長年、ペットが慣れ親しんだ我が家。
「自宅の庭なら、安らかに眠れるはず…」
亡くなった後もずっとペットちゃんと暮らしてゆきたいと願う方もいらっしゃるでしょう。

お墓を購入したいけれど、気になる費用。
「自宅の庭なら、出費の心配もなく、節約できるはず…」
予算の問題からお墓の購入を躊躇される方もいらっしゃることでしょう。

様々な理由から思い付く、『自宅の庭へお骨を埋葬する』という方法。

しかしながら、大切なペットちゃんのお骨。
ご自宅のお庭へ埋葬や散骨することを決めたとしても、ご自分で行うにあたっては、疑問や不安がつきものですよね。

そこで今回は、ご自宅のお庭にペットのお骨を埋葬・散骨する方法について、皆様のお悩みを解決します。
どのようなことに注意すべきか、どういった手順で行うのか、ペットのお骨の取り扱い方法を詳しく解説します。

既にお手元にお骨がある方も、ペットちゃんの終活として、これからのために情報収集されている方も、どうぞご参考になさってください。

ペットのお骨や埋葬・散骨に関する法律と罰則とは?

法律において、ペットのお骨は「廃棄物」に当たります。
つまり、お骨の行方について気を付けなければならないのは、「不法投棄」。
近隣の公園や他人の土地へお骨を埋葬すると、不法投棄として法律に抵触する可能性があります。

ペットのお骨を不法投棄した場合の法律や罰則は次のとおりです。

1.廃棄物の処理及び清掃に関する法律
5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金、または両方

2.軽犯罪法
1日以上30日未満の拘留として刑事施設に拘置、1,000円以上1万円未満の罰金

更に、日本には水源を守るための規約もあります。
地域によっては「水源保護条例」などがあり、森林や水域に埋葬や散骨することが禁じられています。
罰則の一例は、1年以下の懲役、または50万円未満の罰金などとなっています。

なお、お墓に埋葬しなくてはならない「墓地埋葬法」が適用されるのは、人間のお骨のみ。
つまり、ペットのお骨を自宅の庭に埋葬することは法律に抵触せず、問題はありません。

しかしながら、安心は禁物!
近隣住人への迷惑行為や、土地売買によってお骨が発覚した場合など、訴訟トラブルに発展する可能性はあります。
これらの問題が起こってしまっては、後悔が募るばかり。
住宅地へお住まいの方や、引っ越しの可能性がある方は、注意が必要です。

「お骨はすぐに土に還ると思っていた」
「まさかクレームになるとは思っていなかった」
「当時は引っ越す予定がなかった」

実際にこのような問題が起こっているためです。
トラブルを回避するためには、慎重な判断を行ってください。

なお、以上の理由から、お庭への『散骨』はお勧めいたしません。
お骨とは認識できないような粉骨されたものであっても、外見上の問題や、粉塵として風に舞う可能性を踏まえると、近隣トラブルになりやすい要素が強いためです。
そのため、お骨は粉骨していても土に埋めることがお勧めです。

ペットのお骨を庭に埋葬する方法とは?

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たいへん悲しいことですが、誰もがペット好きであるとは限りません。
第三者にとって「お骨」とは、気持ちが良いものとは言い難い存在です。
お骨が埋葬されているお庭に対して、不快感を覚える人がいることを理解しましょう。

では、実際にどのようにお骨を埋葬したら良いのでしょうか?

ここでは、ペットのお骨の埋葬について、注意したいポイントをご説明します。
埋葬後のご供養で気を付けたい点やアドバイスについても紹介します。
どうぞご参考になさってください。

ペットのお骨を庭に埋葬するポイント『場所』

ペットのお墓は、庭のどこへ作ったら良いのでしょう?
「お骨」という特性に注目すると、次の5つに適した場所が最適です。
・人目に触れにくい場所
・人に踏まれない場所
・日当たりや風通しの良い場所
・水溜まりのできない水はけの良い場所
・湿度を含んだ土

玄関周りなど、目に触れる場所や踏まれやすい場所は避けるようにします。
また、お骨を早く土に還すためには、湿度の高い土が適していますが、お墓という特性上、日当たりの良さや、雨水などが溜まらない場所であることが好ましいです。

