友達が大切に想っていたペットが亡くなった…。
友達から直接聞いたり、SNSで見たりと、訃報を知る状況はいろいろありますね。
こんなとき、なんて言えばいいんだろうと悩む方が少なくありません。
今回は亡くなった原因ごとに、どんな言葉が掛けられるか、どんな行動を取れば友達を励ますことができるのかについて記載しました。
人間の場合と同じで、ペットも亡くなった原因や状況がそれぞれ違いますので、一概にこの言葉が良い、こういう行動がおすすめということは難しいかもしれません。ですが、友達にお悔やみの気持ちを伝える手助けになれば幸いです。
ペットを飼っている人も飼っていない人も、ぜひ参考にしてくださいね。

お悔やみの気持ちを伝える

言葉で伝える

友達が直接話せそうな状況なら、ぜひ言葉を掛けてあげましょう。
ペットを飼っている人なら、大切な家族を亡くした友達の気持ちもよく分かると思います。
寂しさや悲しみ、辛い気持ちを共有するだけで、友達の気持ちはずいぶん楽になりますよ。
ペットを飼っていない方は、悲しみが想像しにくくて何て言えばよいかわからないと感じるかもしれません。ペットを飼っている人にとっては、ペットは家族の一員です。
もし自分の大切な人がいなくなってしまったらと考えると、寂しくて不安でいっぱいですよね。
これだけでも、友達が悲しんでいる気持ちは理解できると思います。
ゆっくりと話を聞いて、寄り添ってあげるだけでも十分ですよ。

行動で伝える

人間の場合と同じで、お悔やみの気持ちをお花に託して送ることもできます。
ただ亡くなったあと数日間は、葬儀や火葬などで外出されることもありますし、気持ち的に、まだ受け入れられる状況ではないこともあります。
お花を贈る場合は、事前に連絡をして、受け取ってもらえるか、また、受取日時の希望があれば聞いてみるのが良いでしょう。
お花は火葬や納骨が終わってからでも遅くありません。
焦らずに、友達の気持ちや様子を見て対応するのがおすすめです。

状況にあわせた言葉掛けや行動が大切

寿命で亡くなったとき

ペットは体の大きさや品種の違いによって寿命が大きく異なります。
飼い主様によっても感覚にも違いがあるので、寿命の長さについての声掛けには注意が必要ですよ。

例えば、自分は、12年一緒に暮らした犬が長生きだったと感じても、友達の犬が、12年で亡くなって長生きだったかどうかは分からないのです。

現在では、食生活や住環境が一昔前に比べて格段と良くなっていることから、平均寿命もどんどん延びています。
友達にとっては、ペットちゃんの寿命なんてまだまだ先のことだったかもしれません。
老衰で亡くなっていたとしても、「長生きだったね」「大往生だね」などと安易に言うことはおすすめできません。

病気で亡くなったとき

最近ではペットの健康管理は当たり前になってきました。
多くの飼い主様は、いろいろな病気に備えて毎年予防接種を打ち、健康を維持するために定期健診を受けさせたり、気になることがあればすぐに動物病院に連れて行ったりします。
もし病気になれば、手術や通院、自宅での介護を行う事もあります。
病気が発症してから、あっという間に逝ってしまうこともありますし、苦しい状況が長く続くこともあります。

もし友達からペットが病気で亡くなったと聞いたら、こういった背景があったかもしれないと想像してあげましょう。
発症してから亡くなるまで短かった場合は、飼い主様はどうして気づいてあげられなかったのかと、自分を責めることが多いです。
介護や闘病生活が長い場合は、それが飼い主様の心の励みになっていることもあり、ペットが亡くなると燃え尽き症候群のようになってしまうこともあります。

予め、お別れの心づもりはされている飼い主様が多いので、目に見えて混乱されている様子はないかもしれませんが、大切なペットを失う悲しみや寂しさは変わりません。
時間をかけてゆっくりと話を聞き、落ち込んでいるようなら外出して気分転換してみるのも良いかもしれませんね。

不慮の事故のとき

突然のペットの死は、ショックで耐え難い出来事です。まして事故となると、防げたかもしれない、不注意だったかもしれないと、飼い主様はご自身を強く責めています。こんなときは無理にお悔やみの言葉を掛けない方が良いかもしれません。お声掛けやお悔やみのお花や贈り物は、少し時間が経って友達が落ち着かれてからされると良いでしょう。
もしお声掛けされる場合は、ペットが亡くなった状況にはなるべく触れず、「天国で安らかに過ごせますように」というような内容にとどめるようにしましょう。

