可愛がってきた大切なペットが亡くなったとき、ご家族さまは深い悲しみに沈んでしまうことでしょう。そんなときに贈られたお花は、その贈り主の優しさが心に沁みますよね。同時に、ペットが亡くなったときのお花のお返しについては、悩まれる人も多いようです。
この記事では、ペットが亡くなったときに届いたお花へのお返しはするべきか?と悩んでいる人や、お返しをするときどうしたらよいか?と考えている人に、お返しの考え方やその方法についてお話ししていきます。

いただいたお花のお返しについての考え方はさまざま

一言でお花をいただくと言っても贈ってくれた人とのつながりは、長年親しくしている友人もいれば、勤務先の人や習い事仲間、ペットを診てもらった動物病院、またペット仲間たちなど、いろいろありますね。多くの人がご家族さまやペットと日常的に関わりをもち、見守ってくれていたのだなと改めて気づかされることもあるでしょう。いただいたお花についての対応は、ご家族さまの考え方によってさまざまです。お返しはしないことに決めていると言う人もいれば、贈られた相手との関係によって対応を考える人もいるようです。贈ってくれた方全員にお返しをするという考え方の人もいます。

お返しをする

少しでもご家族さまの心の癒やしになれば・・・、亡くなったペットちゃんのご冥福を祈って・・・と贈られたお花。その心遣いに対する感謝の気持ちを、何か送ることで伝えたいと考える場合には、お返しをするのがよいでしょう。
日本では一般的に、人が亡くなったときに受け取るお香典には、3分の1から半分程度のお返しをする半返しという慣習があります。ペットは人の場合とは異なり、宗教や風習などを気にする必要はありませんが、お返しの金額を決める一つの目安とするのも良いかも知れません。もちろん、そういった慣習と関係なくお返しを選ばれるのもよいでしょう。大切なことは、ご家族さまの気持ちにあったお返しを行うことだと思います。お返しを送った人たちに、亡くなったペットのことを再び思い出してもらうことで、ペットにもよい供養になるかも知れませんね。

お礼を伝える

亡くなったペットのお返しについては、特にルールはありません。お花を贈る側の気持ちを考えたとき、少しでも悲しみが癒やされればという心遣いであって、ほとんどの人がお返しを期待しているわけではないでしょう。また、お返しをいただくとかえって心苦しいと感じる場合もあります。お花を贈ってくれた人がペットを飼っているお仲間の場合は、お互い様という考え方もあるかも知れません。
ご家族さまが、お返しではなくメールや口頭でお礼を伝えようとお考えになる場合、「あのときいただいたお花で、自身もペットも気持ちがとても慰められた」と伝えることができれば、充分だと思いますよ。

ペットが診てもらっていた病院からお花が届いた場合

ペットが亡くなったとき、診てもらった動物病院からお花が届けられたという話は時々耳にします。その場合に、お返しやお礼をした方がいいの?と悩む人もいらっしゃるようです。病院に電話をしてお礼を伝えるという人もいれば、獣医さんや病院のスタッフにとてもお世話になったので感謝の気持ちにと、お返しを送る人もいます。また、ペットを想うご家族さまの気持ちに寄り添い贈ってくれたことはもちろんですが、病院側のサービスの一環と捉える場合も少なからずあるようです。その場合は、感謝して受け取るだけという人もいらっしゃると思います。
もし、亡くなったペットの他にまだお子様がいて、引き続き同じ動物病院で診てもらう場合には、通院の際にお礼を伝えたり、スタッフの皆さんと食べてくださいとちょっとしたお菓子を渡したりするのもよいでしょう。いずれにせよ、こうした方がよいとか、こうすべきというルールはありません。今後お世話になるのかどうかも考慮して、ご家族さまで話し合って決めればよいでしょう。

お返しはいつする?

人が亡くなって香典などを受け取った場合には、四十九日が過ぎてから香典返しをするのが一般的です。ですが、人と違ってペットが亡くなったときのことについては、ルールを気にする必要はありません。火葬を済ませて気持ちが落ち着いたら、感謝の気持ちをお届けするという心づもりでよいでしょう。具体的には、ご家族さまの気持ちや身辺が落ち着いた頃と考えて、火葬を終えて数日後から1ヶ月が経過するまでを目安にするということでよいと思います。
また、ペットのためのお葬式や四十九日法要を、正式に行うご家族さまもいます。その際に、周りの人からお香典や供花を送っていただいたような場合には、人と同様に熨斗をつけて四十九日法要後に香典返しをされる人もいらっしゃるようです。

