ペットが亡くなってしまい、火葬をした際、納骨をするべきか迷われる方も多いのではないでしょうか。また、自宅にお骨が置いてあり、納骨をするべきか考えられているという方もいらっしゃるかもしれません。
”筆者自身もペットを飼っているので、最初にペットを亡くした時は本当に辛く悲しみにくれていました・・・当然納骨なんて考えられなかったのをよく覚えております。ですが、やはり納骨供養は大事なのです。
いつまでも大事なペットの、家族の、遺骨を遺品のような形で手元に置いておくことこれが、その子にとっていいことなのか・・・。筆者も、今は納骨供養しております。”
ペットの納骨とは、火葬後のお骨を、霊園や民間の納骨堂がある施設に納めることを言います。ペットの納骨は、お気持ちに整理がついたタイミングでしていただくことをお勧めしています。そのタイミングは本当に皆様さまざまであるかと思いますがペットの納骨をしていただくことで、供養という考えから言うと、お骨を「抱く」存在から、納骨することで「拝む」という存在へ変わります。ここでは、ペットの納骨についてお話ししていきます。
ペットの火葬後は自宅に持ち帰る人も多い現実
実際、ペットの火葬をされ、返骨される方は多くいらっしゃいます。(3割ほどです)その理由としては、ペットが家族の一員で、離れたくないため遺骨を受け取る、ペット霊園が近隣になく自宅に置いておくことにした、移動火葬車で火葬したためお骨を引き取った、霊園・納骨堂は経済的に難しいなど、様々な理由で返骨される方いらっしゃいます。
ただ、遺骨を必ず納骨しなければいけないという決まりもないため、個々の飼い主様の気持ちが大切になってくるのかと思います。納骨の種類については「犬や猫のペットの納骨はどんな種類がある?」をご覧ください。
犬や猫のペットの納骨はなぜ必要なのか?
仏教の考え方で、体は自然界へ、魂は仏さまへという考えがあります。飼い主様がペットのお骨を手元において、悲しみ、心の整理をしていくことは大切です。ただ、本来、大切に飼っていたペットだからこそ、体も魂も本来の場所に行ってもらう必要があります。これが「抱く」から「拝む」への存在です。では、納骨はいつ頃していけば良いのかを次にお話しします。
犬や猫のペットの納骨の時期は?
もし火葬後に納骨をせず、ご自宅に持ち帰られる場合、実際、私たちは心の整理がついたタイミングでと申し上げておりますが、時期としてご質問があった場合は、四十九日に霊園や施設に納骨されることをお勧めしています。
四十九日は忌日と言われ、忌日は魂が仏様(天国)へ旅立つと言われているため、この忌日を良い時期としてお勧めしています。また、忌日はペットが極楽に行くことができる日でもあります。もし、四十九日では心の整理がついていないという方もいらっしゃるかと思いますが、そう言った方は、他の忌日を選ばれても良いかもしれません。また、もし納骨しても里帰りと言って、自宅に一時的に持って帰ることも可能です。
「犬や猫のペットの納骨した後、一時的に持って帰ることや引越しはできるのか」をご参照ください。
まとめ
上記でお書きした通り、ペットの納骨は心の整理がついたタイミングでされることが良いのかと思います。ただ、どこかのタイミングで、ペットとの“別れ”をしっかりと受けいれていただき、大切に飼っていたペットを供養してあげることで、ペットも高い天国の上から飼い主様を見守ってくれると、私たちは考えています。
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