ペット斎場でペットのご火葬を行う場合、斎場までペットを連れて行かなければいけません。斎場までの移動方法について理解しておいた方が、万が一の際に慌てたり困ることが無く悔いのない葬儀に出来ると思いますので、ペットを連れて移動する手段について詳しくご説明したいと思います。
1. ペットを運ぶ車の必要性
通常、ペットが亡くなった場合、そのお身体をペット葬儀業者やペット霊園、斎場に運ぶ(連れていく)必要があります。
その為には、ペットのお身体を安全に搬送できる車が必要です。
一部のペット火葬業者や斎場では、専用の運搬サービスを提供していることもありますし、
ペットのサイズや重さによっては、安置台を搭載した霊柩車が用意されていることもあります。
もちろん、自家用の車でも問題はありませんが抱いて運べないような中型犬、大型犬の場合はやはり専門業者に依頼した方が良いかもしれません。
2. 移動手段
大きなペットや移動が難しい場合、ペットタクシーやペット運搬サービスを利用することができます。
これらのサービスは、ペットのお身体を専用の車で搬送し、火葬施設のあるペット霊園に届けることが出来ます。
事前に施設やペット火葬会社と相談し、適切な移動手段を確認することが重要です。
※ペットタクシー、一般的なタクシーは、ペットのお身体は拒否するところもありますので事前に問い合わせてみましょう。
ご自身の自家用車でペットを移動・運搬する場合は、移動中の車の振動やお身体の体勢により体液が漏れ出る事もありますので、ペットシートなどを体の下に敷き、首やおなかに保冷剤などを当て、施設到着後に運びやすいようにダンボールなどに安置すると良いでしょう。
自家用車を所有してない場合、小型のペットであれば通常のタクシーを利用し、運搬・移動する方法もあります。
また、その他の手段として自治体、行政に依頼する方法もあります。
この場合、ほとんどの自治体はペットのお身体引き取るだけで火葬の場所や方法、遺骨の供養については情報が提示されてないこともあります。
一部の地域の自治体では、個別火葬や返骨を対応するところもありますので、希望するサービスがあるかどうかは事前に自治体にお電話などで問合せする必要があります。
3. 自宅での火葬
自宅での火葬と言っても、ご家族自身がペットの火葬を行う事は無理でしょう。
専門のペット葬儀業者の移動火葬車による訪問火葬をお勧めします。
自宅の周辺状況により自宅そばで火葬出来ない場合もありますので、ペット火葬会社としっかり打ち合わせして下さい。
また、火葬後の供養もお考えの場合は、ペット火葬会社が納骨施設を保有しているか?法要などを行えるか?など火葬後のアフターフォローも十分に行えるかを見極めることでより良いお見送りが出来ると思います。
ペット火葬会社の中には、返骨しか対応出来ないといったところもありますが、それでは、将来的に遺骨を供養したい場合に改めて別のペット火葬会社やペット霊園をリサーチする必要がありますし、大変だなと思われる方は一貫したペットのお見送りが出来るペット火葬会社を探されることをお勧めします。
4.最後に
ペットを火葬するという手段を考えた際に、ペットのお身体を運ぶことを含めて火葬後の供養のことまで、大切なペットが亡くなる前によく準備、検討しておくこともペットへの愛情ではないでしょうか。
もし、葬儀に関して相談できる人がいないという方は、動物病院やペット葬儀を経験されたご友人にご相談するのも一つですし、知恵袋などの検索サイトを参考にしたり、事前にペット葬儀業者に問合せしておくことも良いでしょう。
何かあってからでは遅いこともありますので、気持ちに余裕があるときは、ペットの最期について少し考えてみてください。
- ペットの火葬にはペットを運ぶ車が必要? 移動手段や自宅での火葬について - 2024年2月7日
- ペット霊園では火葬が出来る?どの大きさのペットまで火葬が出来るの? - 2024年1月19日
- ペット霊園ではどんなことが出来る?(火葬、納骨、供養、葬儀、法要、お焚き上げ等)ペット霊園で提供できる様々なサービス - 2023年12月29日