犬や猫のペットが亡くなったらいつまでに火葬するべき？適切なタイミングと正しい安置方法を解説

1 ペットが亡くなったらいつまでに火葬するべき？
2 ペットの正しい安置方法は？
3 ペット火葬業者の選び方
- 3.1 ペット火葬業者の選び方のポイント
- 3.2 良いペット火葬業者の条件とは
4 愛しいペットに悔いのないお見送りを

犬や猫などペットが天国へと旅立つと何も考えられないですよね。いつまでもそばに置いておくことはできないと分かっていても、大切なペットとのお別れはとても辛いことです。
そんな中でもペットの火葬をいつまでにすればいいのかと悩まれている方もいるのではないでしょうか。
ペットを火葬するタイミングと正しい安置方法について詳しくお話ししていきます。

ペットが亡くなったらいつまでに火葬するべき？

ペットの火葬はいつまでに？火葬のタイミングはいつ？

ペットが天国へと旅立ち時、火葬は5日以内にするのがベストです。
亡くなったからといって「すぐに火葬しなければ！」と思われているかと思いますが急ぐ必要はありません。
ペットの個体差や自宅での安置方法によっては一週間ほどペットのお体をきれいな状態で保つことができます。

まだ心の整理がつかない、家族が全員揃う日に火葬したいなどご事情はさまざまかと思います。
悔いのないよう心の準備をしてからお別れしても遅くはないのです。

火葬を早めたほうがいいケース

ペットの火葬は5日以内にとお話しましたが、状況によってはもっと早く火葬をしたほうがいいケースがあります。以下の3つに該当しないかチェックしてみてください。

・夏場の気温が高い時期
・外傷や腫瘍がある場合
・遺体の状態が悪くなっていると感じた場合

【夏場の気温が高い時期】
真夏の暑い時期では遺体の状態が悪くなる可能性があるため、きれいな姿でお別れするのが難しくなります。エアコンや保冷剤を使用してもやはり限界があります。とくに暑い日は遅くとも3日以内に火葬してあげましょう。

【外傷や腫瘍がある場合】
外傷や腫瘍がある場合も早めに火葬する必要があります。一見するときれいに見える遺体でも、外傷や腫瘍がある部分から腐敗が進んでしまうためです。外傷や腫瘍があることもペット火葬業者に伝えたほうがいいでしょう。

【遺体の状態が悪くなっていると感じた場合】
遺体の状況が変化していると感じたら早めに火葬してください。
ペットのお体から匂いがする等お体の状態が悪化していると感じたらすぐにペット火葬業者に連絡しましょう。
ペットと生前のきれいな姿でお別れするためにも変化をすばやくキャッチして早めの対処が大切です。

亡くなった当日の火葬は避けましょう

ペットが亡くなった当日に火葬するのは避けましょう。
ハムスターなどの小動物は冬眠の可能性もあります。
蘇生する場合も考慮し自身で亡くなったと判断せず獣医師に確認してもらったほうが確実です。
亡くなった当日はペットにできるだけ寄り添い過ごしてあげたいですね。

ペットの正しい安置方法は？

ペットの姿勢を整える

ペットが亡くなったらまずやることは、お体の姿勢を整えてあげることです。
安置する箱（棺桶）に納まりやすいよう、手足を優しく曲げてやや内側に丸めるようにしましょう。
ペットのお体は亡くなってから2時間程度で死後硬直が始まります。
手足が伸びきったまま硬直すると、あとから手足を曲げることが難しくなるためです。
目が開いている場合はそっと閉じてあげてくださいね。

ペットのお体を清める

ペットの遺体は濡らしたタオルできれいに拭いてあげましょう。
とくに口や鼻、お尻などは体液が出てきやすいためきれいに拭きとり、鼻と肛門には脱脂綿などを詰めておくと安心です。
最後にブラッシングで毛並みも整えてあげてください。

ペットのお体を保冷する

ペットのお体を安置する箱に納めたら、ドライアイスや保冷剤で冷やしましょう。
ペットに水滴がつかないようタオルなどで包んでから胸や脇、お腹まわりに当てて冷却してあげてください。
ドライアイスは氷屋さんやネット通販でも買えますよ。
ペットを安置した箱はできるかぎり涼しい場所に置くようにしましょう。

ペット火葬業者の選び方

ペット火葬業者の選び方のポイント

ともに暮らしてきた大切なペットを悔いなく送り出すことは、「良いペット火葬業者を選ぶこと」といっても過言ではありません。
ペット火葬業者を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

・信頼できるペット火葬業者か
・施設や環境に満足か
・費用は適切か

ペットを亡くしたご家族様は、悲しみでペット火葬業者のことまで頭が回らないですよね。
しかし納得のいくお見送りをするためにも、上記のポイントをしっかりと見極めて選ぶことがとても重要なのです。

良いペット火葬業者の条件とは

では良いペット火葬業者とはどういったものなのでしょうか。
主に以下の３点をクリアしていることが条件といえます。

【信頼できる】
良いペット火葬業者の条件は一番に信頼性です。
信頼できるペット火葬業者は、スタッフがご家族の気持ちに寄り添い尊重し、ペットのことを丁寧に扱ってくれます。
電話で問い合わせをする際には受付オペレーターの対応も確認しましょう。
知り合いからの紹介やインターネットでの口コミを調べていくと、おのずと信頼できるペット火葬業者がしぼれてきますよ。

【施設や環境に満足できる】
大切なペットを送り出すため、良いペット火葬業者は施設や設備がきれいであることは言うまでもありません。
衛生的な火葬場や、ゆったりと落ち着いた待合室などを備えているのが特徴です。
華美である必要はありませんが、ご家族様にとって満足のいく環境であることが望ましいでしょう。
供養のオプションが豊富にあったり、納骨までできたりと葬儀をトータルで依頼できる環境が整っていると安心ですね。

【費用に納得できる】
価格設定に納得できるペット火葬業者を選びましょう。
安価な点だけに注目するのではなくプランの見積もりやオプション、サービスの費用が明瞭であることが重要です。
火葬当日に予想してない追加料金の請求があったなどトラブル回避のためにも確認を忘れてはいけません。

こちらの記事で詳しく解説しています。
参考にご覧ください。

ペット供養大百科「ペット火葬業者のトラブル！あとで請求金額が変わることがある？ペット火葬仲介」

ペット火葬業者のトラブル！あとで請求金額が変わることがある？ペット火葬仲介

愛しいペットに悔いのないお見送りを

「愛しいペットが亡くなってしまった…」いつかはお別れする日がくると分かっていても、いざ起こってしまうと現実を受け止められないですよね。
しかしペットが安心して虹の橋を渡れるように送り出してあげることが、ご家族様だけに与えられた最期のおつとめといえるでしょう。
ペットとともに満足するお見送りができますよう心から願っています。