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近年では、ペットも人と同じようにお別れが行える「ペット火葬」が一般的となっています。
ペット火葬の際、「この子との思い出の品を一緒にお棺に入れてあげたい」とお考えの方や、
「当日何を持って行けばいいか分からない」と悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ペット火葬での持ち物や副葬品について何が必要なのか、何を用意すればいいのか、しっかりと把握が出来ていない方もいると思います。
そこで今回の記事では、ペット火葬へ当日持って行くと良いものや副葬品についてお話をしたいと思います。
最後までご覧いただき、ぜひ参考にしてくださいね。
ペット火葬の際にあると良い持ち物とは?
お数珠
ペット火葬当日に何を用意すればよいでしょうか。
まずは、お数珠を用意する事をおすすめします。
近年のペット火葬はお人様のお別れと差異がありません。
お焼香やお線香をたてることが出来るペット火葬が増えております。
お数珠はぜひ用意しましょう。
お数珠をお持ちではない場合は、ペット火葬業者で借りられる場合もありますので事前に確認しておくといいでしょう。
お写真
ペット火葬の際には、ペットちゃんのお写真を用意し持参するとよいでしょう。
ペット葬儀やお焼香をする場合には、祭壇に飾る用で必要になる可能性もあります。
事前にペット火葬業者から持って来るように指示がある場合もありますので、お気に入りのペットちゃんのお写真を数枚事前に選んでおくといいですよ。
大きさは、一般的なL版のサイズで大丈夫です。
なかにはスマートフォンや携帯に保存してあるペットちゃんの写真を使用して、祭壇に飾ってくれるペット火葬業者もあります。
カメラや携帯
ペット火葬の際に、カメラや携帯電話を準備される方が多くおられます。
ペットちゃんの姿を写真を撮られたり、中には動画を撮られる方もおります。
お日にちがたち、心の整理がついた時に撮った画像、動画をペットちゃんとの思い出としてご覧になられる方も多くおります。
もちろん、お辛い場合は無理に撮る必要はありません。これはご家族様のお心次第の事です。
また、撮る事で、お別れの当日に仕事や用事でお別れが出来なかったご家族様にお見せすることが出来ます。
ご家族様に心残りをつくる事はありません。
ハンカチ
ペット火葬に用意をする物として、ハンカチは必需品ですね。
ペットちゃんとのお別れとなるのですから、どうぞ、ハンカチを忘れずに持って行ってくださいませ。
カバン、袋
ペット斎場やペット霊でのご火葬の場合はカバンや袋を持って行くと便利です。
当日、お骨をご返骨される際は、お骨壺を持ってきて頂いたカバンに納めて連れて帰られる方もおります。
また、一緒にご火葬が出来なかった大切な副葬品を持って帰られる際にもお使いになられます。
ペット斎場やペット霊では、線香ろうそくはもちろん、様々な可愛らしいメモリアルグッズも販売しております。
当日購入されたメモリアルグッズを持ってきて頂いたカバンに入れるのも良いでしょう。
ペット火葬業者には紙袋といった袋を準備している所もあります。
ペット火葬業者が用意した袋を使用されるかはどうぞご自分でお決め下さいませ。
副葬品は必要?
副葬品とは
副葬品とはどういった物のことを指すのでしょうか。
副葬品とは亡くなった後も天国で不自由しないようにという意味合いで、本来故人の思い出の品やお花、お供え物などを一緒にお棺に入れて火葬する品物のことを指します。
共に暮らしたペットちゃんが天国へ旅立つ時にも、人と同様にペットちゃんのお棺にお供え物やお花を添えて一緒に火葬する方が多くいらっしゃいます。
その際、どういった副葬品をご準備すべきかご案内いたします。
お花
前述のとおり、ペット火葬には副葬品として、お花をペットちゃんのお棺にお飾りし、ペットちゃんの周りをお花で華やかにしてあげたいと思われる方が多くいらっしゃいます。
ペット火葬では、人の葬儀の供花のように仏花や白い花でなくても構いません。
花の種類に決まりもありませんので、ペットちゃんをイメージした素敵なお花を飾ってあげてください。
例として、カーネーションやガーベラ、向日葵といった可愛いお花を選ばれる飼い主様が多くおられます。
ただし、色の濃いお花を副葬品として選ばれると、ペットちゃんのお骨にお花の色が移ってしまう可能性があります。
そうならないためにも淡い色のお花を選んであげた方が安心です。
また、プラスチックの造花は一緒にご火葬は出来ません。
棘のあるお花は、棘でペットちゃんが痛い思いをしてしまいますでのこちらのお花も避けてあげましょう。
香りの強いお花、ドライフラワーも避けた方がいいでしょう。
ごはん
ペット火葬の際、ペットちゃんが食べていたごはんやお気に入りのおやつをお棺に一緒に入れてあげたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
