目次
大切なペットちゃんのお墓は、後々まで安心して利用できる施設を選びたいですね。
お墓探しでは、交通アクセスや費用内訳のほか、施設や設備などの詳細を事前に確認しておくことが重要です。
しかし、具体的にどういった点に着目したら良いか、分からない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、実際にお墓で起こっているトラブルを踏まえながら、より良い施設の選び方についてポイントを解説します。
お墓ではどのような問題が起こっているのか?
トラブルに巻き込まれないためには、どういった施設を選んだら良いのか?
あらかじめ情報や知識を得て、問題を回避することは、ペットちゃんの安全を守り、ご家族様を安心へと導きます。
これからペットちゃんの霊園や納骨堂をお探しのご家族様には必見!
安全で安心のできるお墓の選び方について、是非一読して、活用なさってくださいね。
ペット霊園や納骨堂で気になる墓石やお骨などの盗難被害とは?
「墓荒らし」という言葉をご存知でしょうか。
副葬品や有名人の遺骨など、金銭目的でお墓を掘削する犯罪のことをいいます。
実は、墓荒らしは近年でも発見されており、お墓における様々な事件は、皆様の身近でも起こり得る問題となっています。
そこで、ここでは近年にニュースとして報道された事件の一例をご紹介します。
お墓の事件1 ペット霊園で犬の墓石が盗難される被害
2012年11月、群馬県館林市近藤町のペット霊園「愛泉院」にて、犬の墓石(約20万円相当)が盗難被害に遭いました。
盗難の理由は判明しておりませんが、御影石の転売目的ではないかと推測されています。
なお、現地には倒れた状態の墓石も2基あったそうです。
お墓の事件2 公営墓地などで大量の花立てが盗難される被害
2020年10月、神奈川県の公営墓地「藤沢市営大庭台墓園」では、真鍮製などの花立て245個が盗まれていたことが判明しました。
市によると、被害総額は約770万円にも上るといいます。
その後、園内に3カ所ある出入口へ防犯カメラを設置したり、パトロールを強化したり、再発防止に取り組む対策が講じられ、犯行は確認されていません。
2015年7月、埼玉県の秩父市聖地公園では花立て170個、85万円相当の盗難被害が起こりました。
また、大阪府では、岸和田市墓苑や府内の民営霊園で同様の被害が起こり、兵庫県の霊園では花立ての盗難対策後、新たに線香立てが狙われる事件が報じられています。
なお、このような花立てや線香立ての盗難被害は北海道から九州に及ぶまで、全国各地で見受けられています。
仏具が盗難に遭う理由は、真鍮・銅・ステンレスなど、金属製品の換金目的と言われています。
お墓の事件3 副葬品など換金目的で起こった墓荒らしの被害
2015年11月、千葉県船橋市で金品の転売目的とする墓荒らしの男性が逮捕されました。
主に時計やアクセサリーを狙い、骨壷の中に一緒に納められていた装飾品を奪う犯行を重ねていたとのこと。
なお、千葉県内では、柏市や流山市のお墓でも同様の被害が起こり、報じられました。
お墓の事件4 墓石の倒壊など悪質ないたずらによる被害
2018年6月頃より、大阪府阪南市の2カ所の墓地で300基以上のお墓が倒壊される被害がありました。
警察の見立てでは、複数人による犯行だということです。
多数のお墓が倒されて損壊する事件は、2020年6月に群馬県でも起こりました。
2020年12月、山口県では墓石の上に乗っていたずらをする動画を投稿したユーチューバーが逮捕されました。
2021年1月には、石川県でイライラしていたことを理由に、墓石の横にある墓誌を倒壊したことで、20代の男性が逮捕されています。
ペットのお骨は手元供養でも安心できない!?悲しい盗難事件
2020年7月、高砂部屋の力士、寺沢樹さんが相撲で利用している稽古まわしの盗難被害に遭いました。
東京都墨田区の部屋で裏口のブロック塀に干していたところ、路地から軽トラックに乗った40~50代の運転手によって持ち去られたとのことです。
この事件によって、まわしと共に盗まれてしまったのは、7歳のときに死去したペットのお骨。
寺沢さんは、雄のうさぎの遺骨をアマチュア時代からまわしの折り目に忍ばせて、お守りとして手元供養を行っていたそうです。
大事なお守りを失ってしまった当時、「お骨だけでも返して欲しい」と、大きなショックを受けていらっしゃいました。
その後も寺沢さんの元へはお骨が戻っておりません。
遺骨や遺毛をアクセサリーやキーホルダーにして携帯できる手元供養品は、手軽さが魅力で、遺族の皆様に人気のあるアイテムです。
盗難や紛失にはくれぐれも注意し、大事な貴重品として取り扱ってくださいね。
ペット霊園や納骨堂で盗難やいたずら対策として気を付けたいことって?