お返しのときに添えたいカードやお礼状

一言で気持ちを伝えるカード

ペットのお悔やみにいただいたお花のお返しには、できればお礼状やカードなどを添えて、気持ちを伝えたいですね。そのときに添えるメッセージは、人の香典返しの礼状のように、形式的な固い文章よりは、自然体の言葉のほうがよいでしょう。ご家族さまで意見を出し合うのも良いかも知れませんね。ご自身の言葉で感謝を伝えましょう。

カードに書くメッセージ

カードに添える言葉として・・・
「〇〇ちゃん(ペットの名前)のためにお心遣いいただき、ありがとうございました。」
「△△さんのお気持ち、本当に嬉しかったです。」
「悲しい気持ちでいた時にお花が届き、癒やされました。」
「△△さんのやさしい気遣いに、心が温かくなりました。」
などはどうでしょうか。
決まった形式やルールはないので、自然な文章で感謝の気持ちを伝えてください。
また、「遊んでくれてありがとう。楽しかったよ。〇〇(ペットの名前)より」や「きれいなお花をありがとう。〇〇(ペットの名前)より」
とペットの名前で感謝の気持ちを添えるのもよいですね。

礼儀を払って感謝を伝えたいお礼状

メッセージカードでは、ややカジュアルすぎる。礼儀をつくしてお礼を文章で伝えたい。という場合は、お礼状がぴったりです。人のお悔やみのお礼状の場合は、「拝啓」を使っての書き出しが多いものですが、そこまでかしこまったものでなくてよいでしょう。ただし、礼儀をもって丁寧語を使って書きましょう。

お礼状の文章

文章全体としては、いただいたお花へのお礼、これまでお付き合いいただいたことについての感謝(動物病院の場合は診察や治療でお世話になったことへのお礼)と、今後もよろしくお願いしますというお願い、最後に、送る相手の健康や発展・活躍を祈る文章で締めくくる。という流れにするのがよいでしょう。最後に、日付や名前も忘れずに書き加えましょう。もちろん、少々堅苦しいかなと感じる場合は、自分らしいよりカジュアルな文章にしても問題はありません。

ペットのお悔やみ お返しのおすすめは?

ちょっとしたお返しの場合

お返しをしようと決めたものの、何を選べばよいのか迷う人も多いでしょう。たとえば下に記した様な、相手に気を遣わせない程度のお返しはいかがでしょうか。

・小ぶりのお菓子やその詰め合わせ
・ペットのイラストが描かれたミニタオルなどの小物グッズ
・ペットを持つ人へのお返しには、おやつなどのちょっとしたペットグッズ
などをお返しに選んでいる人が多いようです。中でも食べ物は、後に残らないとしてこのような場合のお返しによいとされています。いわゆる「消えもの」と呼ばれるお茶やお菓子などは、人のお悔やみのお返しとして定番です。また、日常で使うタオルや洗剤といった衛生用品も、「悲しみを包み込む・洗い流す」という意味から選ぶ人が多い品物です。

もう少し高価なお返しの場合

いただいたお花が高価そうな場合や、ご供養のお品なども送ってもらった場合は、お返しもそれなりの物がよいですね。少しお値段の張るところでは、受け取ったお花の金額に応じて商品券やカタログでお返しすることもあるようですが、のし付きなどあまりかしこまったお返しをしても、相手を恐縮させてしまう可能性もあります。
また、お返しを送る際カードと一緒に、ペットの写真を添えたいと考えるご家族さまもいらっしゃるようです。もちろんそれも自由ですが、お返しをする相手との関係なども考慮して決められるとよいでしょう。

お花のお返しはご自身の考えで決めて大丈夫

ペットの死に直面したとき、ご家族さまはそのつらさに耐えるのが精一杯です。そんなときに届けられた心のこもったお花は、冷たくなった心を癒やしてくれますね。気持ちが落ち着いたら、ぜひお花のお礼を伝えましょう。
直接会って口頭で伝える以外にも、メールやお手紙等の方法があります。ご家族さまの気持ちや状況にあった方法で、感謝の気持ちを伝えてください。
またお返しについては、ご家族さまのお考えで選択しましょう。お返しをされる場合には、お返しの品と一緒にお礼のカードやお手紙などを添えることで、より感謝の気持ちが伝わりますね。その際、できれば自筆で手書きされることをおすすめします。相手により心が伝わり、受け取った相手との今後の関わりもさらによい方向に進みそうですね。

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ながもりなみ
ながもりなみ
実家では犬や猫と暮らし、息子たちが幼いときはカブトムシや亀、グッピーを育てていました。動物たちとご家族様の、暮らしの一助になる記事を書いていきたいです。