一般的に墓地や霊園などのお墓では、お骨を維持保管するのか、土に還すのか、いずれかの目的に合わせ、お骨にとって最適な環境づくりが行われています。
施設によっては、地中に雨水が溜まらないよう地盤に排水用の特殊工事を施したり、多くのお骨を土に還せるよう地中深くまで掘削したり、工夫されています。
また、ご先祖様から代々のお骨を埋葬できるよう、一つのお墓の中へ骨壷の保管スペースと土に還す場所を設ける場合もあります。

ご自宅のお庭へのお骨の埋葬は、『お骨を土に還す』という方法になります。

もし、お骨を土に還さずに維持したいと考える方は、骨壷のままご自宅の中で保管されることをお勧めします。
詳しくは、『ペットの火葬を終えた後、自宅で遺骨を保管する方法や供養の仕方って?』をご覧ください。
https://xn--vsq81f633bhk6a.net/2020/11/02/petikotsu/

また、埋葬場所の検討にあたって、方角を重視される方もいらっしゃると思います。
人のお墓選びにおいても、墓地区画の方角を気にされる方はたいへん多いです。
こだわる方は、お庭の方位を調べてから埋葬場所を選定するのも良いでしょう。
なお、お墓に適した方位は、宗旨宗派や地域などによって異なります。
特にこだわりがなく、無難な方角をと考える方には、日当たりを重視した、「東向き」や「南向き」が人気です。

ペットのお骨を庭へ埋葬するポイント『お墓』

続いて、お墓の形状や装飾についてです。
注意したいのは、次の3つとなります。

・墓石は転倒などを回避した安定性のある低い形状。
・住宅地ではお墓らしい形状を避けたシンプルなデザインが理想。
・植栽する樹木や花は難しい種類を避けて、育てやすい品種を選ぶ。

石は見た目以上にとても重たいため、転倒や倒壊にはくれぐれもご注意ください。
墓石を検討する場合、安定性のある低い墓石やプレート型がお勧めです。

また、樹木葬をお考えの場合、植栽に慣れていない方は、シンボルツリーの植樹を行わない方が無難です。
枯れたり、傷んだりしてしまうと、淋しさや哀しみを感じてしまうためです。
樹木葬を希望される場合、既にお庭にある樹木の傍へ埋葬することが最良です。
もし、新たな植栽をお考えの場合には、育てやすい草花で明るく彩ってあげた方がペットちゃんも喜ぶことでしょう。
埋葬した中心部へ玉砂利を敷き、周りをパンジーなどで囲むだけでも、ガーデニング風の素敵なお墓になりますよ。
和風のお墓をお考えの場合、霊園などでは、玉竜(タマリュウ)と呼ばれる草を用いることが多いです。
濃い緑の植物で、育てやすく、雑草が生えにくいことがメリットですので、白い玉砂利とも相性が良く、よく似合います。
よろしければご参考になさってください。

ペットのお骨を庭へ埋葬するポイント『埋葬』

次は、ペットのお骨の埋葬方法についての説明です。
お骨をお庭へ埋葬するには、次の手順で行います。

1.お骨は骨壷から出し、土に還りやすくするため、粉骨しておく。
2.分骨や手元供養を行う場合には、そのお骨を別にしておく。
3.埋葬場所を30cm程度掘る。
4.お骨を埋葬する(首輪などの副葬品は一緒に埋葬しない)。
5.埋葬後は平坦を意識するよりも、少し土が盛り上がるぐらいに均す。

野生動物や引越し後に土を掘り起こされ、お骨や副葬品が発見されると、大きなトラブルになる可能性があります。
そこで、お骨の埋葬にあたっては、『土に還りやすいようにする』という点を重視します。
副葬品は一緒に埋めないでください。

土壌やお骨によっても異なりますが、一般的にペットのお骨は土に還るまで、数年から十数年を要します。
万が一、野良猫などが庭の土を掘り返すと、お骨が外へ出てきてしまうことも…。
そこで、ご自宅の庭へ埋葬する場合には、『粉骨(ふんこつ)』を行っておきます。
粉骨とは、お骨を砕き、パウダー状にすることです。
粉骨の方法については、後述にて説明いたしますので、どうぞご参考になさってください。

また、お骨を『分骨』してご自宅で保管したり、アクセサリーとして持ち歩いたりする『手元供養』という方法も可能です。
愛しいペットちゃんとのお別れに未練を感じる方は、お骨を少し残しておくことも良いですね。
愛ペットグループでは、ご家庭でのご供養に最適な商品を取り扱っています。
一部の商品はインターネットにてお求めいただけますので、よろしければご覧くださいね。