掛けてあげたい言葉やしてあげたい行動とは

掛けてあげたい言葉の例

「悲しいよね」「寂しくなるね」「素敵な子に出会えて幸せだったね」など、別れが悲しく辛いという気持ちに寄り添った言葉が良いと思います。
亡くなった直後は悲しい気持ちでいっぱいですので、お悔やみの言葉を伝えたら、友達の想いをゆっくりと聞いてあげるのがおすすめです。
もし、友達のペットと一緒に遊んだ思い出があるなら、「あのときこんなことをしていたね」「お尻が可愛かったよね」というような思い出話も喜ばれますよ。
亡くなったペットのことを想って存分に泣いて笑う事が、友達を励ますことにつながります。

してあげたい行動の例

親しい友達なら、訃報のあと連絡を取ったうえでお悔やみの花を贈るのがおすすめです。

火葬までの数日間、ご自宅でご遺体を安置するときにお花をお供えしてあげられますので、友達にとっても重宝するでしょう。
少し落ち着いたら、亡くなったお子様に似合うかわいらしいお花のアレンジメントや、長く供えられるプリザーブドフラワーなどを贈られるのも素敵ですね。塞ぎがちな友達のお気持ちも、明るく元気にすることができるかもしれません。生前に撮った写真があれば、お花と一緒に贈ってあげると一層喜ばれるでしょう。
また、電話で少し話したりするだけでもずいぶん救われると思います。ペットを亡くした寂しさや虚しさは、後から訪れることが多いです。寄り添いながら、ゆっくりと一緒に進んであげられると良いですね。

NGな言葉や行動とは

飼い主を責める

どのような状況だったとしても、ペットを亡くした飼い主様は「もっといろいろしてあげられたのではないか」「あのときこうしていたら」と自分のことを責めてしまうことが多いようです。
お声掛けされるときには、「こういう風にしたらよかったのに」というような、アドバイスや叱責は控えるようにしてくださいね。場合によっては、自分のことを否定し過ぎて心の病気になってしまうこともあります。アフターケアには十分注意するようにしましょう。

友達の状況を考えない

訃報を知って、お悔やみの言葉を伝えることや、お花を贈ることを考える方は多いですよね。大切な友達を元気づけたい、大丈夫かなと心配になるのは仕方ありません。
ですが、亡くなった直後は、友達の気持ちが疲れ切ってしまっている事があります。他の人からの気遣いに応えられない心境かもしれませんよね。
お花を一方的に送ったり、的外れな言葉を言って余計に負担になったりしないように、友達の状況や気持ちを察して対応しましょう。

亡くなったペットを憐れむ

もっとも避けたい言葉が「可哀想に」「もっと生きたかっただろうに」というような表現です。これは、飼い主様が自分のせいでペットに可哀想な思いをさせてしまったと、強く傷つく原因になりますので、言わないようにしましょう。
そもそも犬や猫には自分が可哀想だという認識はありません。与えられた状況に合わせて生きるために行動していると考えられています。声掛けするなら、友達のペットに対する想いを理解し、悲しみを分かち合えるような言葉を選びたいですね。

新しいペットを飼う事を提案する

亡くなった直後に、新しいペットを提案するのはおすすめできません。
飼い主様にとって、ペットは唯一無二の存在で代わりの子など存在しないからです。これまで暮らしてきたお子様とのお別れを受け入れられていないのに、新しいペットの話をされると、亡くなったお子様がないがしろにされたように感じる飼い主様もいらっしゃいます。新しいペットを提案するなら、友達がペットとのお別れを受け入れて、普段通りの日常生活を送れるようになってからにしましょう。

家族を亡くした悲しみに寄り添ってあげよう

ペットを飼っている人にとって、ペットは家族です。
子どもやパートナーと同じくらい、もしくはそれ以上に一緒の時間を過ごし、大切でかけがえのない存在と言えるでしょう。
ペットと暮らす生活が日常であり、いなくなった日常は想像できないものです。ペットを亡くした友達も、別れる寂しさや悲しさと同時に、その子がいない生活が想像できず、絶望に近い気持ちを感じている事でしょう。
もし訃報を受け取ったら、まずは友達の悲しみと寂しさに寄り添ってあげてください。心にぽっかり穴が空いてしまったとき、自分のことを想ってくれている人がいることは、とても励みになります。元気に笑える日はまだ少し先かもしれませんが、友達を想う優しさや理解があれば必ず伝わりますよ。

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岩下ちくわ
岩下ちくわ
大学の農学部で人と動物の関わりについて学び、現在は2匹の元保護犬と暮らす、動物が大好きなライターです。 犬や猫を初め、動物との暮らしに役立つ情報を、分かりやすくお伝えしていきます。