いざ、ペットの終活をしようと思っても、何をどの様に準備するべきか迷われる方が殆どではないでしょうか。人の終活、エンディングノートと違ってペットの場合、ペットの意思が聞き取れないため、人以上にどうすれば良いか考えてしまいますよね。私共、ペットの葬儀の専門家は、ペットの終活に「こうすべきだ!」という決まりはないとお伝えしています。ただ、どの様な準備をしておくべきかという“大事なこと”はありますので、ここでお話ししていきたいと思います。

ペットの終活での準備で主に大切になってくることが3つあります。

残りの時間の準備

少しずつ、高齢になってきたペットとの時間の中で、何をしてあげるべきか、どの様なことができるのかをしっかりと考え、ノート(エンディングノート)などにまとめてあげる良いでしょう。

例えば、一緒に行きたかった旅行や、ペットも泊まれるペットホテルに滞在してみるなど、思い出を作ることも良いことかもしれません。また、いつもは散歩に行かなかったのを、少し回数を増やしてみることもペットとの新しい時間の過ごし方になるかもしれません。こういった小さなこと、過ごし方も終活の準備の一つかと思います。こういった限られた時間の中で、考えることも大切になってきます。

ペットとのお別れの準備

人にしてもペットにしても、必ず死は来るものです。ただ、亡くなってからでは、最後のお別れにしてあげたかったこともうまくいかない場合があります。自分の飼っているペットが亡くなる事なんて考えたくない、という方も多いと思いますが、実際、死を目の当たりにすると焦り、動揺、悲しみという辛さから逃げ出したくなり満足いく最後の見送りが出来ないことがあります

そのため、ペットの“もしも”の時に備えて、ペットの葬儀業者、火葬方法、納骨の方法などを事前に決めていくことをお勧めしています。ペットの葬儀・火葬業者はとても多いので、しっかり自分の目で見て、“ここでお別れをしたい““こんなセレモニーにしたい”という場所・方法を決められることで、最後に「ありがとう」と伝えるお別れが出来るかと思います。

飼い主が亡くなった場合の準備

もし、自分に万が一のことがあってペットより先だった場合、この子はどうなるのだろう?と考えたことはあるでしょうか。
そこで、最近の人の終活の中で「ペット信託」という方法が出てきています。

詳しくは、「ペットのための、飼い主が終活で考えるペット信託とは?」でお話ししますが、もし、飼い主様にもしものことがあった場合、その後の飼育や費用面で、引き取り先と事前に取り決めをしておく事も一つの準備となります。老犬老猫ホームなど、ペット信託を行うことで、一緒にいる時間を不安に思うことなく、ペットと過ごすことが可能となります。
ペットの終活だけではなく、自分の万が一の時のための終活も考えていただくことが大切かと思います。

まとめ

ペットの終活の準備は、時間軸や見方によって、方法や準備が変わってくることをご理解いただけたかと思います。上記の3つのことは、いつ始められても、困ることはありません。大切なペットのために、良い終活をしていただければと思います。

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2003年からペットセレモニーに携わっています。小さなハムスターから、ゴールデンレトリバーまで、今までお見送りのお手伝いをさせて頂いたご家族様は、数千件になります。 日々、ペットの葬儀、セレモニーの現場で経験することをもとに、皆様のお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 有資格:1級 動物葬祭ディレクター