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カメやヘビ、トカゲなどの爬虫類や、カエル、サンショウウオなどの両生類をペットとして飼う方が、最近増えてきました。ペットショップを見ても、爬虫類や両生類の飼育グッズがよく目にとまるようになったと思いませんか?
ペットと暮らす方の中には、小鳥やインコの抜けた羽根を保管しておいたり、可愛い肉球のある犬や猫の子たちの足型を取って成長記録を残したりする方もいます。
でも、爬虫類や両生類の子たちの場合、どうやって想い出を残したらよいの?と悩まれている方も多いかと思います。
ここでは、爬虫類や両生類の子たちの想い出の残し方や方法をお話ししていきます。
ぜひ参考になさってください。
自身で想い出を残す
写真を撮る
写真撮影は、スマートフォンを使って気軽にできる時代になりました。
一般的には、スマートフォンよりデジタルカメラ、さらには一眼レフカメラの方が、性能が優れているとされていますが、ここでは気軽に撮影できるスマートフォンでペットの写真を撮るコツを、5つに絞ってお伝えします。
① ペットのことを考えて、フラッシュは使わない。
周囲の明るさが十分でない場合、自動でフラッシュがたかれてしまう可能性があります。ペットからすると、突然たかれるフラッシュは結構なストレスです。撮影するときは、オフにしておきましょう。
② ピント(フォーカス、焦点)を合わせたり、露出(明るさ)を調整したりする。
通常は自動で調節されるようになっていますが、撮影画面をタッチ・操作することで、ピント合わせと露出調整が手動でできます。
③ ズーム機能を使わない。
スマートフォンのズーム機能を使うと、画質が荒くなってしまうため、ペットに近寄って撮影することをおすすめします。
④ トリミングなどの編集機能を利用する。
写真に不要なものが写り込んでいても、後から編集することで良い写真になるかも知れません。できれば、構図も意識して編集するとよいですよ。
⑤ 三脚や手ブレ補正アイテム(ジンバル)などを使って、スマホを固定する。
爬虫類や両生類のペットは比較的動きの少ない動物ですが、撮影者が手ブレをしてしまってはせっかくの写真が台無しですね。三脚や手ブレ補正アイテムなどがあれば、使ってみましょう。
ただし、機種によっては手ブレ補正の機能が搭載されているスマホもあります。ご自身のスマートフォンを確認してくださいね。
動画を撮る
ペットの動画撮影も、写真撮影と同様にスマートフォンで行うことができます。
動画撮影のコツがピントや露出を調整することなのは、写真撮影の時と同様です。
動きが少ない爬虫類・両生類の場合は、食べているときや顔をこちらに向けているとき、陸にあがっているときなどが狙い目です。
また、爬虫類・両生類といった子たちは動きが少ないため、動画を撮影する際は顔や体の特徴を活かした動画を一つずつ撮ってあげるのもよいですよ。
うちの子を愛おしいと思うご家族さまの感情が、伝わる動画になると思います。
ここでも、手ブレ補正アイテムがある人はぜひ利用しましょう。
アプリを利用して記録を残す
最近では、ペットの飼育管理を行うアプリが出ています。このアプリを利用して、うちの子の記録を残すのもよさそうです。
例えば「うちっ子ログ」は、最初にお世話する相手を、カエル、リクガメ、水ガメ、ヘビ、イモリ・サンショウウオ、その他の中から選び、その子の詳細を登録すると、飼育管理を始めることができます。
ペットの記録・管理にとどまらず、日々の想い出を残せるフォトアルバムの作成機能もついていますので、写真と共に楽しかった日々を振り返ることができそうです。
「うちっ子ログ」
https://uchiccolog-apps.com/index.html.ja
自身でイラストや絵を描く
ご家族さまの中に、イラストや絵が得意な方がいらっしゃる場合は、ペットの姿を描いてみるのはどうでしょうか。
一緒に生活しているご家族さまの目線で描くことで、オリジナリティ溢れるうちの子の姿を残すことができると思いますよ。
想い出に残る物をオーダーする
撮った写真でオーダーするクリスタル位牌
クリスタル位牌とは、クリスタルガラスで作られたお位牌です。
透明度の高いクリスタルガラスの表面に印刷、または内部にレザーで彫刻を施します。写真データを提供してオーダーしますが、内部にレザー彫刻をする場合は、2Dや3Dなどの加工ができる場合もあります。
ずっしりとした存在感と水晶のような透明感が、お位牌というよりはキラキラ光るきれいな置物のようで人気です。
うちの子のイラストをオーダーで描いてもらう
ハンドメイド・手作り通販サイト(minneなど)で、ペットのイラストオーダーを受けていることがあります。うちの子の写真データを送ってそっくりにイラスト化してもらう場合もあれば、イラストレイターさんの個性を前面に出して仕上げてもらうなど、仕上がりのイメージは販売者によって異なります。
もし、気に入る販売者が見つかった場合は、このような方法で想い出を残すのもよいかも知れませんね。
