お友達、ご近所のペット仲間、散歩で知り合ったワンちゃん友達、会社の同僚など、ペットが縁で交流が深まったという方も多くおられるのではないでしょうか。

お互いの飼い主のことは詳しく分からないけど、ペットの名前や性格などはよく知っているし自分のペットとよく遊んでくれた~とか、その様なお付き合いもあるかもしれませんね。

しかし、そんなペットもいつかは最期を迎えますし、
お友達や知り合いのペット亡くなって「何かしてあげたい」と思われた方もおられるのではないでしょうか。

ペットではなく、通常の親戚や仕事の関係者・友人・同級生などのご不幸、葬儀告別式であれば、葬儀・通夜や式場の案内が届いたりすることで電報や供花を送ることも容易かもしれませんが、知り合い・顔見知り程度だとあえて詳しく葬儀のことを聞くのも気が引けるし・・と、結局なにもしてあげられなかったというご経験はありませんか?
飼主様ご本人もペットが亡くなった場合は、ご自身の家族以外に告知する事は少ないでしょうし、後から報告しようと考えられる方も多いのかもしれません。

しかし、仮にペットが亡くなったというお知らせを事前に受け取っても何をしてあげれば良いのか分からない・・・という方も多いでしょう。

そこで、ペット葬儀社のスタッフとして、ペットを亡くした方へしてあげられる4つのことをご案内してみたいと思います。

① お香典を送る


お香典というのは、葬儀の際に一般慣習として皆様ご準備されると思いますが、私の経験上、ペットちゃんの葬儀の際にお香典を渡されているのを見たことも聞いたこともほとんどありません。
恐らく、金品を贈るとなると受け取られる側も気を使われるでしょうし、ペットの葬儀のお香典の相場というものを聞いたことがありませんので、現代社会においてペットの葬儀でお香典を包むというのは不向きなことかもしれませんね。
そこには、まだまだ亡くなったことを受け入れられない飼い主様への配慮の心情もあるかもしれません。

② お花を贈る


友人のペットが亡くなって葬儀に参列する際、一番多いのはお花を贈るケースかと思います。
お花であればペットの出棺を綺麗に飾れますし、手元供養の供花としてお渡ししても良いですよね。
お花の種類で悩む方もおられるかもしれませんが、ペットの葬儀の場合は白や黄色、特に菊などの「仏花」としてよく使われるお花でなく鮮やかな色合いでも喜ばれます。
ただ、薔薇のようなお花は枯れやすくトゲもありますし、蘭などはお祝いのイメージがあるのでお供えには向いていないかもしれません。
私の経験上、よく選ばれているお花は、向日葵・ガーベラ・キキョウ・カーネーション・カサブランカ・カスミソウ・りんどう・スターチスといったところでしょうか。
色見がソフトで優しい色のお花が好みも分かれず良いかもしれませんね。

お花の種類で悩まれる場合は、お花屋さんでペット葬儀のお供え用のアレンジをと伝えれば大丈夫かと思います。

③ お線香を贈る


お線香。これは宗教上使用しないという方もおられるかもしれませんが、お気持ちとして進呈するには非常に喜ばれますし、人によって好みが分かれにくいものですので、とても良い贈り物かと思います。
マンション住まいの方が多くなった今、お仏壇が小さくなると同じでお線香も短めのものや香りについても無煙タイプなどその種類は豊富にあります。
個人的には、お線香はヒーリング効果もあるようで日々のストレスと、ペットロスで疲れた心身を癒してくれることもあると考えます。
お線香をあげるだけではなく、亡きペットへ声をだして話しかけてあげる。そんな行為を続けるだけで少しずつ気落ちが楽になることもあります。
供養という意味だけではなく癒しの意味でもお線香の贈り物は良い品かもしれません。

④ 仏具を贈る


ペットを亡くされた方は、途方に暮れてペットロスで何も手につかないという方もおられます。日々の生活に戻ることも、気持ちが前向きになれずに・・・というお話もよく聞きます。
ただ、それでも供養をしてあげた方が良いのか?ペットの供養はどうすれば良いのだろう?
心のどこかでは疑問に思いながらも誰に聞いたら良いのか分からず、自宅に骨壺を置いているだけになってしまっている方もおられます。

その様な方へ、お線香立てや写真立て、おりんといった仏具を贈るのも気持ちの支えになり良いかもしれません。
今では、仏具と言っても部屋のインテリアを損なうようなことはなく、デザイン性に富んだ様々な商品が出ています。

愛ペットメモリアルショップ

※友人のペットが亡くなって掛けてはいけない言葉や行動※


1. 死ぬ・死んだ、「死」という言葉を頻発する
2. 亡くなった原因を詳しく聞く
3. また飼えば良いという軽率なアドバイス
4. 葬儀や供養の内容について過剰なアドバイス

ペットを亡くされた方は、傷心でどうしようもない気持ちに陥っています。
亡くなったことを受け入れられずに、どうすれば良いのか分からなくて困っている人も多いでしょう。
亡くなったという連絡があれば出来るだけ早く、折り返しの返事をしてあげるべきですが、所詮ペット、代わりがいると思う・・・というような言葉は絶対にNGです。ペットは家族のようなもので唯一無二ですから、代わりになれる存在は決していません。
先ずは聞き役になって、ご自身がペットを亡くした経験者であれば、お見送りの経験談を伝えてあげても良いでしょう。
もし、葬儀の期日や場所が分かるのであればお花を贈ってあげるなど、気持ちの伝わるものであればきっと喜ばれます。
詮索しすぎないで、そのペットの事についてよく聞いてあげれば、ペットを亡くした友人の方も話すだけで気持ちが楽になることもあります。

まとめ


ペットを亡くしたことがある方も、そうでない方も、ご自身が大切なものを失ったときの気持ちを想像し、対応してあげれば良いのではないでしょうか。
長い方でしたら20年以上も共に暮らしたペットですので家族同然。また、ペットの場合は強い愛着、特別な感情を持った方も多くおられます。
ただ、お悔やみの言葉だけではなく何か支えになってあげたいという場合は、お花やお線香、簡易なメモリアルグッズなど、ペットを亡くされたご本人がペットロスで購入や手配に気が回らないようなお品を贈られると喜ばれると思います。
もちろん、誰かに話したい相談したいという気持ちに応えてあげて聞き役になるのも大切なことかもしれませんね。
ペットはかけがえのない存在ですから。

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中田忍
2003年からペットセレモニーに携わっています。小さなハムスターから、ゴールデンレトリバーまで、今までお見送りのお手伝いをさせて頂いたご家族様は、数千件になります。 日々、ペットの葬儀、セレモニーの現場で経験することをもとに、皆様のお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 有資格:1級 動物葬祭ディレクター