▼Amazon
https://www.amazon.co.jp/s?me=A2NQ0VPYNV6ESW
▼Yahoo!ショッピング
https://store.shopping.yahoo.co.jp/petmemorial/

ペットのお骨を庭へ埋葬するポイント『供養』

お骨を埋葬した後、日常の供養における注意点は次の3つです。

・常に清掃を心掛け、できれば毎日手を合わせてお参りする。
・野生動物に荒らされないよう、お供えの食べ物は据え置きしない。
・住宅地では人前でのお参りを避け、お線香を使用しない。

お墓は常に清潔さを保つよう、こまめにお手入れをしてあげてください。
できれば、生前と同じように毎日、お供え用のお水を入れ替えて、手を合わせてあげることが最良です。
フードなどの食べ物は、野生動物がお墓を荒らす原因になるため、お供え後はすぐに片付けます。

なお、切り花をお供えする場合には、お花が長持ちするよう、お供え用のお水と同じタイミングで取り替えることを習慣にすることをお勧めします。
水に浸かっている茎の部分は、腐ったり、傷んだりしやすいため、この部分を水切りします。
これだけでもお花は長持ちするようになりますよ。

また、お線香の使用にはくれぐれも気を付けてください。
火気のみならず、煙や臭いも問題視されやすいため、特に人通りの多い場所や住宅地では屋外でのお線香の使用を避けることが無難です。

ペットのお骨を粉骨(砕骨)する方法と料金は?

ペットちゃんのお骨をお庭へ埋葬するにあたっては、土に還りやすいようパウダー状に粉骨します。

粉骨は、ペット火葬業者や粉骨専用業者などが請け負っており、専用の粉砕機を用いてお骨を粉末のパウダー状にしています。
お骨が土に還りやすくなるほか、容器を選ばずコンパクトに収納できるようになるため、粉骨は人間のお骨でも一般的に行われている手法です。

しかし、ご自身で粉骨しようと考える方にとっては、フードプロセッサーやミルなどの機器を用いてまで、パウダー状にしないといけないの?と、疑問に思う方もおられるでしょう。

そこで、ここでは、皆様ご自身が粉骨を行う方法についてご説明します。
また、粉骨業者へ依頼する場合、その費用についてもご紹介します。
お好みに合わせ、どちらかの方法を選択なさって下さい。

ペットのお骨を自分で粉骨する方法とは?

ここでは、皆様がプロセッサーやミルなどの機器を用いずに、お骨を手作業で粉骨する手順をご説明します。

大切なペットちゃんのお骨を砕く作業となるため、心が痛む方は少なくありません。
不安や難しさを感じる場合には、決してご無理をなさらぬようご注意ください。

1.ジップロックのような厚手のポリ袋を2~3枚重ねる。
2.お骨を重ねたポリ袋の1/4程度ぐらいまで入れる。
3.お骨を入れたポリ袋をタオルで包む。
4.麺棒やハンマーでお骨を砕く。
5.すべてのお骨を同じ手順で砕く。

散骨では、お骨を2ミリ以下にするなどとも言われていますが、ご自宅のお庭へ埋葬する場合には、規定やルールはありません。
一方で、細かいほど土に還りやすいため、早さを希望される方はできるだけ細かくします。

お骨を自分で粉骨することに抵抗のある方は、以下の粉骨業者への委託をご検討ください。

ペットのお骨の粉骨はどこに頼む?パウダー加工の費用とは

ペットのお骨の粉骨は、ペット火葬業者や粉骨専用業者などで対応しています。
お骨の量によっても異なりますが、犬や猫などの粉骨の価格料金は、一般的に税別10,000円前後です。

なお、愛ペットグループでは、以下の料金にて承っております。
『パウダーサービス』送料込み価格 税別8,000円
※お骨をお送りいただく際の送料は元払いとなります。

お電話やインターネットにて受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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365日24時間お電話受付

 

ペットのお骨を安全に埋葬する方法や自宅で供養する方法とは?

