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大切にしてきたペットちゃんが亡くなってしまった時、とても悲しいものです。
しかし、火葬が終わった後でも飼い主として大切なペットちゃんにしてあげられる事があるのをご存知ですか?
本記事では、ペットちゃんの火葬後に何をすべきか、具体的な供養方法やお骨の扱いについて詳しく解説していきます。
ペットちゃんの供養やお骨の取り扱いについて悩んでいる方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
ペット火葬後の基本的な流れ
ペットちゃんの火葬が終わると、火葬方法によってはご遺骨が手元に戻ってきます。
火葬後にするべきこととしては、大きく以下の3つです。
①お骨をどのように扱うか決める
②供養の方法を決める
③心のケアをしっかりと行う
以下で詳しく解説していきます。
お骨の扱い方・自宅編
自宅で保管する
納骨をするのは寂しいと感じる飼い主さんも多くいらっしゃると思います。
そんな方は、ぜひ自宅でペットちゃんのお骨を保管してあげてください。
自宅でご遺骨を保管する方法には以下のものがあります。
骨壷での保管
これは、火葬後に帰ってくるお骨をそのまま自宅に置く方法です。
ご家族や知り合いの方から納骨を勧められる事があるかもしれませんが、「絶対に納骨をしなければいけない」という決まりはありません。
気持ちの整理がつくまでは、是非飼い主さんのそばに置いておいてあげてください。
最近ではおしゃれでデザイン性が高い骨壷もあるので、骨壷専用のケースや飾り棚を使用するとインテリアとしても自然に馴染む形で保管を売る事ができます。
中には、骨壷を自宅で保管することで、亡くなったペットちゃんがまだお家にいてくれているような気持ちになれるという理由から自宅で保管される方もいらっしゃいます。
ご遺骨をアクセサリーにする
これは、ペットちゃんの遺骨の一部を加工してペンダントやアクセサリーにする方法です。
日常的に身に着けることで、常に大好きなペットちゃんの存在を感じられるため、多くの飼い主さんが着用しています。
ペット火葬業者によっては、火葬後にご遺骨をペンダントにしてくれるサービスを行っている場合もあるので希望する場合は事前にペット火葬業者に伝えましょう。
ミニ仏壇を設置する
自宅の一角にペットちゃん専用の小さな仏壇を設け、骨壷を安置します。
ペット用の仏具やお花、ペットちゃんが生前好きだったご飯などのお供え物を用意すると、心穏やかに供養をすることができます。
霊園や納骨堂に納骨する
自宅ではなく、ペット霊園やペットの納骨堂を利用する方法も多くの飼い主さんから選ばれています。
ペット霊園やペットの納骨堂では、定期的にお坊さんによる供養を行ってくれるところもあり、安心してお骨を収められる場所を探す事が大切です。
合同墓地
合同墓地(合祀墓)は、他の家のペットちゃんと一緒に納骨されるタイプです。
費用が比較的安価で、年間の固定費がかからないのも合同納骨の特徴になります。
納骨堂と合同墓地(合祀墓)は、併設されている場合もあるので、ペットちゃんのご遺骨を安心して収められる場所へ納骨をしましょう。
合同納骨でも参拝には行けるため、定期的にペット霊園や納骨堂を訪れることで供養の時間を持てます。
個別納骨
個別納骨は、ペットちゃん専用の個別墓地や納骨堂を利用する方法です。
個室タイプの納骨堂では、ペット納骨堂の中にあるプライベートな空間でゆっくりとお参りができます。
ペットちゃんが好きだったご飯やおやつも一緒にお供えできるのも、個別火葬のメリットです。
ペットちゃんの供養方法
法要を行う
ペットちゃんの法要とは、人と同じように初七日や四十九日法要などを行う供養方法です。
これは飼い主さんの希望によって執り行うものであり必ず行わなければいけないというものではありません。
法要を通じて心の整理の助けになったり、改めてペットちゃんのことを想う事ができるという魅力があります。
手元供養
手元供養とは、ペットちゃんのご遺骨や遺品を自宅で保管し、身近に偲ぶ供養方法です。
小さな祭壇を作ったり、遺骨をミニ骨壷やペンダントにして保管するなど、手元供養にはさまざまな形があります。
特にご遺骨のペンダントは、常にペットちゃんを身近に感じられると人気です。
また、写真や毛を保存したメモリアルフレームも飼い主さんに多く選ばれています。
手元供養は、自分のペースでペットちゃんを偲び続けられるのが魅力です。
納骨供養
納骨供養とは、ペットちゃんのご遺骨を霊園や納骨堂に安置し、供養する方法です。
合同墓地に納骨する場合は費用が比較的安価で、他の家のペットちゃんたちと共に眠らせることができます。
一方、個別墓地や納骨堂では専用のスペースで供養できるのが特徴です。
海洋散骨
海洋散骨とは、ペットちゃんのご遺骨を海へ散骨する方法です。
「ペットちゃんを自然に還してあげたい」と考える飼い主さんに選ばれています。
また、供養をする後継者が必要ないというのもメリットの一つです。
しかし、ペットちゃんのご遺骨を海に散骨してしまうのは寂しいと考える方もいらっしゃいますよね。
そういった場合は、ご遺骨の一部をペンダントにしてあとは散骨をするなど、手元供養と組み合わせて供養を行うことをお勧めします。
心の供養
ここまでさまざまな供養方法をご紹介してきましたが、一番大切なのは飼い主さんがペットちゃんのことを想うことです。
ペットちゃんのことを忘れず、ずっと大切に想っていればそれが一番の供養になります。
飼い主さんの思う方法で供養をしましょう。
ペットちゃんの供養方法に正解はありません。
迷ったときは、自分の心が落ち着く方法を選ぶことを優先してください。
飼い主さんの気持ちやライフスタイルによって合っている供養方法で供養をしてあげる事が大切です。
ぜひ、大切なペットちゃんとの思い出を胸に刻みながら自分らしい供養方法を探してみてください。
その時間もまた、ペットちゃんと共に過ごすひとときになるはずです。
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