炎天下の中、少し買い物をするため、犬を車の中においていったことがあるという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
実は犬を炎天下の中で車の中に置いておくことは大変危険な行為です。
ここでは夏場に犬を車に置いておく危険性についてお話ししてきます。
車内の気温
車内の温度は、炎天下(室外35度程度)の場合、エンジンを切り、その後30分以内に40度まで上昇し、1時間後には50度まで上昇したという実験結果があります。
室外よりも温度が上昇する理由はエンジンの余熱や、アスファルトの熱さが影響しています。
赤ちゃんや子供でもよく、娯楽店などで車内に置き去りにしてしまい亡くなったなんて事件のお話はよく聞かれるかと思いますが、大人でもこの温度は耐えられないかと思います。
犬の熱中症について
犬は、人間以上に体温調整機能が弱く、パンティング(口をハーハーする行為)などを行い、温度調整を行います。
しかしこのような状況の場合は、すぐに熱中症にかかり、最終的には死に至るケースもあります。
また初期症状としても、パンティングや、痙攣、ふるえ、嘔吐などもありますので、もし少し暑いところにいさせてしまったかなと思い、このような症状が出ている場合は、注意が必要です。
もし車に放置してしまって、亡くなってしまったらどうすればいい?
もし亡くなってしまったと思った場合、まず、すぐに動物病院に連れて行き、獣医の診断をしてもらうことをお勧めします。
もし死亡していると診断された場合、ペットの火葬業者か、自治体での引き取りをご依頼いただければと思います。
ただ、こういった事故での死亡は、飼い主様ならず、火葬業者スタッフとしてもとても悲しいことです。
大切なペットですから、こういった事故を未然に防ぐためにも、一緒に来たがっても、連れて行くのではなく、自宅のクーラーをきかせた部屋でお留守番させるか、買い物なども一緒につれて行くことをお勧めします。
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