今の時代、誰もが携帯しているスマートフォン。SNSにアップするだけでなく、仕事の場でも記念撮影でも、高品質な写真がいつでも手軽に撮影できる便利な世の中ですね。

食事に行けばお店で、旅行に行けば景色を、とその利用方法は多岐にわたりますが、それではお葬式の時はいかがでしょうか?
例えば祭壇のお花が綺麗だから・・・といってむやみに撮影するのは親族の心情を考えるとマナー違反と言えます。
しかし、地域や遺族の考え、葬儀場のプランニングとして出棺前などに家族の集合写真として撮影をすることもあるようですし、葬儀の様子をプロのカメラマンが撮影するケースもあるようです。
とはいえ、カメラマンが撮影しているからといってお葬式に参列している人が許可なく撮影するのは葬儀の進行を妨げることもあります。故人を偲ぶ遺族の心情に反することもありますので注意が必要です。
また、SNSに無断で個人等の写真をアップすることは肖像権、プライバシーの侵害にあたるケースだけでなく、特定の人の居場所や生活エリアが分かってしまう可能性があり、注意が必要です。
葬儀場によっては事前アナウンスで、マナーモードの協力や撮影禁止と言われることもありますのでそれに従うようにしましょう。

ペットちゃんが亡くなった際、ペット葬儀場では写真撮影は禁止されているのか?マナー違反なのか?

大切なペットちゃんが亡くなってつらい中、ペット霊園や斎場でペットのお葬式をする際、一時も離れたくないペットとの最後の姿とあればスマートフォンで撮影を、と考える方も多くおられるでしょう。
そこで、人の葬儀との違いで考えられるのはペットのお葬式の際に身内以外の参列者がいるのか?という点ですよね。
ペットのお葬式に携わる私の経験では、ほとんどのご家族様が親族の範囲内でお葬式を執り行われます。つまり、お見送りをされる方の関係者ばかりですから、写真撮影を考える際には葬儀場の許可を得れば、マナーや心情的な配慮はほとんど考えなくてよいかもしれません。

ペットが好きだったおやつ・食べ物、お花を飾って、綺麗に出棺の準備が出来た姿を写真に収めておきたいという方は多いと思います。愛ペットグループではすべての斎場で写真撮影を許可しています。

また、ペットのお葬式の場合はお仕事などの都合で、お見送りの当日に参列できない・・・という方もおられます。それでも出棺の時の様子を一目見たかったということで、綺麗に飾った出棺の様子をカメラで撮影して後日、お身内の方がご報告としてお写真を送られるケースもあるようです。
ペットの出棺では、向日葵やガーベラ、キキョウなど綺麗に飾り、本当に虹の橋へ渡る様に綺麗に飾ることが出来ます。
気持ちが辛くなるので撮影はしません、という方もいらっしゃいますが、良い意味でデジタルの写真は削除できますので、「ペットちゃんとの最後の想い出」として後悔のないようにしていただければと思います。

以上の様に、人の葬儀とペットの葬儀は状況が異なることもあり、ペットのお葬式の場合は「撮影可」となることが多くなります。
ただし、ペットのお葬式でもペット霊園や斎場には、仏像や仏具の飾り付けがされていたり、火葬設備など施設内部の空間をむやみに外部に漏洩したくないために一切の写真撮影を禁止しているところもあります。事前に許可をとることは必要ですし、ご近所やペット仲間としてペットのお葬式に参列している場合は飼主様、ご遺族様の心情を考えてむやみに撮影するのは控えた方が良いかもしれません。
その他、SNSでは、ペットの旅立ちとして出棺前の様子をアップしているケースも多くあります。あくまでもペットのご遺体ですので、中にはまだまだペットが元気で、目を覆いたくなるかたもいらっしゃるかもしれません。いずれにしてもペットのお別れ時の撮影は多くのシチュエーションで可能ですが、色々と配慮が必要なことも分かって頂けたかと思います。

最後に


ペット霊園や斎場の場合、照明を落としていることもあり、ペットを綺麗に飾った出棺の様子を撮影しても、後で見返してみると暗く映っていて思っていたものと違う、ということがあります。もちろん、写真は加工できますが、せっかく撮影するならば綺麗に撮りたいですよね。
気持ちが動転していることもあるかもしれませんが、現在のスマートフォンは多機能で非常に高品質な写真の撮影が可能です。
この機会に、スマートフォンのカメラ機能を見直してみてモードや明るさ調整などの方法を事前に知っておけばより良い想い出になると思います。

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中田忍
2003年からペットセレモニーに携わっています。小さなハムスターから、ゴールデンレトリバーまで、今までお見送りのお手伝いをさせて頂いたご家族様は、数千件になります。 日々、ペットの葬儀、セレモニーの現場で経験することをもとに、皆様のお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 有資格:1級 動物葬祭ディレクター