ペットの猫が急死してしまった。まずばどうしたらいい?安置の仕方は?

大切にしていた猫ちゃんが急に亡くなってしまったら…。想像するだけで悲しく、受け入れがたいですよね。
今回は、万一のとき慌てずに対処出来るよう、猫ちゃんの安置の仕方と、その後の火葬と供養についても詳しく解説します。
適切に安置すれば、猫ちゃんと少しでも長く一緒にいられる手助けになりますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。

亡くなった猫のご遺体の安置 ①お体を整える

写真-2019-04-14-11-12-27-1024x713 ペットの猫が急死してしまった。まずばどうしたらいい?安置の仕方は?目と口を閉じる

まず初めに、猫ちゃんの口と目を手で閉じてあげましょう。
閉じられないときは、以下のことを試してみてくださいね。
口は柔らかいゴムや布などを巻いて固定し、しばらく時間をおきます。猫ちゃんの種類によっては、鼻が短く難しいことがありますので様子を見ながら行ってみましょう。
目は、ティッシュや手ぬぐいなどの柔らかい素材のものを使います。目のサイズ合わせて折りたたみ、まぶたに当ててそっと下ろします。猫ちゃんは目が大きいので、この方法で閉まらないことがありますが、その時は、下まぶたを上に上げてみてください。うまく閉じられることがありますよ。

自然な体勢にする

手足が伸び切っていたり、体勢が不自然になったりしているときには、自然な体勢に整えてあげましょう。
横向きで弓なりの体勢で、手足を軽く折り曲げるのがおすすめです。猫ちゃんが可愛く眠る姿を思い出して、整えてあげると良いですね。
大型以外の猫ちゃんなら、亡くなってから1~2時間程度で死後硬直が始まります。硬直後は処置が難しくなりますので、なるべく早く行うようにしましょう。
硬直が始まってしまったら、優しくマッサージしながらゆっくりと動かします。慌てる必要はありませんので、お別れの気持ちを込めて丁寧に処置してくださいね。
ご遺体にケガや傷があって体勢を変えるのが難しいときは、無理をせず、ペット火葬業者に相談しましょう。

清拭する

清拭とは、ご遺体を清め拭くことです。
猫ちゃんはグルーミングが大好きですよね。元気なときは、時間をかけて体の隅々までグルーミングしていたことでしょう。
亡くなる前は闘病や老衰などで、丁寧にグルーミングできないことが多かったと思います。
ご家族様が清拭するときには、猫ちゃんのグルーミング姿を思い出して、全身を綺麗に拭いてあげると良いですね。
ご遺体に傷やケガがあって全身を拭くのが難しいときは、顔やお尻の周りだけでも大丈夫です。
出血がある場合は、感染症の危険性もありますのでペット火葬業者に任せるようにしましょう。
水分がご遺体に付着したままだと、状態が悪くなってしまうことがありますので、固く絞ったタオルなどで拭いてくださいね。

亡くなった猫のご遺体の安置 ②火葬まで保存する

棺や箱・カゴなどに寝かせる

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自宅で安置するときは、市販の棺や、箱・カゴなどを使用します。
棺を用意していないときは、猫ちゃんのご遺体がゆったりと入るサイズの、段ボールや木の箱、ラタンなどのカゴ、ペットベッドなどを用意します。
そのまま火葬場に連れて行くこともありますので、ある程度、強度があるものの方が使いやすいですよ。
内側の底面に防水シーツやトイレシーツ、その上にタオルやお気に入りの毛布などを敷いて、寝かせてあげます。
もし、大切なご遺体を段ボール箱などに寝かせるのは抵抗がある、と感じるときには、愛ペットグループの棺がおすすめです。大切なご遺体を可愛いお姿で寝かせられるおくるみタイプの棺は、火葬するときに専用の棺にご遺体を移動させる必要もありません。
オンラインショップでいつでもご購入いただけますし、原則、ご購入の翌日にお届けできます。
ぜひご覧くださいね。

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モルモット、フェレット、ウサギ、子猫、子犬、などの1kg前後の小さなペットちゃん用


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ミニチュアダックス・柴犬・ビーグル・コーギー・ブルドッグなどの15kgぐらいまでの中型のわんちゃん大きな猫ちゃんに適しています。


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ご遺体を保冷する

火葬までの数日間、ご自宅で安置するためには、ご遺体を保冷しておく必要があります。
複数個の保冷剤を、安置した猫ちゃんの頭部と腹部全体に敷きましょう。保冷剤を入れるときの注意は、結露がご遺体に直接付かないようにすることです。必ずタオルなどに包んでくださいね。
保冷剤の代わりにドライアイスを使うこともおすすめです。ドライアイスは専門の業者や通販で購入できます。密閉空間で使用すると危険なので、必ず換気を行いましょう。
保冷剤やドライアイスでご遺体を直接冷やすとともに、エアコンの冷房で室温を下げます。できるだけ低い温度に設定しておく方が効果的です。
冬で気温が低くても、直射日光が当たらない場所に安置するようにしましょう。

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亡くなった猫のご遺体を火葬する

ffc4d79114eb97b8aab9873afbd5885b-1024x681 ペットの猫が急死してしまった。まずばどうしたらいい?安置の仕方は?火葬が必要な理由

