犬や猫のペットが亡くなってしまい、ペットの葬儀をしてあげようと思った際、葬儀は火葬前にするのか、火葬後にするのか、迷われることもあるのではないでしょうか。
犬や猫のペットの葬儀とは、ここでは主にペットのお葬式のことを差します。人の葬儀の場合、多くの地域では火葬前に葬儀を行いますが、地域では火葬だけ先に済ませて、後程、葬儀を行うことが慣習になっているところもあります。ペットの葬儀は、まだまだ歴史が浅くペットならではの葬儀の行い方というのは少なく、ほぼ人間と同じように執り行われます。つまり、多くのペットの葬儀業者では、火葬前に葬儀を行うプランを揃えています。そういったペット葬儀のタイミングについてお話ししていきたいと思います。
そもそもなぜ、葬儀は火葬前、火葬後があるのか。
これは主に人間の話ではありますが、地域によって、前に葬儀をするのか、後に葬儀をするのか違いがあります。おそらく、関西や関東では、葬儀は先に行うことが通常かと思いますが、北海道では雪がよく降ったため、お骨にして雪がおさまった時期に葬儀をしようという考えであったり、暑い地域では遺体の腐敗が進んでしまうため先に火葬してから後で葬儀をしようという地域もあるようです。
後で火葬を行うことを“骨葬”とも言い、地域によって違いがあります。更に言うと、漁師町・炭鉱が盛んだった地域などは仕事で多くの人が参列出来ない事がよくあり後程、盛大に葬儀を行うケースも多かったそうです。
ペットに関しても、今後そういった考えのもと、火葬後に葬儀を行うといった地域もでてくるかもしれません。(ただ、現在のところ、弊社でも北海道、東北や暖かい地域などでのペットの葬儀業者のプランを確認しましたが、多くは先に葬儀を行う形式をとっていました)
犬や猫のペット葬儀の流れについて
ペットの葬儀、火葬の基本的な流れは下記にようになります。
もし葬儀ができなかった場合に火葬後に葬儀はできるの?
もちろん、可能です。原則的に、葬儀は上記の流れとなりますので、火葬後に遺骨を持ち帰るなどして、自宅で皆さんと手をあわせる場合は、「供養」となるかと思います。業者によっては、火葬後に葬儀をお願いしたいと言えば、対応してくれるところもあるかと思いますので、まずは確認してみることをおすすめします。
ただ自宅に持ち帰っても、納骨しても、ペットにも、人と同じように四十九日であったり、一周忌などもありますので、そのタイミングで供養という形で、ご家族で集まって、ペットに手を合わせてあげることもひとつかと思います。こういった四十九日や一周忌などのプランは、民間業者やお寺でも、設けている場合がありますので、確認してみましょう。
まとめ
葬儀自体は、形式的にペットの場合は火葬前となることが多いですが、火葬後に遺骨を持ち帰り、葬儀のような形で、供養をしてあげることも一つの方法かもしれません。ペットの葬儀にも特に決まりや習慣はありません。飼い主様が、どうやってペットを見送ってあげたいか、どうやって供養をしてあげたいかが大切かと思います。
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