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毎日の暮らしの中で、たくさんの癒しを与えてくれるペットちゃん。
様々な種類の動物たちを飼育したり、歴代にわたって犬や猫などを育てたり、多頭飼いなど、複数のペットと触れ合っている方は多くいらっしゃるでしょう。
万一の際にもそれぞれのペットちゃんとの思い出を大切に、しっかりと供養してあげたいですね。
ペット霊園や納骨堂では、複数のペットのお骨を埋葬・納骨できるお墓をお探しの方が見受けられます。
同じご家庭で皆様と共に暮らしたペットちゃんたち。
家族として、一緒に埋葬・納骨してあげたいですよね。
一方で、お墓には様々なタイプがあるとともに、利用条件は施設やプランによっても異なります。
お骨の数が決められているケースも多く、複数のペットちゃんを思いどおりに納骨できない可能性もあります。
このような場合、ふと思い付くのが、「お骨を一つの骨壷にまとめる」という方法。
さて、複数のペットちゃんを納骨する場合、一つの骨壷にお骨をまとめても良いのでしょうか?
その場合、費用はどうなるのでしょう?
どのようなメリットやデメリットがあるのでしょう?
今回は、複数のペットちゃんの納骨において、よくある質問や、困った時の対処方法をお伝えさせていただきます。
是非ともご覧いただき、お役立てください。
複数のペットのお骨を一つの骨壷にまとめると納骨料金は1匹分になる?
ペットちゃんのお墓のお申し込みにあたっては、『単位』の意味を知っておくことが重要です。
後々まで安心してご利用いただけるように、お墓をご契約される際は、「ペットちゃんを何体納められるのか?」を事前に確認するようにしましょう。
ペット霊園や納骨堂のお申し込み単位:「体」・「霊」
ペットの霊園や納骨堂においては、様々な単位によって、ペットちゃんの数を表現しています。
これらは、ペットちゃんの匹数であり、骨壷の数量ではありません。
一つの骨壷へ2匹のお骨を納めた場合、外見上では「1個」でも、お申し込みでは、「2体」または「2霊」となります。
つまり、納骨料としては、2匹分が必要となりますので、ご注意ください。
ペット霊園や納骨堂のお申し込み単位:「区画」
「区画」とは、お墓の場所を指す言葉です。
施設によって、1区画あたりの収納数は異なります。
1区画という単位のご契約であれば、その区画には何体を納められるのかをあらかじめご確認いただくことがトラブル回避のポイントです。
多数のペットのお骨をお墓や納骨堂へ安く納骨する方法とは?
前述のとおり、ペット霊園や納骨堂の多くの施設では、ペットちゃんの数だけ納骨費用が発生します。
では、どのようにしたら納骨の費用を抑えることができるのでしょうか?
複数のペットのお骨を安く埋葬・納骨するには、次の2つの方法があります。
安い納骨方法1-ペットの複数のお骨を収納できる「家族用」へ納骨
ご契約者専用の区画のうち、多くのペットの納骨を受け入れてもらえるのは、「家族用」のお墓です。
一匹ずつの区画を複数契約するよりもリーズナブルな価格でお申し込みができるほか、専用区画はペットちゃんと対面してお参りできることが魅力となります。
一般的にペット専用のお墓は、霊園の中で墓石を建立するタイプと、納骨堂の中で棚にお骨を収納するタイプがあります。
ご予算やペットちゃんの数に応じて、お好みのタイプをお選びいただけますが、空いている場所からより良い区画を選ぶためにも、実際に現地を見学して比較検討することをお勧めします。
安い納骨方法2-他のペットたちと納骨する「合祀」による埋葬
お骨をリーズナブルに埋葬したい方にお勧めなのは、永代供養の『合祀(ごうし)』と呼ばれる埋葬方法です。
しかし、一般的に合祀は骨壷からお骨を出して、他のご家庭のペットちゃんたちと一緒に土に還す埋葬方法となるため、再びお骨を取り出すことが不可能です。
特定のペットちゃんのお骨と対面してお参りすることができないこともデメリットとなります。
そのため、突然のペットちゃんとのお別れにより、ご遺骨を手放すことに心残りがある場合、合祀は控えることが無難と考えられます。
また、一部のお骨のみを手元に残すのも一つの方法かと思います。
気持ちが整理できるまでは、納骨堂へ預けたり、ご自宅で安置したり、身近で悔いのないようご供養をされることがお勧めです。
ペットの複数のお骨を一つの骨壷にまとめる場合のメリットとデメリットは?
