亡くなったペットを安置する際「エアコンをつけているから大丈夫だろう」と思われる方も多いかもしれません。
しかし、暑い時期は室温だけでなく湿度もご遺体の状態に影響します。
少しの工夫で、より穏やかなお別れの時間を過ごすことができます。
ご家庭でできる安置方法と注意点についてご紹介します。
暑い時期の安置はエアコンだけでは不十分

ご遺体の安置には、まず室温を下げることが大切です。
室温を下げる手段というと、まずエアコンが思い浮かびますがそれだけでは不十分です。
ご遺体の状態には室温だけではなく、湿度も大きく関わっています。
暑い時期は気温とともに湿度も高くなるため、ご遺体の傷みが進行しやすくなります。
一般的な家庭用エアコンでは、安置に適した温度・湿度まで室内環境を下げきれないことがほとんどです。
そのため、エアコンで部屋を涼しく保ちつつ、ペットちゃんの身体をしっかり冷やす処置を行うことが必要になります。
「エアコンをつけているから安心」と思わず、以下でご紹介する安置の方法をあわせて取り入れるようにしてください。
身体をきれいに保つ安置のポイント

暑い時期であっても適切な方法で安置することで、お別れまでの時間を穏やかに過ごすことができます。
ここではペットちゃんの身体をきれいな状態に保つための、具体的なポイントを解説しています。
保冷剤・ドライアイスを効果的に使う
ペットちゃんの身体を冷やす際は、お腹まわりを重点的に冷やすことが大切です。
保冷剤を使用する場合はご遺体が濡れてしまわないよう、タオルやペットシーツに包んでから当てるようにしてください。
溶けた水分がご遺体に触れると、状態の悪化につながってしまいます。
小さめの保冷剤や小分けにしたドライアイスを複数使い、まんべんなく冷やすと効果的です。
ドライアイスは気化すると二酸化炭素が発生するため、使用中は換気扇を回しておきましょう。
また、素手で触れると凍傷を起こす危険があるため、必ず手袋を着用して扱ってください。
ご遺体に直接触れると凍ってしまうので、タオルや布を一枚挟んでから使用するなど注意が必要です。
安置するお部屋の環境を整える
ご遺体を安置する部屋はエアコンの設定温度をできるだけ低めに保ち、涼しい環境を維持するようにしましょう。
安置する場所を選ぶ際は、以下のようなポイントに留意します。
- 直射日光が入らず、窓から離れた場所
- 人の出入りが少なく、室温が変化しづらい場所
仏間や寝室など、静かで落ち着いた場所を選んであげるようにしたいですね。
ペットちゃんの身体のケア方法
保冷の前に、ペットちゃんの身体をきれいにしてあげます。
濡らして固く絞ったタオルやウェットシートを使い、やさしく拭いてあげてください。
とくに口周りは薬やフードがこびりつきやすい箇所です。
汚れをふやかしながら、丁寧に拭き清めましょう。
最後にブラシなどで毛並みを整えてあげると、より穏やかな姿になります。
亡くなったあとしばらくすると、死後硬直が始まります。
硬直が始まる前に手足をやさしく曲げて、眠っているような自然な姿勢に整えてあげると、その後の安置がしやすくなります。
安置している時に体液が流れ出てくることがあるので、口や鼻のまわりにコットンやガーゼを当て、下にペットシーツを敷いておくと安心です。
汚れたらこまめに取り替えながら、清潔な状態を保つようにしてください。
暑い時期の安置で気を付けたい点

暑い時期は気温や湿度が高くなるため、ご遺体の安置にも気を配る必要があります。
ここでは、注意点をいくつかご紹介しています。
保冷剤やドライアイスの交換頻度
暑い時期は保冷剤やドライアイスが溶けやすいため、こまめな確認と交換が必要です。
保冷剤は1〜2時間、ドライアイスは室温や季節にもよりますが1~5時間程度を目安に状態を確認し、必要に応じて交換するようにしましょう。
ドライアイスはスーパーやホームセンターで買えますが、冷凍庫で保存することができません。
必要な分をその都度購入することをおすすめします。
場合によっては火葬を早めることも検討する
ご家庭で十分な保冷が難しい場合や、外傷や腫瘍があったペットちゃんの身体は傷みの進行が早くなることがあります。
猛暑日が続く季節では、どれだけ丁寧に安置していてもきれいな状態を維持するのが難しくなることも。
場合によっては、火葬のスケジュールを早めることも視野に入れましょう。
安置はプロに任せるという選択肢も

暑い時期の安置はご家庭だけで対応するには限界があります。
保冷剤やドライアイスをこまめに交換しながら環境を整えることは、悲しみの中にある飼い主さんにとって、体力的にも精神的にも負担が大きいものです。
そのような場合は専門業者に安置をお任せするという選択肢もあります。
愛ペットグループでは適切な温度・湿度管理のもとでご遺体をお預かりし、火葬までの間きれいな状態を保つためのお手伝いをさせていただきます。
「自宅での安置が難しい」「きれいな姿のまま送り出してあげたい」というご家族様は、当社の「エンゼルケア」をご利用ください。
まとめ

火葬までの時間は、大切なペットちゃんとの最後のお別れの時間でもあります。
暑い時期はエアコンだけに頼らず、保冷剤やドライアイスなどを使って安置を行うことが大切です。
きれいな姿で送り出してあげるためにも、今回ご紹介した安置の方法をぜひ参考にしてみてください。
愛ペットグループではペット火葬から供養まで、ご家族様のご相談を承っております。
どうぞお気軽にご相談ください。
