを敷いてあげても効果的です。
部屋は冷房も良いですが、除湿モードで湿度を下げることも大切。
(2) 水で濡らしたタオルなどで包む
水で濡らしたタオルなどで全身を包んで冷やします。ただし、あまり冷たい水だと身体がショックを受けるかもしれないので常温の水が良いようです。
(3) 保冷剤を使う
保冷剤を身体にあてて冷やしてあげる方法もありますが、保冷剤を直接身体にあてると刺激が強いので、保冷剤をハンカチや薄手のタオルで包んでから冷やしてあげましょう。
※あくまでも熱中症と判断した際の一般的な対処法ですので、何かペットに異常を感じた際は、速やかに動物病院へ連絡して適切な対処法を仰いでください。
最後に
四季が特徴の日本ですが、言い換えれば気候変動も激しく、冬になればハムスターなどの小動物は室温調整が必要であったり、ペットそれぞれ適した環境は異なりますので、飼主様がペットに相応しい環境を整え、より長く元気で共に楽しい時間を過ごして頂ければと思います。
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