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自動車を運転して、突然、犬や猫などが飛び出してきて引いてしまった場合、どういった対応をすればいいか迷いますよね。特に飼い主がいる場合はどうすればいいかなどは、知らない方も多いかと思います。
犬や猫を引いてしまった場合、飼い主がいるかいないかで、対応は異なります。なぜなら所有者がいるかいないかで、かかりつけの動物病院があるかないか、保険で補償額を支払うかなど、対応が変わってくるからです。ここでは、主に犬や猫を引いてしまった場合の対応についてお話ししていきます。
犬、猫を引いてしまった場合、まず何をするべきか
もし犬や猫を車で引いてしまった場合は、主に3つのことを最初に行いましょう。1つ目は近くに飼い主がいるかどうかを確認すること、2つ目は自動車を安全な場所に停車させること、3つ目は近くの動物病院に連れて行くということです。もし夜中の場合でも、都内であれば夜中も診療可能な動物病院はありますので、すぐに調べて連絡をしましょう。もちろん、犬や猫を引いてしまって、動揺してしまったり、放心状態になってしまったりする可能性もありますので、気持ちを落ち着かせながら行いましょう。
怪我をさせてしまったり、死んでしまった場合の罰則や対応について
道路交通法では、犬や猫を引いてしまった場合の罰金や減点は特にありません。ただし事故自体は物損事故(保険の対象ともなります)となるため、警察に連絡し、事故証明を貰う必要があります。また、引いてしまった犬、猫などに関しては、飼い主がいるかどうかで、対応方法が異なりますのでここでご説明します。
飼い主がいる場合
実は、日本では、犬や猫を引いてしまった場合に、法律上は所有物という考えになるため、刑事上、器物破損という考えになります。保険では対物補償が適用され、治療費などが賄われます。また死んでしまった場合は、その犬や猫の血統書や、ペットタイプなのかショータイプなのかなどで、時価が決まり、時価の何割かが補償額として決まります。もちろんこういった場合は、飼い主から慰謝料を請求されることや、裁判になることもありますので注意が必要です。
飼い主が見当たらない場合
飼い主が見当たらない場合は、もし怪我をしてしまった場合は、動物病院などで、検査や治療をしてもらいましょう。ただ、もし亡くなってしまった場合は、一般道路の場合は各自治体、高速道路の場合はNEXCOに連絡をして、引き取りにきてもらうことが一般的かと思います。
自治体にお願いした場合の火葬について
もし自治体に、亡くなってしまった犬や猫などの火葬(処理)をお願いした場合、廃棄物として、ゴミと同じように焼却される場合が多くあります。もちろん自治体によっては、個別で火葬してくれる場合もありますが、現状は廃棄物として処理されてしまう現実が多くあります。
そのため、もし引いてしまって心が痛いと感じた場合や、責任を感じ、ちゃんと供養をしてあげたいと考える方は、民間の火葬業者にお願いされることをおすすめします。もちろん民間の場合は、費用が相応になりますが、しっかりと火葬、高品質なサービスでお見送りができますので、償いの気持ちは、犬や猫にも通じるかもしれません。
まとめ
上記にお書きしましたが、もし犬や猫を車で引いてしまった場合は、飼い主の確認や、動物病院への搬送などを行いましょう。もし、亡くなってしまった場合でも、ドライバーの対応次第で、飼い主の考えや気持ちは変わりますし、もし飼い主がいなくても、ドライバーの気持ち次第で、亡くなってしまった犬や猫は、しっかりと天国に行けると、私たちは考えています。
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