ペットのお骨を一つの骨壷にまとめるメリットとは?
お骨は骨壷に納めることによって、土に還すことなく長期に亘って保存することができます。
そのため、複数のペットちゃんたちのお骨を永く維持したい方にとって、骨壷にお骨をまとめることはメリットに繋がります。
なお、省スペースで複数のお骨を一つの骨壷にまとめるのは、主に人間とペットが一緒に眠れる墓石建立タイプで、お骨の数を問わずに納骨を行えるお墓が対象です。
ペットのお骨を一つの骨壷にまとめるデメリットとは?
お骨をまとめることのデメリットは、どのペットちゃんのお骨かが分別できなくなってしまうことです。
お子様やお孫様、その先々へと何世代にも亘ってお骨を継承してゆく場合、どの骨壷にどの子たちが納められているかを把握できなくなる可能性は高まります。
管理状態や骨壷の大きさによっては、人のお骨と勘違いしてしまうこともあるでしょう。
また、施設によっては複数のペットちゃんのお骨が納められた骨壷を受け入れてもらえない可能性もあるため、ご注意ください。
複数のペットのお骨を省スペースで保管する方法とは?
複数のペットのお骨を小さな骨壷で個別に安置できる『粉骨』
複数のペットちゃんのお骨をペット霊園や納骨堂の限られた場所に納骨するほか、ご自宅でペットちゃんたちの骨壷を並べて安置する場合など、置き場所のスペースにお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
省スペースに安置したい際は、『粉骨(ふんこつ)』と呼ばれるパウダー加工によって、小さな骨壷に納める方法がお勧めですよ。
粉骨は、お骨を土に還りやすくするメリットがあるため人のお骨でもよく行われており、どなたでも安心して小型化できる方法です。
ペットの粉骨の費用
小型犬や猫などの粉骨の費用は、一般的に税別10,000円前後。
愛ペットグループでは、『パウダーサービス』として、送料込み価格 税別8,000円(お骨をお送りいただく際の送料は元払い)にて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
365日24時間 電話受付
⇒https://xn--zckuap1dq2g.net
ペットのお骨で作るアクセサリーや手元供養
合祀納骨をされる際に一部のお骨を手元に残され、そのお骨でアクセサリーにすることもでき、近年では『手元供養』として注目されています。
愛ペットグループでは、様々な手元供養品やご自宅向けの供養用品をインターネットでもご提供していますので、よろしければご覧ください。
ペットの納骨は複数のお骨を一つの骨壺にまとめてもいいの?【まとめ】
1.骨壷が一つでもペットの納骨料金は個体分(匹数)必要
納骨費用や単位はペット霊園や納骨堂など、施設によって異なるため、あらかじめ何匹分の納骨ができるかを具体的に確認しておくことが好ましいといえます。
2.多数のペットのお骨をお墓や納骨堂へ安く納骨する方法は2つ
・ペットの複数のお骨を収納できる「家族用」の区画
・他のペットたちと納骨する「合祀」タイプのお墓
3.ペットの複数のお骨を一つの骨壷にまとめる場合のメリットとデメリット
・メリット:省スペースで長期に亘ってお骨を保存することができます。
・デメリット:どのペットのお骨か分別できなくなってしまう。管理状態によってはペットのお骨かどうかも分からなくなる可能性があります。
4.複数のペットのお骨を小さな骨壷で安置できる方法
①お骨をパウダー加工する粉骨にして小さな骨壷に納めると、省スペースに納められます。
②小さなお骨のみ手元に残してアクセサリーにして手元供養することができます。
なお、複数のペットちゃんのお骨の納骨に関する記事は、以下にも掲載していますので、よろしければご覧ください。
参考:犬や猫やペットの多頭飼いの人の納骨のトラブル
⇒https://xn--vsq81f633bhk6a.net/2017/08/29/%E7%8A%AC%E3%82%84%E7%8C%AB%E3%82%84%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E5%A4%9A%E9%A0%AD%E9%A3%BC%E3%81%84%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%B4%8D%E9%AA%A8%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB/
以上のことから、複数のペットのお骨は、一匹ずつ一つの骨壷に納めておくことが無難だといえますね。
生前の姿や思い出を重ね合わせながら、感謝の気持ちをお伝えいただくことが何よりのご供養です。
どうぞペットちゃんたちの骨壷へは、皆様が授けた愛らしい名前をそれぞれ記し、大切にご供養いただければと思います。
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