長い時間を共に過ごした大事な家族であるペットとの別れは、とっても大きな悲しみを伴います。
火葬や葬儀が終わって日常生活に戻ったあとに訪れるのが「二度目の別れ」です。
ふとした瞬間に感じる喪失感や孤独感などの落ち込みが、いわゆる「ペットロス」の始まりです。
最近では30代で単身・共働きというライフスタイルのなかでペットと暮らす人も増えていますよね。
そんな中で大事な存在を失ったとき、どのように心を整理し前を向いていけばよいのかわかりませんよね。
ペットロスは実に多くのご家族様が経験されることですが、心の健康を保つためにもなるべく心の回復を目指したいですね。
ゆっくりと自分のペースで
自然に受け止める
大事な家族であるペットとの別れは、心にぽっかりと穴が空いたような感覚をもたらし、喪失感に押しつぶされてしまうことでしょう。
しかし、忙しい日々のなかでは「泣いていられない」「早く切り替えなきゃ」と気持ちを胸にしまい込む人も少なくありません。
特に単身・共働きの方は、仕事中は平静を装い帰宅後に一人で涙を流すというケースも多いです。
ペットロスは、時間をかけて向き合う必要がある自然な感情です。
無理に忘れようとせず、悲しみをそのまま受け止めることが、心の回復の第一歩になるのではないでしょうか。
泣きたいときには我慢せずに泣き、気持ちを表に出していきましょう。
ペットロスに関してはコチラ（https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/7485）の記事でも解説していますので、覗いてみてくださいね。
SNSを利用する
SNSでは、ペットロスを経験した人たちのコミュニティも多く存在します。
同じ気持ちを分かち合える相手と出会えることは、想像以上に大きな支えになります。
「わかるよ」と共感してもらうだけでも一人じゃないんだと感じられるのではないでしょうか。
ただし、無理に周囲に合わせて明るい言葉を発信する必要はありません。
自分のペースで、利用することが大切ですね。
焦らずにゆっくりと時間をかける
悲しみが癒えるスピードはご家族様ごとでそれぞれです。
大事な家族を失っているので、すぐに気持ちを切り替えられないのは当然です。
周囲が心配して「そろそろ元気を出して」という声をかけてくれたとしても、元気が出るわけがないですよね。
ですので、無理に明るくする必要はありません。
ご自身のペースで時間をかけて回復していきましょう。
法要を行う
亡くなった後も、ペットのことを思い出し供養をすることでペットへの感謝の気持ちを忘れず、ペットロスの回復にも繋がることがあります。
初七日や四十九日・月命日や周忌などの節目には、法要に参加したり自宅でお供え物をして供養をしたりして過ごしましょう。
ペットもご家族様が向き合ってくれると、きっと喜ぶことでしょう。
法要に関してはコチラ（https://xn--vsq81f633bhk6a.net/archives/841）もご参考にしてくださいね。
専門家やサービスを頼ることも
グリーフケア
基本的にペットロスは時間とともに少しずつ和らいでいきますが、ふとした時に気持ちが長く沈んでしまうこともあります。
精神的に安定せずに、気分によっては塞ぎ込んでしまう日も出ることでしょう。
最近では、ペットロス専門のカウンセラーやオンライン相談・自治体や動物病院でのグリーフケア相談窓口なども多く存在します。
勇気を出して相談する選択肢も検討してみてくださいね。
無理せず、自分の心に合う方法を選ぶ
ペットロスの回復方法は人それぞれです。
誰かに話すことが救いになる人もいれば、一人の時間を大切にして少しずつ立ち直るご家族様もいらっしゃいます。
また、塞ぎ込んだ時に支えになるものも人によって異なります。
自分の性格やご家庭の生活スタイルに合わせて、心のケア方法を選んでいきましょう。
ゆっくりと自分のペースでペットロスを乗り越えましょう
ペットとの別れは想像を超える悲しみで耐えられないことでしょう。
二度目の別れともいえるペットロスの時期を乗り越えるには、悲しみを否定せず心を整えることが大切です。
SNSを利用したり、グリーフケアの専門窓口を利用したりして、ご自身に合ったケアを選択し別れを自然に受け止め、焦らずに時間をかけ向き合いましょう。
