近年、2000年代のペットブームから、ペット医療も発展しペットの高齢化も進んできました。
そんな中でペットの介護はどうすればいいのだろう、どんなことをすればいいのだろうと気にされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではペットの介護についてお話していきます。
ペットの介護の種類について
ペットの介護といってもどんなものか想像がつかないかと思いますが、種類に分けて少しお話をしようと思います。
ペットのトイレの介護
老犬になると、腎機能が低下し、失禁、頻尿、乏尿などが起こりやすくなります。
足の老化でトイレまでいけなかったり、認知症のため、決まったところで排泄ができず、いつもと違う場所で排泄してしまうことも増えてくる可能性があります。
また、腎機能の低下で多尿になったりしてしまうペットもいます。
そういった場合は、ペット用のオムツをしてあげたり、一定のタイミングで、トイレまで連れていき、排泄を促す介護が必要になってきます。
ペットの食事の介護
高齢になると、基礎代謝が大きく減るため、肥満予防のため、低カロリー食に切り替えていく必要があります。
また、食欲不振になったり、味覚や臭覚が衰え、今までの食事を受け付けない場合も出てきます。
歯周病や歯が抜けることで、食べこぼしや痛みから食べなくなったりすることもあります。
そういった場合に、食事を考えたり、飼い主が食べさせてあげるなどの介護が必要になってきます。
ペットの散歩のサポート介護
散歩は、筋肉低下を防いでくれたり、新陳代謝をよくしたり、脳に刺激を与えたりしてあげる良い機会になりますが
ペットが老化すると、脚力の低下で散歩が遅くなったり、できなくなったりする場合もあります。
また階段を嫌がったり、散歩中歩くのをやめてしまうなど、老化してきているタイミングを散歩中に見受けることができます。
そういった場合、無理をせず、毎日ではなく、日数を変えてみる、時に抱っこして散歩をするなど、変化をつける介護が必要になってきます。
ペットの寝たきりの介護
老化や病気で、寝たきりの状態になってしまった場合、自力で歩けず、またご飯や排泄などもできないため総合的な介護が必要になってきます。
また寝たきりの場合、同じ体制で、マットや床に寝ているため、体が圧迫され、血流が悪くなり、皮膚や筋肉がダメになってしまう場合もありますので、
2時間に1回ほど体勢を変えてあげる、床を弾力のあるものに変えてあげるなどの介護も必要になってきます。
ペットの認知症への介護
視力や聴力の低下により、ペットも不安になります。認知症の問題の中で最も多いのがこの不安症になります。
できるだけ飼育環境を変えないよう努めてあげましょう。
認知症は始まってしまうと進行を遅らせることができても、止めることができません。認知症の介護は必要に応じて、していく必要があります。
進行してしまうと、夜中に歩き回る、夜泣きをする、食事の後に食事を求めてくる、名前を呼んでも反応しないなどの痴呆につながってしまいます。
まとめ
介護といっても、ペットそれぞれの状態に応じて、適切な介護が必要になってくるかと思います。
まずは、ペットの状態をしっかりと判断してあげることが大切になってくるかと思います。
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