目次
家族の一員であるペットちゃんが亡くなられると、最期のお別れのための準備をしなければなりません。
大切な家族だった存在がいなくなってしまう、そのための準備を事前に行うのは辛い気持ちになりますが、いざその時がきたら何をしたら良いかわからなくなるのが実情です。
大切だった家族だからこそ、きちんと準備をしておくことは、後悔しないお別れのためにも大切なことですね。
ペットちゃんの供養のためにしてあげられることは、どんなことがあるのでしょうか、そしてその準備は・・・
お葬式やその他にはどんなことをしてあげられるのか、ここで説明します。
ペットちゃんの火葬について
民間のペット火葬業者で行う火葬
ペット火葬業者に火葬を依頼することをお考えの場合、ペット火葬業者によって多少の違いはあるものの、葬儀や火葬について、そして納骨やその後の供養など、様々なセレモニープランや供養のサービスを選択出来るようになっています。
また、お見送りの時に必要な棺や骨壺といった葬送品類についても、ペットちゃんを安心して送り出せるよう、様々な商品・用品が用意されています。
ご家族様によっては、ペットちゃんの火葬だけではなくご葬儀や初七日法要といった周忌法要までお考えの場合もあるでしょう。
そのような場合には、僧侶を手配し本格的な葬儀も行うことが出来ますので、ぜひペット火葬業者のスタッフにご相談ください。
ペットちゃんが亡くなった場合は、ペット火葬業者への連絡は、出来るだけ早くされることをお勧めします。
と言うのも、ご希望の日程で火葬や葬儀の予約を取れない場合があるからです。
付き添いのご家族が複数いらっしゃる場合は、皆様の調整も必要になりますし、お仕事をお休みしにくいという事情もあるでしょう。
そんな場合でも、なるべく早く連絡されることで、ご家族様の希望に添った予定が組みやすくなります。
仮に予約出来る火葬の日時が先になってしまった場合でも、ペットちゃんの安置の仕方を教えてくれますし、そのお見送りの当日まで遺体を良い状態に保つことも可能です。
前もって安置の方法を知り、その準備をしておくことで、慌てることなく大切なペットちゃんを、葬儀の日までゆっくりと休ませてあげることも出来ます。
安置方法はこちらの記事で詳しく説明しています
「犬や猫のペットは亡くなったら(死んだら)いつまでに火葬しなければいけない?安置方法はどうすれば良い」
自治体(保健所)に依頼する火葬
市役所や町役場等の自治体にペットの火葬について問い合わせをすると、ほとんどの自治体が火葬の取り扱いを行っています。
もしくは、対応する窓口や斎場の連絡先を教えます。という答えが返ってくるでしょう。
しかし、現在、自治体に葬儀や個別火葬といった本格的な葬送、つまり収骨、返骨、個別納骨などの細かな供養を求めることは難しいのが現状です。
何体かのご遺体を、まとめて火葬(焼却)をするだけという形にとどまり、個別火葬を行い返骨までしてくれる自治体は、決して多くはありません。
これは自治体の対応が冷たいというよりは、規則に沿って予算の中で行う仕事という関係上、仕方のないことだと言えます。
その分費用も低くおさえられるため、自治体に依頼することをお考えになる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ペットちゃんのお見送りをきちんとしたいと考えるご家族の方は、供養をしてくれる霊園に納骨をしたり返骨をしたりしてもらって、手元で供養したいと思われる方が多いのではないでしょうか。
自治体への依頼をお考えの場合は、返骨をしてもらえるのかどうかについて、事前に良く確認されることをお勧めします。
ペット火葬業者の火葬でできること
一任合同火葬、一任個別火葬、立会個別火葬
愛ペットグループでは、最後のお別れをして頂いた後に、他のご家族のペットちゃんと一緒に火葬し、合同納骨(安置)する一任合同火葬。
ペットちゃんをお預かりした後、一任でも個別で火葬をして納骨は個別納骨が可能な一任個別火葬。
ペットちゃんの火葬の立会いから拾骨・返骨・納骨まで可能なお立会個別火葬をご用意しております。
他のペット火葬業者様においても、多少の違いはありますが、ほぼ近い形のプランや提案が準備されています。
ご家族様がペットちゃんにどういったお見送りをしてあげたいかによって、お選びいただけるような形になっていますので、安心してご相談して頂けるかと思います。
訪問火葬車での火葬
