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大切なペットちゃんの、遺骨を納める骨壺をインターネットやホームページなどで検索をされますと可愛いデザインの骨壺、写真や名前が入るタイプの骨壺もあって、どれが良いのか悩まれるご家族様もいらっしゃるかと思います。
ここではペットちゃんの、遺骨を納める骨壺についてお話をしていこうと思います。
骨壺の種類にはどんなものがあるの?
骨壺と言っても一般的な真っ白の陶器でできたものをイメージされる方が多いとか思います。
木製でできた骨壺や身に着けることができる小さなものまで様々な骨壺があります。
しかし、ペットちゃんの遺骨の大きさや、骨壺の保管方法によっては「大きすぎた」「小さすぎた」といった事態がおこり、買い替えが必要な場合もあります。
ペットちゃんの骨壺には大きく分けて2つの用途があります。ここでは、「納骨用骨壺」と「分骨用骨壺」についてお話をしていきます。
個別納骨用骨壺とは
火葬後に、遺骨をすべて骨壺に納めてペット霊園や納骨堂に納骨することを目的とした骨壺のことを言います。すべての遺骨が納まる大きさの骨壺が必要になります。
火葬後ペットちゃんの遺骨の量に合わせたサイズの、お骨壺をご提案いたします。
分骨用骨壺とは
遺骨の一部分骨をして手元供養を目的とした、骨壺のことを言います。
ペットちゃんの遺骨の量が調整できますのでサイズやデザインなどたくさんの種類の中から選ぶことが出来ます。
骨壺の選び方
それでは実際に、どのようにして骨壺を選べばよいのでしょうか。
ここでは、『個別納骨用骨壺』と『分骨用骨壺』の選び方についてお話していきますね。
個別納骨用骨壺の選び方
個別納骨用骨壺の選び方として①『ペットちゃんの大きさに適したサイズを選ぶ』②『デザインで選ぶ時の注意点』2つがポイントになります。
①『ペットちゃんの大きさに適したサイズを選ぶ』
1つの骨壺に納める時のポイントは先ほどもお伝えした通りすべての遺骨を骨壺に納めますのでペットの頭のお骨の大きさとお体のお骨の量でサイズを選びましょう。
ペットの種類 | 骨壺のサイズ | (直径) | (高さ) |
ハムスター・小鳥. リス等 (小さめの爬虫類等) | 2寸 | 約6㎝ | 約7㎝ |
うさぎ・子犬・子猫. フェレット等 (超小型犬~小型犬) | 3寸 | 約9㎝ | 約11㎝ |
シーズー・ポメラニアントイプードル等 (小型犬~中型犬) | 4寸 | 約12㎝ | 約14.5㎝ |
柴犬・コーギー・ ビーグル等 (中型犬~大型犬) | 5寸 | 約15㎝ | 約18.5㎝ |
ゴールデンレトリーバー・ハースキー等 (大型犬) | 6寸 | 約18㎝ | 約20㎝ |
(※白い円柱形骨壺のサイズ)
白い骨壷は寸胴といわれる胴体部分にくびれがない円柱形のタイプが多く用いられます。
②『デザインで選ぶ時の注意点』
個別納骨をされる際に骨壺のデザインで選ばれるご家族様も増えていますが「可愛い骨壺を購入したけど全ての遺骨が納める事が出来ない・・・」「骨壺が大きすぎた・・・」等といったことが無い様に骨壺を販売している火葬業者もいますので今一度、スタッフに相談しながら選ばれてみてはいかがでしょうか。
分骨用骨壺の選び方
分骨用の骨壷には喉仏を入れるのが一般的ですが、ほとんどが2寸~3寸のサイズに納めます。
分骨用骨壷のサイズを選ぶには、①『手元供養にして自宅に安置』②『手元供養にして持ち歩く2つがポイントになります『分骨したあとどのような供養をするか』を決めておくと、ぴったりとしたサイズの骨壷が探しやすくなります。
①『手元供養にして自宅に安置』
分骨した骨壷を手元供養として自宅で供養する場合は、安置する場所や部屋とのバランスなどを考えて骨壺のサイズや素材などを決めるとよいでしょう。
②『手元供養にして持ち歩く』
生前と同じようにペットちゃんと一緒に旅行へ行ったりしたいという希望があるときは、持ち運びに便利な小さな手のひらサイズの骨壺や分骨アクセサリーを選ばれるご家族様もいらっしゃいます。
ペットちゃんの遺骨をパウダーにして小さくしてから個別納骨や手元供養をされている ご家族様も増えています。
骨壺のカビの発生を防ぐ保管方法
高温で火葬された遺骨にカビが生える余地はほとんどありませんが、保管場所などにより条件が揃ってしまうとカビが生えてしまう可能性があります。
大切なペットちゃんの遺骨をカビから守るために『①風通しのよい場所に保管する』『②気温差や温度変化に注意する』2つのポイントがあります。遺骨をカビから守る方法をご説明しますね。
風通しのよい場所に保管
ご遺骨は、風通しがよく湿気の少ない場所で供養してあげましょう。
ペットちゃんのご遺骨を大切に思うあまり空気の流れのない場所は遺骨の保管場所としてはあまり適していません。
日常的に、ご家族様の出入りがあり常に空気が入れ換わる部屋やリビングのような場所がおすすめです。ペットちゃんもご家族様と一緒に居たいと思います。
気温差や温度変化に注意する
「いつも天気の良い日は、日向ぼっこしていたから日光浴させたい」といって骨壺を直射日光にさらされるような場所に保管されますと骨壺の内側と外側で気温差が生じてしまい結露が起きることがあります。急激な温度変化によって結露が起きる可能性もありますので十分にご注意ください。
湿気対策として骨壺の中に乾燥剤や珪藻土を入れるのも良いかと思います。
骨壺と骨袋(覆い)の処分の仕方
骨壺の処分の仕方
不燃物として処分する
遺骨を取り出して空になった骨壷は単なる『容れもの』にすぎません。お住いの地域の自治体の決まりに基づき、不燃物として処分する事ができます。
ここで注意すべき事は回収場所に出すとき骨壷の形が分からなくなるくらいに砕きましょう。できれば新聞紙などで包み、収集される方が砕いたカケラでケガをされないように配慮しましょう。
処分を依頼する
「大切なペットちゃんの遺骨を守ってきた骨壺を不燃物として回収に出したり砕いたりするのが、どうしても抵抗がある」と思われますよね。
骨壷を処分するのに抵抗がある場合は、処分を請け負っている石材店へ依頼する方法もあります。料金は業者によって違いますので、あらかじめ電話で問い合わせて確認しておきましょう。
骨袋(覆い)の処分の仕方
骨袋とは大事なペットちゃんが入っている骨壺を守っている袋の事です。
そして、お洋服と同じ意味があります。
大切なペットちゃんの、お洋服をゴミとして捨てるなんてことはできませんよね。
お寺や神社で、お焚き上げを選ばれるご家族様も増えています。
骨袋だけではなく木製のお位牌や遺影写真等も、お焚き上げ供養してみてはいかがでしょうか。
愛ペットグループでは骨袋(覆い)を、お焚き上げ供養を承っております。
お電話でお問い合わせください。
最後に
お骨壺やお骨壺を入れる覆いは、火葬の後、取り替えることなくそのままの場合が多いかと思います。
お骨壺も覆いも時間が経つと劣化しますし、大切なペットちゃんのお骨を納める器なので、月命日や節目などに新しいものに替えてみるのもペットちゃんにとっても良いことかもしれませんね。
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