フードやチュールはもちろん、リンゴやパン、お芋を持って来られる方もおります。
プラスチック製のパッケージからは出して、ティッシュなどに包んで添えてあげてください。
缶詰に入っているご飯は一緒にご火葬は難しい為、缶詰から出してサランラップにお包みをして頂きましたら、一緒にご火葬が可能です。
ただし、お水やミルクといった、液体系は一緒にご火葬が出来ませんので気を付けましょう。
その他
ペット火葬では、「ペットちゃんが天国で寂しくないように」との思いから、ご家族様の髪の毛をペットちゃんのお棺に添える方がおられます。
髪の毛を入れたい場合は、ペット火葬業者によっては一緒に火葬ができない場合もありますので事前に確認しておくようにしましょう。
愛ペットグループでは、出棺用として布製のお棺「天使のおくるみ」をおすすめしています。
赤ちゃんのおくるみの様な白く、可愛らしい形のお棺です。
こちらのお棺にペットちゃんのお体をお包みしてお別れが出来、お骨にも影響を与えない優しいお棺です。
ペットちゃんと一緒に火葬しても燃え残らず、環境にも配慮した特殊な素材を使用しいるため、ペットちゃんを安心してお見送りできます。
ご興味のある方は、ぜひ下のページをご覧ください。
天使のおくるみ
https://ipetshop.stores.jp/items/600e5e9d3186252e2b233c19
天使のおくるみのご説明動画
副葬品について注意点
ペット火葬では、お棺に一緒に入れることが出来ない副葬品があります。
ペットちゃんのお骨に影響を与えてしまう物や一緒にご火葬が法律で禁止されている物がございます。
以下に紹介している物が火葬できない副葬品になるため、お棺に入れないよう注意をしてください。
【布製品】
ペット火葬では、お布団やお洋服、タオル類など布製品を一緒に火葬することが出来ません。
布類が燃えると灰や煙が大量に発生するため、ペットちゃんのお骨がすすで汚れてしまう可能性があります。
ペットちゃんのお骨を綺麗に残してあげるためにも布製品をお棺に入れるのは避けましょう。
それでも、一緒にご火葬をしたい場合は、一旦ペット火葬業者にご相談下さいませ。
【紙類や木材】
ペットちゃんのお体を段ボールや木製のお棺に納める方がいらっしゃると思います。
安置して頂く際は、段ボールや木製のお棺に収めて頂いて大丈夫ですが一緒のご火葬はおすすめする事は出来ません。
紙類や木製の物を一緒に火葬すると、すすや灰がペットちゃんのお骨に付着し汚れてしまう事があります。
ペット火葬業者にも断られるケースもあるため、段ボールや木製のお棺を使用することは避けましょう。
【プラスティック製品や金属】
ペット火葬では、プラスティック製品や金属類をお棺に入れることは出来ません。
プラスティック製品は有毒ガスを含んだ煙を発生させる危険がありますし、悪臭の原因にもなります。
金属は燃え残ってしまい、お骨に付着する可能性があります。
副葬品として、プラスティック製のおもちゃや金属が付いている首輪やハーネスを選んでいないか確認しておきましょう。
お別れの際は、ペットちゃんのお傍に供えて頂いて大丈夫ですが、ご出棺の際はお取りして頂く事になります。
【お金】
日本では昔から六文銭(ろくもんせん)という、亡くなられた方が三途の川を渡る際に支払う渡し賃として大切なお金がありますが、
お金を燃やすことは違法にあたる為、注意しましょう。
しかし、「ペットちゃんが天国でお金に困らないように」という思いから、なかにはお金をお棺に入れてあげたいと考える方がいらっしゃると思います。
その場合は、お金ではなく、上記にありますご飯やおやつ、お花を沢山用意しましょう。
たくさん持って行って貰う事で、天国にいるお友達と一緒にご飯を食べて貰いましょう。
副葬品は入れなくてもいい?
ご家族様のなかには、「ペットちゃんのお骨を綺麗に残してあげたい」という思いから副葬品を何も供えないという方もおります。
副葬品を供えるか、供えないかはペットちゃんのご家族様である、飼い主様ご自身のお心次第です。
ペットちゃんの為に、と難しく考えず、飼い主様であるご自身がどうしたいかが大切です。
お花を1輪だけ供えるだけでも、立派なご供養です。
最後に
今回の記事ではペット火葬の際、ご準備した方が良いものや副葬品についてお話してきました、。
近年では、ペットちゃんのお葬儀もお人様と変わらなくなってきていますので、人の火葬や葬儀を参考にするとよいかもしれませんね。
副葬品では、お棺に一緒に入れられる物と入れてはいけない物について紹介しました。
特に入れてはいけない物のなかには、ペットちゃんのお骨に明らかに影響をおよぼしてしまう物や法律で禁じられている物もあります。
ペットちゃんのお骨が黒いすすで汚れてしまっては可哀想ですよね。
ペットちゃんのお骨を綺麗な状態で残してあげるためにも、悔いのないよう事前にしっかりと確認をして副葬品や持ち物の準備をしましょう。
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