訪問(移動)火葬でもお骨を拾ってあげたい。雨の日でも大丈夫?

最近では、家族同様に暮らしていたペットが亡くなったとき、火葬してお見送りしてあげることが一般的になってきました。けれど、亡くなったペットを火葬場に連れて行くことが難しい場合や、仕事等でどうしても時間がとれないという方もいらっしゃるでしょう。
そんなとき、訪問(移動)火葬を利用することで、ペット霊園と同様のサービスを受けることができます。

訪問火葬とは、ペットを火葬するために訪問火葬業者が、ご自宅まで車で出張するサービスです。
火葬専用の車で指定の場所まで出張し、ペットの火葬を行う「出張火葬」と、ご自宅までご遺体をお迎えに行き、その後火葬場で火葬を行う「引取火葬」の2種類があります。
ここでは、前者の訪問火葬車で出張して、ペットのご遺体を火葬するサービスについてお話しします。その際のご家族様によるお骨あげや、雨の日でもお骨が拾えるのかどうかなどについてもお伝えします。

訪問(移動)火葬について

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訪問火葬車とは?

ペットの訪問火葬の際に使用する訪問火葬車とは、火葬用の炉を車内に積載し、指定された場所へ移動して火葬できる機能を持つ車のことです。ペットのご遺体をお預かりし、車内の火葬炉で火葬して、その場でお骨にすることができます。
訪問火葬車は、ただ火葬を行うだけでなく、自治体の条例や法律に定められた基準を守るよう、環境への配慮も求められています。そのため、周囲にとって迷惑なにおいや煙が出にくい構造となっていて、安心してご利用いただけます。

その場で火葬しない引き取り火葬サービスは、訪問火葬車は使わずペットのご遺体をお預かりして別の場所で火葬し、後日返骨することになります。

訪問火葬をする時の火葬場所について

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訪問して実際に火葬する場所は、ご自宅の駐車場や、その他近隣の迷惑にならない少し離れた場所(例えば、公園付近や墓地周辺、幹線道路沿い、河川敷など)になります。
ご家族様の方で、この場所が良いのでは?という候補がある場合は、火葬業者にお知らせいただくと有用な助言となります。
ただし、火葬場所の選定については、自治体によってはその条例に従い、周囲の環境に充分配慮する必要があるため、最終的には訪問火葬のスタッフが決定することになります。

訪問火葬の火葬場所については、弊社の「ペット供養大百科」の「訪問火葬でペット火葬をする場合の火葬場所はどこ?」でも触れておりますので、ぜひご参考になってください。
https://xn--vsq81f633bhk6a.net/2021/01/12/%EF%BD%90%E3%81%81%E3%81%9B/

訪問火葬のメリット

霊園まで足を運ぶことはできないけれども、家族同様のペットにできる限りのことをしてあげたいとお考えのご家族様にとって、ご拾骨まで行える訪問火葬は、便利なだけでなく満足できるお見送りを実現してくれます。大切なペットの本格的なお葬式を、ご自宅にいながら可能にするサービスと言えるでしょう。
ご自宅で行える訪問火葬は、ご家族そろってのお見送りも行いやすいため、多くの方に喜ばれています。

家族がお骨を拾ってあげることはできる?

ペットのお骨を拾ってあげるかどうかは、ご家族様のご意向でお選びいただけます。
希望される場合は、ご家族様によるご拾骨が可能ですし、火葬業者へお任せになる場合はスタッフが丁寧に対応します。ご拾骨については、ほとんどの業者で選べる(ご家族様で行うか業者が行うか)ようになっています。

お話が少々それますが、ご家族様がご拾骨されるときに、ペットの頭の向きや骨の位置が出棺時と違っているのはどうしてなのか?と、疑問を持たれることがあります。火葬のときに、ご遺体の向きや位置が変わってしまうことは時々起こりますが、気になる方はお骨上げは整骨されるのかどうかなど、事前に確認されておくと良いかもしれません。
また、一緒に火葬したお花などの灰も、一緒に持って帰りたいと希望されるご家族様もいらっしゃいます。一般的に灰は湿気を含みやすく、通常お骨と一緒に拾うことはしていませんが、ご希望がある場合は可能かどうか業者に確認されると良いでしょう。

一般的な訪問火葬の流れ

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訪問火葬が、どんな流れで行われるのかをまとめてみました。

ご依頼

お電話やメールなどで、ペット訪問火葬業者にお問い合わせいただきます。
亡くなられたペットについて、種類や体重などを尋ねられ、その後ご火葬の方法や料金等について説明があるでしょう。

