小動物(インコや小鳥・ハムスター)が亡くなった時の安置方法や安置可能日数はどれくらい?

犬や猫が主流のペット業界ですが、インコや小鳥・ハムスターやうさぎなど小動物と暮らしているご家庭も多いかと思います。
そんな小動物たちは残念ながら亡くなってしまうのが早く、お別れを経験するのが多くなってしまいますよね。
では、実際小動物たちが亡くなってしまった時はどのように安置するのが最適なのでしょうか。

火葬まで日が開くご家族様もいるかと思いますので、適切な安置をして長く綺麗な状態で保管できるよう、今回は小動物の安置について詳しく解説していきます。

安置方法

2安置方法 小動物(インコや小鳥・ハムスター)が亡くなった時の安置方法や安置可能日数はどれくらい?

冷蔵庫で保管する

ハムスターや小鳥などの手のひらサイズの小さなペットは、冷蔵庫で安置するのがおすすめです。
タッパーや小さな箱に柔らかい布を敷き詰めて、ふかふかにして寝かせてあげましょう。
さらに、好きだった食べ物などを枕元に置いてあげると、好きなニオイにつつまれながら眠れるので、なおいいですね。
蓋は気になるようでしたら閉めて保管しても、開けていても構いません。
冷蔵庫は真っ暗になり可哀想だと感じるご家族様もいらっしゃることかと思いますので、日中は一緒にお部屋で過ごして、就寝時間だけ冷蔵庫で寝かせることがおすすめです。

室内で眠らせる

冷蔵庫で寝かせない場合は、冷房の効いた室内で寝かせてあげましょう。
その際は体をしっかりと保冷する必要があります。

小動物は体が小さいので、大き目の一つの保冷剤で事足りるでしょう。
数時間して保冷剤が溶けてきたらこまめに入れ替えて常に保冷しておきましょう。
冷たくしておかないと、あたたかい環境だと腐敗が早くなってしまうので、綺麗な状態で旅立てるように安置はしっかりと冷たくしてくことが求められます。

安置が可能な日数

3安置が可能な日数 小動物(インコや小鳥・ハムスター)が亡くなった時の安置方法や安置可能日数はどれくらい?

自然のままでの安置

保冷などせず、自然のままで安置したいというご家族様もいらっしゃるかと思います。
その際の安置可能日数は夏場だと1~2日程度、冬場でも2~3日程度が限度となっています。
火葬はなるべく早めに依頼するようにしましょう。

保冷剤での室内安置

保冷剤をこまめに変えて安置を丁寧にした際の安置可能日数は、夏場だと5~7日・冬場だと7~10日程度となっています。
室内で寝かせる際は夏場は冷房をしっかりと付け、冬場では暖房を切り涼しめな部屋で安置することは心がけましょう。

保冷剤はしっかりと溶ける前に交換し、ばっちり体を冷やし続けることも求められます。

冷蔵庫での安置

冷蔵庫で安置している際の安置可能日数は季節問わず10~20日程度可能です。
しかし、やはりご遺体の状態などによっても異なるため、火葬の日の検討は早めにしておきましょう。

冷蔵庫は暗くて寂しいと思い抵抗があるご家族様もおられると思いますが、長く一緒に過ごしたいご希望があるなら冷蔵庫で寝かせてあげましょう。

火葬を依頼する

4火葬を依頼する 小動物(インコや小鳥・ハムスター)が亡くなった時の安置方法や安置可能日数はどれくらい?

動物種によっては受け入れできない施設もある

安置ができたら、次は火葬の依頼をしましょう。
小動物の火葬は動物種によって受け入れてもらえる施設があったりなかったりしてしまうため、ご自身のペットの火葬が可能かどうか事前に確認しておきましょう。

小動物は基本的にインコ・ハムスターなど動物種が明確に描かれているペット火葬業者もあれば、小動物とひとまとめに描いてある業者もあるので、不安な際はお気軽にご相談くださいね。

適切な安置をして綺麗なままで見送ってあげましょう

5適切な安置をして綺麗なままで見送ってあげましょう 小動物(インコや小鳥・ハムスター)が亡くなった時の安置方法や安置可能日数はどれくらい?
小動物の安置はとても重要であることがわかりましたね。
動物はどうしても亡くなってしまうと腐敗が始まってしまうので、体が冷えてかわいそうだと思っても、きちんと保冷してくことが求められます。

小さなペットは冷蔵庫での保管がおすすめです。室内で寝かせる際は保冷剤が絶えないようにこまめに変えてきちんと安置しておきましょう。
適切に安置することで、長くきれいな状態で最期の時を過ごすことができるので、気にしておきたいですね。

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中村 千尋
「すべての動物たちが幸せに過ごせること」を願い、愛玩動物看護師として動物病院で勤務しています。 2020年・2021年と猫と犬を1頭ずつ見送り、現在は犬2頭と生活中です。
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