大切なペットが旅立った直後、突然のことに頭が真っ白になりながら、「今、何をしてあげればいいのだろう」「身体を冷やすのに、冷蔵庫や冷凍庫を利用してもいいの?」と戸惑われる方は少なくありません。
この記事では、ペットが亡くなった際の安置について、冷蔵庫・冷凍庫を使う場合の考え方や注意点を、お伝えします。
ペットの身体を冷蔵庫に入れるメリット・デメリット

大切なペットの身体を冷蔵庫や冷凍庫で安置するのは、事前に把握しておくべきポイントが存在します。
ここでは、ペットの身体を冷蔵庫等で安置するメリット・デメリットを解説しています。
ペットの身体を冷蔵・冷凍するメリット
冷蔵庫や冷凍庫で安置する最大のメリットは、お部屋の気温に関係なく低温状態をキープできる点です。
保冷剤やドライアイスを交換する手間もかからず、安定して冷やし続けることができます。
しっかりと身体を冷やしてあげられるのでペットを暑さから守れますし、ご家族様が落ち着いて見送る準備を整えられるのも利点といえるでしょう。
ペットの身体を冷蔵・冷凍するデメリット
ペットの身体を冷蔵・冷凍するデメリットとして挙げられるのが、衛生面です。
食物を保管する場所に亡くなったペットの身体を安置する事を、気にされる方も少なくありません。
また、「何年経っても、冷蔵庫を開けるたびに亡くなったときのことを思い出してしまう」という飼い主様もいらっしゃいます。
冷蔵庫のスペースに限りがあるため、安置できるペットはハムスターや小鳥、モルモット、フェレット、小型の亀といった身体の小さな子たちに限られてしまうという物理的な問題もございます。
冷蔵庫という生活必需品と、ペットを亡くした記憶が結びついてしまい、気持ちを立て直すのに時間がかかるのもデメリットといえるでしょう。
ペットの身体を冷蔵庫・冷凍庫で安置する方法

ペットの身体を冷蔵庫や冷凍庫で安置するには、どのような点に注意すれば良いでしょうか。
ここでは、安置の方法や注意したいポイントについて解説しています。
ペットの身体をきれいにする
これまでの感謝を込めながら、ペットの身体を優しく清めてあげましょう。
ガーゼや柔らかいタオルをぬるま湯で濡らし、全身を清拭していきます。
特に口や鼻、お尻はフードや体液などで汚れやすい箇所です。
濡らしたガーゼなどでふやかしながら、丁寧に拭いてあげましょう。
毛並みが乱れているところはブラシなどで優しく整え、手足を軽く曲げて眠っているときのような姿に整えます。
タッパーなどに寝かせる
身体がきれいになったら、冷蔵庫の中へ安置するための準備を進めます。
余裕をもってペットの身体を納められるサイズの密閉容器を用意してください。手近で調達できるものとしては、タッパーなどが良いでしょう。
ペットシーツの上に柔らかいタオルや毛布を敷き、ペットを優しく寝かせます.
最後に水分が周囲についたりするのを防ぐために、蓋をしっかりと閉めてから安置します。
安置の際の注意点
冷凍庫に入れて安置する場合は、火葬を行う直前まで容器を外に出さないようにしましょう。
固くなった身体を出し入れすると、温度変化によって結露が起き、身体の傷みが急激に進む原因になります。
家庭用の冷凍庫で安置ができる期間は、およそ1週間程度までが目安と考えましょう。
冷蔵庫や冷凍庫以外で安置する方法

大切なペットをお見送りするまでの間、冷蔵庫や冷凍庫以外で安置することもできます。
ここでは、お部屋の中でお身体を一定期間しっかりと保冷するための具体的な方法を解説します。
ドライアイスを使う
一般的なご家庭で手に入るものの中で、最も保冷力が高いのがドライアイスです。
スーパーやホームセンターなどで購入できますが、時間が経つと気化して消えてしまいます。
火葬までの予定に合わせて、必要な分だけをその都度調達するようにしましょう。
必ずタオルや厚手の紙などで緩めに包み、お腹のあたりを中心に冷やしてあげることが大切です。
ドライアイスは二酸化炭素を固形化した物ですので、使用される際は必ず換気ができるようにして下さい。
発泡スチロールの箱に安置する
保冷剤やドライアイスの効果をより高めるには、断熱効果が非常に高い発泡スチロール製の箱を使用するのもひとつの方法です。
段ボール箱に比べて外の熱気をしっかりと遮断してくれるため、ペットの身体を低温に保つことができます。
蓋を閉めることでより保温性が高くなりますが、ドライアイスを入れた状態で密閉するのは危ないので、ドライアイスでお身体を冷やす場合は、蓋をずらして安置をして下さい。
お部屋での安置については、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
場合によっては早めの火葬も検討する
真夏の暑い時期や、身体が大きくて十分な保冷が難しい大型のペットの場合、長期間の保冷が難しくなります。
場合によっては火葬の予定を早められるよう、ペット火葬業者の方と相談をしながら、飼い主様自身の予定を調節しましょう。
ペット火葬業者に相談をしてみる
上記のように真夏の時期や大型のペットの場合は、安置に対し不安があるかと思います。
その場合は、ペット火葬業者にご相談下さい。
霊園によってはペットの安置サービスといったお体を沐浴し、季節やペットの大きさに関わらず、専用の霊安室で安置を行っているところもあります。
詳細はこちらからご確認下さい。
まとめ

ペットの身体を冷蔵庫や冷凍庫に入れて保冷するのは低温を保てるというメリットがある一方、衛生面の問題や悲しみが癒えづらいというデメリットも存在します。
お部屋の中でもドライアイスや発泡スチロールの箱を上手に活用すれば、一定期間の安置は可能です。
ご自宅での安置の準備がうまく整えられない場合や、夏場などで保冷に不安があるときは、少し早めの火葬を検討するなど、その子にとって最適な方法を選んであげましょう。
愛ペットグループでは、ペットのお見送りに関するご相談を承っております。
お困りの方はどうぞお気軽にご相談ください。