近年では、感染症などの衛生問題からペットも火葬が推奨されています。敷地内に埋葬したいときも、火葬後のご遺骨を埋葬するようにしましょう。
なお、ご遺体やご遺骨を、河原や公園といった公共の場所に埋葬することは禁じられていますので注意してくださいね。

ペット火葬業者に依頼する場合

民間のペット火葬業者に依頼するときは、インターネットなどで近くの業者を検索して、問い合わせてみましょう。
一般的な民間のペット火葬業者では、火葬の種類として、亡くなった猫ちゃんだけを火葬する個別火葬プランと、他のペットちゃんと一緒に火葬して納骨する「合同火葬プラン」があります。
愛ペットグループの個別火葬には、火葬後に納骨までを任せていただく「個別一任火葬プラン」と、火葬後にご遺骨を収骨できる「個別立会火葬プラン」があり、ご家族様のご希望に合わせて相談していただけますよ。
また、自宅でお別れができる「愛ペットエンジェルリング」もおすすめです。このプランでは、火葬炉を搭載した車がご自宅にお伺いし、ご自宅でお別れと火葬を行うことができます。
火葬プランの費用は、猫ちゃんの大きさや体重によって異なりますので、詳しくはご相談くださいね。

愛ペットグループのお問い合わせはこちらから
https://aipet-group.com/contact/

自治体に依頼する場合

自治体が管理している、動物を火葬できる施設に依頼することもできます。お住まいの市役所に問い合わせしてみると良いでしょう。
自治体に依頼すると、ご遺体は他のペットちゃんや動物と一緒に火葬され、火葬時のお立合い、収骨はできないことが多いようです。施設内に、動物の合同慰霊碑が立てられている場合は火葬後もお参りできますが、慰霊碑などがないときは、お参りはできませんので注意してくださいね。
自治体によるペットの火葬については、自治体の考えによって内容が大きく異なっています。火葬を申し込むときには、火葬の仕方や遺骨についてきちんと問い合わせをしてからにしましょう。
火葬後に後悔が残らないように、慌てずに決めることが大切です。

火葬の注意点

ペット火葬業者による火葬では、適切に火葬を行ってご遺骨を綺麗に残すため、火葬できるものに制限があることが多いです。
愛ペットグループでは、猫ちゃんのご遺体と一緒に火葬できるのは、少量のフードやおやつ、数枚の写真や小さなサイズのお手紙となっています。
おもちゃ、洋服、首輪など、思い出の品を火葬してあげたいというお声をいただきますが、これらは燃え残りや多量のススでご遺骨を汚してしまうことがあるため、お断りしています。
棺についても、火葬に適した素材でできた棺が推奨されます。あらかじめ用意されていたものが、火葬に向いていない紙や木製というときは使用できなくなってしまうため注意が必要です。
事前に購入するなら、希望されるペット火葬業者で火葬できるかどうか確認しておいた方が安心ですね。

亡くなった猫のご遺骨を供養する

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納骨堂や寺院・霊園に納骨する

火葬後のご遺骨を、ペット専用の納骨堂や寺院に納骨して供養します。ペット火葬業者が提携しているため、火葬から納骨までをスムーズに相談することができますね。
寺院・霊園なら、お墓を立てることも出来ます。お墓は、亡くなってからもご家族様の心の依りどころとなりますので、お別れを受け入れやすくなったり、お気持ちを整理しやすくなったりするというメリットもありますよ。
最近では、ご家族様と一緒にお墓に入れる寺院もあります。ずっと一緒にいたいと願うご家族様に寄り添ったサービスも増えていますので、ご相談くださいね。

手元供養する

大切な猫ちゃんを身近に感じていたときは、ご遺骨を全部または一部お手元に残し、ご自宅で供養する手元供養もおすすめです。手元供養では、ご自宅にお花やお線香をあげられるようなスペースを設けていただくと、ご家族様のお気持ちも安らぐでしょう。
ご遺骨をそのまま保管されるほか、アクセサリーなどのメモリアルグッズに加工するサービスもあります。
ただ、手元供養するにしても、いずれはご遺骨を納骨することをおすすめしています。まだ別れがたいと感じることもあるでしょうから、四十九日や一回忌、三回忌など、節目の法要のタイミングでご検討くださいね。

火葬前にしっかりとお別れをすることが大切

一般的に、亡くなってから火葬までは数日ということが多いです。亡くなったら早く火葬しなくてはいけないと思いがちですが、亡くなった猫ちゃんのご遺体は、きちんと処置すれば数日間はご自宅で安置できますよ。
愛ペットグループでは、1週間程度安置できる特別な棺も販売していますので、少しでも一緒にいたいと感じるなら、ぜひご相談くださいね。
焦って火葬してしまうと、火葬や供養に後悔が残ってしまい、その後、ご家族様が苦しんでしまうことがあります。火葬前にしっかりとお別れし、供養について考えることが大切です。

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岩下ちくわ
大学の農学部で人と動物の関わりについて学び、現在は2匹の元保護犬と暮らす、動物が大好きなライター・ペット栄養管理士です。 犬や猫を初め、動物との暮らしに役立つ情報を、分かりやすくお伝えしていきます。
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