犬や猫のペットの火葬の日程は、仏滅、友引など、六曜を気にするべきか?

今では一人だけではなく、複数のペットを飼っている方も多いと思いますので、犬や猫のペットが亡くなってしまい、ペットの火葬日程を決める際、その日が友引(ともびき)にあたると、避けた方がいいのでは?と気にされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

スクリーンショット-2017-10-25-10.20.17 犬や猫のペットの火葬の日程は、仏滅、友引など、六曜を気にするべきか?

ペット火葬での六曜とは、仏滅、友引、先勝、大安など、六曜と言われる陰陽道から起因する暦中のひとつです。生活する中でも、何か大切な日は、六曜で思わしくない日を選ばないことから、犬や猫のペットの火葬でもそう考えてしまう方もいらっしゃるかと思います。

スクリーンショット-2017-03-11-17.14.33 犬や猫のペットの火葬の日程は、仏滅、友引など、六曜を気にするべきか?

私たち専門家の意見としては、あまり気にされなくても問題がないことを、本来は、お勧めしています。なぜならそれ以上に、家族が集まれる日や、ペットが良い状態で火葬される方が大切だからです。ここでは、犬や猫のペットの火葬の際の日程についてお話ししたいと思います。

仏教と友引の関係

現実社会の中で、六曜は生活習慣に密接に繋がっていますが、仏教と六曜の友引との関係は、実は「薄い」というのがお答えになります。六曜とは、仏滅、友引、先勝、先負、大安、赤口のことを言います。また友引とは「友を引く」と書き、亡くなった際、参列者も友に天国に引いていってしまうという考えが伝えられています。

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中国から来た暦中のひとつで、その時間、日にち、方角などの運勢についての考えのひとつです。実は、この六曜と仏教の由来が大きく違いがあり、仏教は主にインドからの考えが強く、六曜は中国からの由来となっており、全く違うところからのものです。そのため、友引だからといって、犬や猫のペットの火葬や葬儀をしてはいけないということは全くなく、本来は気にされる必要がないと考えていただいて問題ありません。

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最近の犬や猫のペット火葬での六曜に対する、お客様の考え

全く気にされる必要はないと、お話ししましたが、やはりお客様の中には、仏滅や友引などの六曜を気にされ、日程を避けるお客様もいらっしゃいます。ただ、やはり友引などを気にしたとしても、犬や猫やペットが亡くなったからという理由で学校を休めない、仕事を休めないという方が多く、実際は「意識できない」ということがほとんどです。

犬や猫のペットの火葬の日程を決める上で大切な3つのこと

ペットの火葬を決める上で大切なことは主に3つあります。

ペット火葬は、飼い主様やご家族の都合も大切

長年連れ添ったペットのお別れの大切な日です。一人よりも家族みんなでお別れをできる日こそが、ペットの火葬で一番大切なことかと思います。しかし、友引などを気にしていては、家族みんなが、合わせることができる日は、かなり少なくなってしまうでしょう。そういった意味でも、六曜などの考えに左右されず、家族が暖かく見送ることができる1日を作ってあげることが、本来ペットにとっても嬉しい日だと考えています。

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弊社法要の際の写真

ペット火葬での会社の休暇についてはこちらの記事をご覧ください。「犬や猫のペットの火葬で会社は休める

亡くなったペットへの配慮も大切

友引だからという考えでいると、物理的な問題も生じる場合があります。それは亡くなったペットの状態です。死後、長い間、自宅に安置することは実はとても難しく、夏など暑い日には、腐敗の進む時間が早い状況となります。もちろん、ドライアイスや、安置できる用品を利用すれば、遺体の腐敗を延ばすことはできます。このようなことから、日程の決定は、ペットの状態も見てあげながら決めてあげることが大切です。

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ベッド・タオル等 犬や猫のペットの火葬の日程は、仏滅、友引など、六曜を気にするべきか?

詳しい安置方法についてはこちらをご覧ください
犬や猫のペットはなくなったらいつまでに火葬しなければいけない?

火葬業者の予約状況も確認が必要

実は、飼い主様のスケジュールの他にも、ペット火葬業者のスケジュールと合うかどうかも大切になってきます。近年、ペットを飼うことが一般的になったことに加え、ペットの高齢化で、火葬、葬儀の件数も増えているのは事実で、ペットの火葬業者も日程を合わせることが難しい場合もあります。ペットの火葬業者の予約状況も確認しながら、ペットの火葬日程を決めていきましょう。

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まとめ

上記でお書きした通り、友引などを気にしている以上に、家族が集まることができる日や、ペットへの配慮などが大切になってくることは、ご理解いただけたかと思います。ただ、どうしても、日本は、迷信で、友引の考えが根付いてしまっているのも事実ですので、飼い主様が何を優先されたいかをしっかりお決めいただき、ペットとの大切な最後を決めていただくと良いのではないでしょうか。

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2003年からペットセレモニーに携わっています。小さなハムスターから、ゴールデンレトリバーまで、今までお見送りのお手伝いをさせて頂いたご家族様は、数千件になります。 日々、ペットの葬儀、セレモニーの現場で経験することをもとに、皆様のお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 有資格:1級 動物葬祭ディレクター
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