花立てや線香立てなどの金属性の付帯品を盗難されないよう対策する
多くの墓地で盗難被害に遭っているように、墓石に付帯されている花立てや線香立てなどの金属製品は、窃盗犯に狙われる可能性があります。
ここで、皆様に知っていただきたいのは、花立ての種類。
一般的に花立てには、「ネジ式」と「落とし込み式」があります。
洗浄や設置にあたってもネジ式タイプは手間を要しますが、盗まれやすいのは、簡単に引き抜くことができる落とし込み式タイプです。
お求めの際にはネジ式の花立てを選択し、盗難対策を行いましょう。
高価な遺品の埋葬や仏具類の据え置きを避けて墓荒らし対策を行う
ペットちゃんのお墓をご用意したら、華やかに彩ってあげたいと考える方もいらっしゃるでしょう
首輪やフォトフレーム、花瓶などには高級ブランドもあるほか、伝統工芸品にあたる仏具類は、たいへん高価な製品も市販されています。
亡きペットちゃんのために、おもちゃをお祀りする方も多くいらっしゃいます。
万一のため、高価な品物や思い入れのある品物など、失って困る物は、お墓への据え置きを控えることが無難です。
お祀りする場合には、お名前を明記するなどして、盗難や紛失への対策を行っておきましょう。
また、ご主人と一緒にペットちゃんも埋葬できるタイプのお墓の場合、高価な装飾品など故人の遺品を一緒に納骨することを控えることで、大切なご家族とペットちゃんを守りましょう。
お墓参りの際はバッグなど手荷物の置き引きに警戒する
人の出入りが少ないお墓は、置き引きによる犯罪が起こりやすい環境です。
お墓参りでは、水汲みやお掃除、お花やお線香のお供えなど、両手を必要とする作業に気を取られてしまうためです。
そのため、お墓参りの際には斜めがけバッグやリュックなど、肌身離さず持っていられるバッグをご利用いただくことが理想です。
ハンドバッグやセカンドバッグなどをご利用の際は、貴重品の盗難にくれぐれもご注意ください。
お供え物は帰りに片付けて盗難対策やいたずら防止対策を行う
施設によっても異なりますが、お墓参り後、供物の持ち帰りルールが定められている霊園は多くあります。
お供え物をすぐに片付けることは、盗難やいたずら防止の対策になるほか、野生動物による食い散らしの被害を回避し、墓石の汚れを防ぐメリットにも繋がります。
快適なお墓参りの環境保全のためにも、墓地はルールやマナーを守って利用しましょう。
ペット霊園や納骨堂選び!安心できるセキュリティ対策とは?
近年では、明るく開放的なお墓が増えています。
日中はペットちゃんが安らげる静かで長閑な過ごしやすい環境であっても、深夜の墓地は盗難やいたずらの被害に遭う危険性を伴います。
また、いつでも気軽にお参りしやすい納骨堂はお参りに便利な一方、犯人にとっても立ち入りが容易な施設ともいえます。
では、お墓選びでは、どのようなセキュリティ対策が行われていることが安全・安心なのでしょうか?
ペットのお墓選びにおけるセキュリティ対策の5つのポイント
ペットのお墓選びにおいて、注目したいセキュリティ対策のポイントは次の5つです。
2.防犯対策として警備会社と提携している
3.施設の出入口や内部に監視カメラを設置している
4.スタッフや警備員が不定期に施設を巡回監視している
5.看板や貼り紙などで利用者へ防犯対策を促している
ペットの霊園・納骨堂におけるセキュリティ対策の一例(愛ペットグループの場合)
愛ペットグループでは、ペットちゃんたちの安全を守り、お客様一人ひとりへ安心をお届けできるよう、万全な環境づくりに励んでいます。
セキュリティ対策の中でも、皆様より評価されている大きな特徴は次の3点です。
2. 不審者の侵入を防ぐ最前線のピッキング対策
3. 警備や建具による防火対策にも対応
参考:愛ペットグループのセキュリティ対策
⇒https://xn--pet-5m6e9730a.com/securty/”
ペット霊園や納骨堂のセキュリティ対策とは?墓石やお骨は安全?【まとめ】
大切なペットちゃんのお墓探しでは、後々の安全と安心をお求めいただくことが最良の選択です。
そのためには、万全なセキュリティ対策が講じられているかどうかに注目してください。
1.ペット霊園や納骨堂で気になる墓石やお骨などの盗難被害
お墓では、墓石や花立てなどの金属製品の盗難や、いたずらされる可能性があり、高価な副葬品なども被害に遭う事件が起こり、報道されています。
2.ペットの手元供養品は貴重品として取り扱いましょう
別の品物を目的とした犯行によって、お骨などが盗難されることもあるため、手元供養品の取り扱いには注意する必要があります。
3.ペット霊園や納骨堂で盗難やいたずら対策として気を付けたいことって?
・花立てや線香立てなどの金属性の付帯品を盗難されないよう対策する
・高価な遺品の埋葬や仏具類の据え置きを避けて墓荒らし対策を行う
・お墓参りの際はバッグなど手荷物の置き引きに警戒する
・お供え物は帰りに片付けて盗難対策やいたずら防止対策を行う
4.ペットのお墓選びにおけるセキュリティ対策の5つのポイント
①施設の管理スタッフが常時滞在している
②防犯対策として警備会社と提携している
③施設の出入口や内部に監視カメラを設置している
④スタッフや警備員が不定期に施設を巡回監視している
⑤看板や貼り紙などで利用者へ防犯対策を促している
- 犬や猫のペットの火葬時に必要な服装と持ち物とは? - 2024年9月11日
- 実家のペットが亡くなった時、代わりにしてあげられることは? - 2024年4月21日
- ペット火葬はどんな火葬?施設での火葬や訪問火葬車での火葬の違いは? - 2024年2月23日