訪問火葬車でご訪問

ご指定された場所へ訪問火葬車が訪問します。火葬を行う場所等について確認を行い、ご家族様にペットとお別れをしていただきます。
お葬式プランがついているサービスの場合は、このタイミングでお葬式を行います。

ご火葬

訪問火葬のスタッフは、ご家族様の自宅を離れて公園や河川敷といった住宅の少ない場所へ移動して、車に積んだ火葬炉で火葬を行います。(状況に問題がなければ、ご自宅の駐車場などで行う場合もあります。)近隣にご迷惑になるような、においや煙などはほとんどありません。
また、ご近所に火葬車がきているとわからないよう、訪問火葬車には社名などを印字しないよう配慮している業者がほとんどです。

ご拾骨

スタッフによるご拾骨も可能ですが、ご家族様にご拾骨いただくことで、ペットも安心できるかも知れませんね。
ご拾骨後のお骨をお骨壺に納めて、ご家族様にお渡しして完了となります。

ご供養

訪問火葬での対応はご拾骨までとなりますが、その後の永代供養などを、ペット火葬業者で行っています。愛ペットグループでも、ご供養のサービスをご用意していますので、詳しくお知りになりたい方は、ぜひ弊社のホームページをご覧くださいね。
https://aipet-group.com/

雨の日のご拾骨について

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ほとんどの業者で雨の日のご拾骨が可能です

ペットの訪問火葬サービスを行っている業者の多くは、雨天時のご拾骨にも対応しています。
ただし傘をさして行うことになるため、屋内のときと同様に満足していただけるサービスのご提供ができるか、難しい部分があります。
また、強雨・暴風・積雪などの場合には、お骨上げの時に支障がでることがあるため、日時の変更をおすすめする可能性もあります。

愛ペットグループでの雨天訪問火葬について

愛ペットグループの訪問火葬についてお話します。
雨天でも訪問火葬のサービスは行っています。けれど、やはり傘をさしての対応となるため、少々ご不便をおかけするかも知れません。
弊社では、室内でのご拾骨は行っていません。理由は、お骨上がり後そのままの状態でご拾骨することになるので、室内にお運びすることができないためです。
また、弊社の火葬車後部は火葬炉が設置されていて、人が乗り込める充分なスペースがございません。そのためご拾骨いただくときも、車の傍で行っていただくようお願いしています。

訪問火葬のデメリット

訪問火葬は、基本的に屋外で行うことを想定しています。そのため、雨天の場合はどうするのかという問題があります。
状況によっては、(駐車場に屋根と換気できる充分なスペースがあるなど)、雨天でも問題なく行えることもありますが、基本的には天候の影響を受けやすいというのが、訪問火葬のデメリットと言えるでしょう。
雨天時には、ペット霊園で行う場合と同等のサービスを提供できない可能性があることは否めません。

雨天時に室内でご拾骨できる?

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室内でのご拾骨の対応は、訪問火葬業者によって異なります。一部の業者では、室内や雨に濡れない形でのご拾骨に対応しています。
お骨をトレイに移した後、整骨してから室内まで運ぶことで、ご家族様が室内でご拾骨できるよう配慮されています。
他にも、訪問火葬車のドアが屋根の代わりをして、ドアの下でご拾骨が可能ですと説明している業者もあります。

けれど、雨天時の室内でのご拾骨が可能な業者は、多くないのが現状のようです。そのため、雨天時に、室内でのご拾骨を希望される場合には、事前に対応可能かどうか確認される方がよいでしょう。

ペットと心置きなくお別れできる訪問火葬サービス

 訪問(移動)火葬でもお骨を拾ってあげたい。雨の日でも大丈夫?
可愛がっていたペットが亡くなったとき、できるだけのことをして見送ってあげたいと考えるのは、自然な親心ですね。
けれど、亡くなったペットを火葬場に連れて行くことが難しかったり、コロナ禍での移動が大変であったりなどのさまざまな理由から、ペットの火葬や葬儀をどうしようとお考えの方もいらっしゃると思います。
そんなとき、ペットの訪問火葬というサービスを知っていただくことが、大切なペットと心置きなくお別れできる一助になるのではと考えています。
お車での火葬と聞くと、簡素で代用的な印象を持たれる方もいらっしゃるかも知れません。
けれど、ペットが日常を過ごしたご自宅やその近所で最後を迎えられることや、お別れするその時まで寄り添ってあげられることで、心置きなくお別れできるのではと思っています。

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ながもりなみ
実家では犬や猫と暮らし、息子たちが幼いときはカブトムシや亀、グッピーを育てていました。動物たちとご家族様の、暮らしの一助になる記事を書いていきたいです。
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