他にもこんな方法が
脱皮する子の外皮を保管する
脱皮する子の場合は、外皮(脱皮した皮膚)を見つけたら大切にとっておいて、想い出グッズにするのもよい方法です。
最近の爬虫類人気から、外皮を保存するためのケースが数多く販売されています。写真入り抜け殻ケースや、イラスト入り抜け殻ケースという商品名で販売されており、うちの子の名前を無料で入れてくれるサービスもあります。
脱皮する子ならではの、想い出のグッズですね。
うちの子と同じ子のアクセサリーを手作りサイトで購入する
オーダーじゃなくても、うちの子を思い出せるものがあればと考える方に・・・。
ハンドメイド・手作り通販サイト(minneなど)で、トカゲやカメレオンなどを模した手作りアクセサリーが、数多く販売されています。
同じ姿をした子のアクセサリーを身につけていると、ふと目にしたときにうちの子の想い出が蘇って癒やしを感じる瞬間があるでしょう。
水習字用の半紙を使って足跡をとる
爬虫類・両生類のペットの場合、足型を取るのは難しい子がほとんどだと思います。そんな状況でも、ニホンイシガメの歩いた足跡を取れないかと、ある動物園で考えられた方法です。
水習字用の半紙の上を、足が濡れた状態のニホンイシガメが通過すると、水の痕が濃い色で残ります。もちろん、足型を取るようにはっきりとしたものは望めませんが、リアルで素朴なうちの子の足跡に胸がキュンとなるかも知れません。
火葬後に残るご遺骨を想い出にする
ペットの形見を身につけられるアクセサリー「遺骨ジュエリー」
羽根や体毛を取っておいたり、足型を取ったりすることが難しい爬虫類・両生類の小さな子たちもお骨は残ります。遺骨ジュエリーとは、火葬後のご遺骨をジュエリーの中に少量納めて、アクセサリーにしたものです。
ペットに限らず大切な人を亡くした人たちからも支持を集め、ソウルジュエリーとも呼ばれています。
購入するときは、いつも身につけたくなるデザインであること、日常の中で身につけられる耐久性があることなどを考慮されるとよいですよ。
爬虫類・両生類のペット火葬とは?
前の章で、爬虫類・両生類のペットは、火葬をすればお骨が残るということをお伝えしました。
羽根や体毛がなく、足型も取れない子たちの想い出になるものをご紹介してきましたが、火葬してご遺骨が残れば、それを身近に置いておくことができます。
最近のペットブームもあり、犬やネコのペットたちが亡くなったときの火葬や葬儀については一般的になってきましたが、爬虫類や両生類の子となると、まだまだ火葬をお考えになるご家族さまは少数かも知れません。
また、爬虫類・両生類のペットたちは、比較的小さな個体のお子さまが多いと思います。手のひらにのるようなペットの場合、火葬してもちゃんとお骨が残るのかな?と不安に思う方もいらっしゃると思います。
小さな爬虫類・両生類のお子さまも、火葬のプロであるペット火葬業者にお任せいただければ、しっかりと遺骨を残すことができるので安心してください。
愛ペットグループでは、犬や猫、ハムスター、インコ、うさぎなどの動物以外にも、爬虫類や両生類のペットたちの火葬やご供養などのご相談を承っています。
ご質問などありましたら、お問い合わせ窓口でお気軽にご相談いただければと思います。
愛ペットグループへのお問い合わせはこちらから
https://aipet-group.com/contact/
また、「ペット供養大百科」の中で、トカゲやヘビ、カメたちの火葬について書かれた記事があります。ご興味がある方は、ぜひ参考になさってください。
https://xn--vsq81f633bhk6a.net/
自宅の庭にペットのご遺体を埋葬することについて
爬虫類や両生類のペットが亡くなってしまったら、ご自宅の庭に埋めるという方も多くいらっしゃると思います。
ご家族さま所有の土地に埋葬されるのは、法的に問題はありません。しかし、公園や河川敷などご自身が所有する土地以外の場所でのペットの埋葬は、不法投棄とみなされる可能性があり、禁止されている行為です。また、公園などはもちろん、ご自宅の庭であったとしても、他の動物などに掘り起こされてしまう心配もあります。
ご自身での埋葬には、このようなリスクが潜んでいることも知らなければなりません。
ご自身での埋葬には、このようなリスクが潜んでいることも知らなければなりません。
後悔のないようにしっかりと想い出を残しましょう
爬虫類や両生類のペットと過ごしながら、どのように想い出を残せるのか、その方法をご紹介してきました。
ペットと暮らすご家族さまは、「うちの子が亡くなった後のことなんて考えたくない」という方も多いかと思います。ですが、一緒に過ごすかけがえのない日常の記録を残したり、亡くなったらどうしてあげるかを考えたりしておくことは、大切なことだと思います。
その時がきても、後悔のないお別れができるように、そしてその後も大切なペットの想い出と過ごせるように、今から少しずつ考えていけるとよいですね。
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