ペットのお骨を自宅の庭へ埋葬することは、法律上では禁止されていません。
しかし、以下のような問題や課題があることをお分かりいただけたと思います。

・近隣トラブルや引っ越しなどによるトラブル
・埋葬に適した場所や土壌
・粉骨の必要性
・お墓の維持管理と供養
・近隣住民や訪問者などへの配慮

お骨をお庭に埋葬することは、強い覚悟が必要です。
万全な環境と、心構えが整っていない方は、先ず冷静に考える時間を作っていただくことをお勧めします。
リスク回避や費用の面について、情報収集と比較検討を行うことはとても大切です。

ペットのお骨は霊園や墓地に限らず、納骨堂へ預ける方法もあります。
納骨堂の費用 税別20,000円~
https://xn--vsq81f633bhk6a.com

郵送による永代供養も可能です。
愛ペットの送骨納骨サービス 税別20,000円+送料
https://xn--t8jud8lua2gs461a.net

迷っている間、しばらくご自宅でお骨を安置しておくことも一理です。
『ペットの火葬を終えた後、自宅で遺骨を保管する方法や供養の仕方って?』
https://xn--vsq81f633bhk6a.net/2020/11/02/petikotsu/

大切なのは、『供養』の気持ち。
どうぞ、ペットちゃんと皆様にとっての安全と安心を第一に、より良い方法をご検討ください。

ペットの(粉骨した)お骨を自宅の庭に埋葬する方法について【まとめ】

以上、ペットのお骨を自宅に埋葬する方法についてご紹介しました。
まとめると、次のとおりです。

1.ペットのお骨や埋葬・散骨に関する法律
・ペットのお骨は廃棄物とみなされ、不法投棄すると法律違反に当たり、処罰の対象となる。
・水源保護条例がある場所にお骨を埋葬・散骨しても処罰の対象となる。
・法律上ではペットのお骨を庭に埋葬・散骨すると問題ないが、近隣トラブルが起こる可能性があるほか、引っ越しなどでお骨が発見されると訴訟問題に発展する可能性がある。

2.ペットのお骨を庭に埋葬する方法
・場所:人目に触れにくい・踏まれない・日当たり、風通し、水はけが良く、湿度を含んだ土
・お墓:墓石は低いもの・住宅地ではシンプルなデザイン・樹木や花は育てやすさを重視
・埋葬:30cm程度掘った穴に粉骨したお骨を埋葬し、少し盛り上がるぐらいに土を均す。
・供養:清掃と毎日の供養を心掛けるが人前ではお参りしない・お供えの食べ物はすぐに片付ける・住宅地ではお線香を使用しない

3.ペットのお骨を粉骨する方法
▼自分で粉骨する場合の手順
1.ジップロックのような厚手のポリ袋を2~3枚重ねる。
2.お骨を重ねたポリ袋の1/4程度ぐらいまで入れる。
3.お骨を入れたポリ袋をタオルで包む。
4.麺棒やハンマーでお骨を砕く。
5.すべてのお骨を同じ手順で砕く。
▼粉骨業者へ委託する場合の料金
相場費用:税別10,000円ぐらい
愛ペットグループ:送料込み 税別8,000円(お骨を送る送料は元払い)

4.ペットのお骨を安全に埋葬する方法や自宅で供養する方法
ペットのお骨を自宅の庭へ埋葬することに少しでも不安や戸惑いがある場合は、次の3つの方法も検討する。
・ペット霊園へ埋葬するか納骨堂へ預ける
・お骨を郵送して埋葬する
・自宅でお骨を保管する
納骨や永代供養による埋葬は、20,000円ぐらいの費用から可能。

誰にも迷惑をかけない広々としたお庭があり、先々までご家族で供養し続けることができればペットちゃんも幸せですが、決して容易ではありません。
近年、ペットと入れるお墓の購入を望む方が増えている背景には、ペットに対する家族の一員としての想いの強さがあると言われています。
一方で、ご自身のお墓を考える必要がない方にとって、ペットちゃんのお骨の行方は大きな悩みどころですよね。

埋葬先に迷われている方は、霊園や納骨堂などを実際に見学してみることをお勧めします。
ご自宅のお庭と比較し、メリットとデメリットをしっかりと踏まえた上で、お骨の埋葬先を決めましょう。

天国のペットちゃんと皆様に活用いただければ幸いです。

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私たち愛ペットグループでは、大切なペットが亡くなられた際に、少しでも飼い主様の心に寄り添って、火葬やご葬儀のお手伝いをさせていただいております。こちらでは少しでも皆様のお力になれるお話しができればと思います。お気軽にお問い合わせください。