通常は、ご家族様がペット火葬業者の施設・霊園にペットちゃんのご遺体を運び入れ、葬儀や火葬をすることが多いようですが、施設まで出向くことができないなどの事情がある方もいらっしゃいます。
そのような場合には、ペット火葬業者のスタッフが、訪問火葬車で自宅まで来てくれて、火葬をしてくれるというサービスもあります。
訪問火葬車とは、ペット専用の火葬炉を搭載した車両のことです。
火葬炉を積んでいるため、車の中で大切なペットちゃんの火葬を、厳かに行うことが出来ます。
車の大きさによって、搭載出来る火葬炉に制限があるため、火葬出来るペットちゃんの大きさも限られる場合があります。
愛ペットグループでも、ご希望により訪問火葬車がご自宅まで参りますが、セレモニースタッフの制服や車両は無記名となっています。
訪問火葬車も煙や臭いを発生させない構造となっており、近隣への配慮を充分に行っております。
お別れから火葬中の立会い、拾骨、葬儀までご希望に沿った対応が可能です。
ペットちゃんのお骨のこと
ペット火葬業者で納骨(個別安置と合同安置)
先ほど、「ペット火葬業者の火葬で出来ること」の章でも触れましたが、火葬と納骨(ご安置)は一連の流れになります。
他の家族のペットちゃんと一緒に火葬をした場合は、納骨も合同になります。
個別での火葬を希望された場合は、ペットちゃんお一人お一人を個別に火葬して、個別納骨や返骨が可能となります。
自分たちの手でお骨上げをしてあげたいと考えているご家族様もいらっしゃるでしょう。
また、ペットの遺骨を少し持ち帰りたいといった場合も個別火葬を選ばれることで、ご家族様の意思に沿ったご安置が出来るでしょう。
自分たちの手でしてあげられる最後の行為となるということから、家族の一員であるペットちゃんに感謝の気持ちを込めてお骨上げを希望される家族は少なくないようです。
合同の火葬と納骨ですが、複数のペットちゃんを一緒に火葬する為、ほとんどの場合立ち合いやお骨上げ、返骨は出来ません。
しかし、その分個別火葬より費用は低く抑えられ、なにより他のお友達と一緒に火葬してもらうことで、寂しくないかもしれません。
寂しがり屋さんだったペットちゃんの場合、みんなと一緒に火葬してあげたいという思いから合同火葬を選択するご家族もいらっしゃるようです。
ただ、最後の貴重なお見送りですし一番のお勧めは立会個別火葬ですので、ご家族様で良く話し合われて、お決めになるのが良いかと思いますが、どちらか一つのプランしか行っていないペット葬祭業者や霊園もあるようですので、事前に確認されることをお勧めします。
返骨(自宅でのご供養)
ペットちゃんの遺骨をご家族様のお手元に置いて、自宅での供養を希望される場合は、ペット火葬業者によって返骨してもらうことが可能です。
ご家族様のお手元で供養することは、精神的な癒し安らぎを得ることが出来ます。
ただし、自宅で供養するための準備を自身で行わなければなりません。
供養のための仏具をそろえたり、部屋の中にそのスペースを作ったりする必要があります。
現代では、ご自宅で供養するための様々なグッズが整っています。
ご家族様とペットちゃんにあった商品(仏具)を選んでいただくことで、ペットちゃんが慣れ親しんだご自宅で、毎日供養することが出来ますね。
ペットちゃんが眠る棺やベッドについて
パーフェクト ネオ
「パーフェクト ネオ」とは、お仕事の都合や、またご家族様が集まれる日時が先になるので、火葬するまで遺体を出来るだけ綺麗な状態で安置したい。
そんな飼い主様のために、ドライアイス5㎏をセットしていますのでご火葬までの遺体安置・保存に適しています。
このお棺のまま、綺麗に可愛らしくお花飾りをしてお通夜やお葬儀をされる場合も、このパーフェクト一つで充分です。
そしてその間も大好きなペットちゃんに触れられる(密封されません)ので身近に感じる “ パーフェクト ” なお棺セットです。
安置した状態でそのまま火葬をしても遺骨を汚すことのない素材でもあるので、そのまま出棺、火葬が出来ます。(中には、使用不可の火葬場もありますので確認が必要です。)
天使のおくるみ
ペットちゃんが亡くなられた時には、早々に出来る対処として清潔なタオルや布の上に寝かせてあげるのですが、ペットちゃんの最後ですからやはり良い形で送りたいと考える方もいらっしゃいます。
その様な方にお勧めのペット用棺が「天使のおくるみ」です。
亡くなったペットちゃんの遺体を、綺麗にそして優しく包んであげるためのベッドに代わる商品です。
