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今やペットブームの域を超えて、どのご家庭でも何らかのペットを飼われている方が多くなってきたと思います。
一昔前は、ワンちゃんや猫ちゃんを飼っていても一頭だけ、ましてや室内で一緒に過ごすことはない・・・などペットを取り巻く環境も変わってきていると思います。
シーズー、ミニチュアダックス、トイプードル、スコティッシュホールド、マンチカンなど、ペットも品種や血統にこだわり、多頭飼育の方も多いようです。
ペット用のグッズも増えて、ペットが食べるフードも健康志向に、医療も発達して今では猫は20歳時代の到来か、とも言われています。
住環境の変化により、大型犬から小型犬へ。犬より猫。集合住宅で飼育しやすい小鳥や爬虫類、兎なども人気が出てきたようです。
自宅の近くで野良猫ちゃんが交通事故で怪我や亡くなっているのを見かけた場合、どうすれば良いい?
昨今、ペットブームで増えるペット数の中、めったに野良犬を見かけなくなったと思いませんか?
めったにどころかほとんど見かけることがありませんよね。
勿論、野良犬がいれば保健所が対処したりレスキューボランティアが保護したりすることで、より見かけることが少ないのでしょうが、それにしてもあまり見かけないと思います。
相反して野良猫は、まだまだあちこちで見かけることがありますよね。
外飼いといって自宅には入れないけれども地域の方が餌を上げたり病院に連れて行ったり、ボランティアでお世話している人がいる場合もありますが、純粋に飼育者が不在の野良猫を見かけることもあります。
それでは、もし自宅の近くで猫が亡くなっているのを見かけた場合、どうすれば良いか?迷いますよね
猫ちゃんの確認【飼い主さんがいるかもしれない】
先ず、第一にその猫に飼育者がいるのかどうか? の確認が必要です。
首輪がついていたり身体が綺麗な状況であれば、自宅を飛び出して迷子になっている猫の可能性がありますし、猫を見かけた場所の近くの家の方に聞いてみるのも良いかもしれません。
それでも分からない場合は、市役所(保健所)へ問い合わせると窓口がありますので引取りなどに対応をしてくれることが多くなります。
また、公道上の場合は、「道路緊急ダイヤル#9910」という窓口がありますので、そちらへ問い合わせても対応しくれる場合があります。
事故で怪我や亡くなった時の対処方法
その他、道路上であれば二次災害を防ぐために、可能であれば猫を道路の端に寄せるなどしておけば、より万全です。
まだ猫に息がある様子ならば、ご自身で病院に連れていき治療を施すということも可能です。
その場合(事故等の被害を受けた場合を除く)はあくまでも治療費の負担は発見・保護された方となります。
また、明らかに野良猫と分かり、ご自身で葬儀や火葬を民間の斎場に依頼する場合も同様で、ご自身で費用負担を行うことになります。
その場合の注意点ですが、ペット霊園や斎場では必ず申込者(仮の飼い主)として、火葬を依頼する必要があります。野良猫だからといってご自身の名前を名乗らず費用負担だけして火葬を依頼することは、依頼を受けるペット霊園側として問題があるからです。
名義不在の火葬は、ペット霊園が不特定の人から依頼を受けて道路上の野良猫などを火葬、処分しているということになり、それは廃棄物処理業者として見られる可能性がありますので、あくまでも愛玩動物の火葬依頼として「申込者と申受者」の関係が必要になります。
野良猫ちゃんも供養ができる
もちろん、出会って数時間、数日の野良猫でも情がわいたりかわいそうな境遇に何とかしてあげたいと思う方は多いと思いますので、その時は一時的でも飼い主となってあげて、猫に名前を付けてあげてください。多くのペット霊園でその様な恵まれない境遇の猫のための引取りプランというものがありますので、最低限の供養を行うことも可能です。
仮に野良猫として過ごしてもそのように最期に名前を付けてくれた方がいると、きっと虹の橋でも喜んでくれるでしょう。
最後に
最後に。
野良猫が亡くなっているのを発見した場合、何とかしてあげたいと思う方も多いでしょうが、適切な対処が必要ですので、先ずは猫の保護者がいる可能性も考えて道路緊急ダイヤルや市役所(保健所)へ連絡しましょう。それらも踏まえて自宅の庭で亡くなっているケースや野良猫と分かり、発見者の方が供養をすることが出来てその気持ちがある場合は、ペット火葬会社やペット霊園に連絡をしてみるのも「供養」として良い方法と考えます。
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