火葬の際はその天使のおくるみを着せたまま火葬をすることが出来ますし、大切なご遺骨を汚さずにすみます。
こういったものを利用されることで、亡くなったペットちゃんもご家族の愛情を感じたり、安心したりするかも知れませんね。
ペット供養大百科でもこのまま購入が可能です。
SS(40×26cm)
モルモット、フェレット、ウサギ、子猫、子犬、などの1kg前後の小さなペットちゃん用
S(55×34cm)
猫、チワワ、ヨークシャテリアなどの3kg前後ぐらいの小型のペットちゃん用
M(78×45cm)
ミニチュアダックス・柴犬・ビーグル・コーギー・ブルドッグなどの15kgぐらいまでの中型のわんちゃん大きな猫ちゃんに適しています。
発送は愛ペットメモリアルSHOPがご対応させていただきます。
ペットちゃんのお写真と大好きだったおやつやお花のこと
火葬の際、棺に一緒に入れることが出来るいわゆる副葬品ですが、思い出のお写真やお気に入りだった物、そしてお花など、ペットちゃんとの想い出に包まれてお見送りが出来るよう、その準備についてお話します。
お写真については、ペットちゃんの想い出の写真を、日頃から用意しておくことをお勧めします。
いざその時になったら、選んであげる気持ちの余裕がないかも知れません。
ペットちゃんが大好きだったご家族やお友達とのお写真も、よろしいかと思います。
葬儀や火葬の際に遺影として祭壇に飾る事が出来るでしょう。
大好きだったおやつは、容器や缶のままお棺に入れることはできませんので、少量のものをティッシュに包んだり、ペットちゃんのお口の傍に添えてあげたりしましょう。
お花については、色の濃いものはご遺骨に色が移ることがあるため、避けていただいた方がよいでしょう。
カーネーションやガーベラ、スイートピーなどがお勧めです。
また、お棺のサイズによって納められるお花の量が限られるため、どのくらい用意したら良いか分からない場合は、ペット葬祭業者のスタッフにお尋ねになる方が良いかも知れません。
ペットちゃんの遺品供養
ペットちゃんが使っていたお散歩の時の首輪やおもちゃ、洋服、ベッド、ケージなど、想い出がたくさん詰まった品々はなかなか手放しづらいものです。
大切な想い出としてお手元に残しておきたいと考える方もいらっしゃいますし、しっかりと供養してあげたいと思う方も多いようです。
供養する方法として、ペットちゃんと一緒に火葬してあげたい。一緒に連れて行ってほしい。と考える方も多いと思いますが、たくさん遺品を入れてしまうと綺麗にお骨が残らなくなります。
他には環境問題の観点からも、残念ながら一緒に火葬出来る遺品には制限があります。
愛するペットちゃんが使っていた品々を、そのまま捨ててしまうのは忍びない・・そうお考えの方に、愛ペットグループ(他にはお寺など)でも受け付けていますが、遺品をお焚き上げとして供養するサービスがあります。
また、遺品、思い出のお品を当社の霊園やお寺まで持参することが難しい方には、専用のボックスにそれらの品々を入れて送ることで、責任を持って供養してくれるというものもあります。
ペットちゃんの遺品供養をお考えの方は、そうしたサービスを調べてみるのも良いかも知れませんね。
最後に
ペットちゃんが亡くなった時に、ご家族様がどの様なことをしてあげられるのかを考えてきましたが、いかがでしたでしょうか?
してあげられることが沢山あるのね。と感じた方、そんなことは考えたくないわと思われた方、ご家族様によって様々だと思います。
そして、大切な家族の一員だったペットちゃんの供養のために、「物」や「お式」のご準備だけではなく、ご家族が「心」のご準備をすることも大切なことです。
お別れしなければならないその時のために、お別れが後悔のないものにするために何をしてあげられるのかを考えながら、少しずつその日がやってくる覚悟をもつ必要があるでしょう。
感謝の気持ちで穏やかに送り出してあげることは、難しい事かも知れません。でも、準備をしておくことで落ち着いてその日を迎えることが出来ますし、何よりそんなご家族の気持ちを感じることで、ペットちゃんが安心出来るのではないでしょうか。
- 大切なペットのご遺骨、どう供養する?返骨可能なペット火葬・葬儀プランと選び方 - 2024年11月26日
- ペットのお骨は残さない場合の火葬のプランはどうなるの? - 2024年11月12日
- 犬や猫のペットの火葬時に必要な服装と持ち物とは? - 2024年9月11日